ぶらっと遡上探索

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Scene-387 高麗川『新堀橋~出世橋』


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次回アップ予定:Scene-388 高麗川『新井橋~清流橋』(11/29 12:00)
[Vol-07] 今回は太平洋セメント高麗川橋梁から継続遡上して、新堀橋、出世橋水管橋、出世橋までの紹介です。では、セメント橋の右岸側から南東280mに在る、天台宗寺院の建光寺から紹介します。境内の由緒案内によると、川越市内の天台宗仙波中院の末寺で、創建は不詳、1634年(寛永11)僧尊慶による中興と云われています。山号:福徳山、院号:地福院、本尊:阿弥陀如来座像、所在:日高市新堀580。建光寺脇の馬頭観音は1842年(天保13)の建立です。




道を挟んだ建光寺の対面に稲野辺神社が在ります。創建は不詳、近くに在った古松に、鬼栗毛という名馬を繋いでおり、其の名馬の霊を祀ったと云われています。先程の建光寺が別当でした。所在:日高市新堀591。鳥居は1977年(S52)、石灯籠は1987年(S62)の建立です。


稲野辺神社から西へ170m、ナビに従って茶畑脇の細道に入ります。途中から細い凸凹の砂利道で、此の道で良いのかな?漸く河川敷ぽっい道に出ました(汗)。


市道に出て50m程先に、『#23新堀(にいほり)橋』が見えます。高麗川左岸の日高市北平沢と右岸の日高市新堀とを結び、幹線25号線が通ります。車幅1.5m、車重1.5Ton制限なので、軽トラまでが渡れますね。





 名称:新堀橋
 構造種別:7径間鈑桁
 河口からの距離:13.8km
 橋の長さ:42.53m
 有効幅員:約2m
 完成:1968年(S43)



新堀橋の西詰めから西に60m、突き当りの市道を右折して80mで左手に天台宗寺院瀧岸寺の入口が見えます。創建は不詳、僧鉄養による開山で、不動堂の裏手に落差3m程の不動滝が在り、かつては此の滝辺りに本堂が在ったと云われています。山号:長守山、院号:法泉院、本尊:阿弥陀如来像、所在:日高市北平沢1903。




瀧岸寺から新堀橋まで戻り、右岸側に移動します。南350mに在る、真言宗智山派寺院の霊巌寺方向へジグザグと進みます。境内の由緒案内によると、創建は不詳ながら、約1000年前と伝えられています。境内が蛇行する高麗川に囲まれた地で、農具の箕の形をしていた事から箕輪山、満行上人による開基に因み満行院と命名されました。明和の初めに焼失し、1769年(明和6)に中興10代秀照法印によって本堂が再建されています。境内には幹周り3m、樹高6.4m、樹齢400年のシダレザクラが在ります、春に来たいね。山号:箕輪山、院号:満行院、本尊:地蔵菩薩像、所在:日高市新堀740。武蔵野三十三観音霊場の番外第一番札所です。境内外れの東屋で朝食休憩、今回も梅とツナお握りです。






霊巌寺から東400mに在る新堀熊野神社へ行きます。此処もまともな道が無く、迂回する様な細道を進みます。創建は不詳、此の地を開拓した紀州熊野出身の新堀家の氏神だったと云われています。祭神:伊邪奈美命、速玉男命、事解之男命、天王様、所在:日高市新堀387。道端に咲くサフランぽっい奴は、イヌサフランと云う植物でアヤメ科のサフランとは別物で、毒草です。




新堀熊野神社から南西450mに移動すると、新堀橋の上流1.2km程に架かる『#24出世橋水管橋』です。高麗川左岸の日高市新堀と右岸の同じく日高市新堀との間に位置し、φ400程の水管が2本渡されています。



 名称:出世橋水管橋
 構造種別:1径間固定アーチ
 河口からの距離:15km
 橋の長さ:約50m
 有効幅員:約2m
 完成:不明



出世橋水管橋の上流隣に架かるのが『#25出世橋』で、此方は幹線69号線が通ります。





 名称:出世橋
 構造種別:3径間鈑桁
 河口からの距離:15km
 橋の長さ:51.03m
 有効幅員:約3m
 完成:1968年(S43)



出世橋から北西270mに高麗家住宅や高麗神社が在るので、其方に寄ってから終わりにします。高麗家住宅は高麗神社の神職を代々務めてきた高麗氏の住宅で、入母屋造りで茅葺です。建築年代は、慶長年間(1596~1615年)と伝えられています。江戸時代初期を代表する民家として、1971年(S46)に国の重要文化財に指定されています。所在:日高市新堀850。


高麗家住宅の南隣に在るのが高麗神社です。666年(天智5)飛鳥時代の時、朝鮮半島で唐や新羅との戦いに苦戦していた高句麗は、日本に援軍を頼もうと使者として若光を派遣しました。しかし、2年後には戦いに敗れて高句麗が滅亡してしまい、若光は帰る国を失い其の侭日本に残り、国を追われた高句麗の貴族や僧侶らも日本各地に逃れました。703年(大宝3)、若光は日本の朝廷より「高麗王」の称号を与えられ、716年(霊亀2)には現在の日高・飯能市域を中心に高麗郡が置かれ、関東一円に住んでいた1799人の高句麗系渡来人及び其の子孫が移住、高麗王若光が郡守になり、此の地域が開拓されました。其の後1896年(M29)に高麗郡は廃止されて入間郡に組み入れられています。高麗神社は高麗王若光の没後、其の徳を偲び祭神として建立されたのが始まりで、高麗大宮大明神、大宮大明神、白髭大明神と称されていた社号は、明治以降に高麗神社と称されています。747年(天正19)に社領3石の御朱印状を拝領、明治時代には県社に列格、現在別表神社となっています。
入口に在るトーテムポールみたいな柱は、将軍標で2005年(H17)に大韓民国民団中央本部によって奉納されたもので、北朝鮮・韓国の村落に見られる魔除けの為の境界標です。竿頭に鳥が止まったものをソッテ、人面が彫られたものはチャンスンと呼ばれています。祭神:高麗王若光、相殿:武内宿禰命、猿田彦命、所在:日高市新堀833。






>>>後書き<<<
次回は出世橋から継続遡上して、新井橋、獅子岩橋、高岡水管橋、高岡橋、清流橋までの紹介です。

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  1. 2017/11/25(土) 12:00:00|
  2. 高麗川

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