ぶらっと遡上探索

河川沿いの散策、橋と付近の名所を写真で紹介します。偶にSpotで色々と...

Scene-306 相模川『城南橋』


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次回アップ予定:Scene-307 相模川『佐伯橋、新佐伯橋、田原水管橋、大月線桂川第二橋梁、今橋』(11/19 12:00)
[Vol-26] 今回は谷村橋から遡上して、城南橋までの紹介です。今回の最寄り駅は富士急大月線の都留市駅、少し雲が掛かっているけど秋晴れで気持ちが良いね。


駅前の道を南東に250m程進むと、富士みちに入り寺社がずらりと並んでいます。富士みちは甲州街道大月の先から富士吉田に向かう街道の愛称で、一般的には国道139号です。先ずは、浄土宗寺院の西凉寺から寄ります。1582年(天正10)谷村に来た芝増上寺中興の祖、観智国師の弟子である深誉上人が称名院という庵を結んでいたが、里長の里吉弥次右衛門が伽藍を建てて上人を迎え、古今山称名院西龍寺と号し、後に西凉寺に改めたと云われています。寺は1646年(正保3)、1695年(元禄8)の下谷村大火で類焼、1949年(S24)の谷村大火により全焼し、現在の建物は、1972年(S47)に復興したものです。山号:古今山、本尊:阿弥陀如来像、所在:都留市中央4-4-1。南都留郡三十三観音霊場の第3番札所、都留市下谷の笈堂が廃寺となった為、西凉寺に合祀し、33番札所を兼ねています。


東隣に真宗大谷派寺院の専念寺が在ります。創建は不詳、開基は天恭院釈玄意法師で、都留市加畑から現在地に移されたと伝えられています。本山は京都の東本願寺、此処も谷村大火で本堂を焼失し、安土桃山時代から江戸時代前期に掛けての武将、秋元公が川越へ転封の際、地元へ残していかれた菩提寺泰安寺の護摩堂を解体、移築しています。現在の本堂は、2004年(H16)の再建です。山号:向富山、本尊:阿弥陀如来像、所在:都留市中央4-3-6。


専念寺の東隣に在るのが、日蓮宗寺院の東漸寺です。北条相模守重時の嫡子石河式部勝重が当地に一宇を建立し、真言宗の密法を伝えて高明院と称したのが始まりで、1329年(元徳1)に富士大石寺2世日目が当地に弘教するや、勝重は入門して日目を開山と仰ぎ、法号を日理と改め、東漸寺と改称し宗旨を転じたと云われています。山号:大法山、本尊:一塔両四士、所在:都留市中央4-3-1。




東漸寺から富士みちの裏道に入り、南西に120m進むと左手に曹洞宗寺院の円通院山門が見えます。1467年(応仁1)年に梅厳全芳居士が開基となり、観世音菩薩を勧請し円通庵が開創され、1633年(寛永10)秋元泰朝が谷村藩主となり、谷村城下町作り着手の際に竹の鼻(都留市駅前付近)から現在地に移転したと云われています。山号:大慈山、本尊:釈迦三尊像、所在:都留市中央3-5。




円通院から南150mに護国神社が在ります。1919年(T8)在郷軍人会谷村町分会により忠魂殿が造営され、西南戦争、日露戦争及び日独戦争の戦没者16柱を祀った神社で、(S16)に三吉地区が合併され戦没者65柱を合祀、(S29)には東桂、宝、禾生、盛里の4村が新たに合併され、1町4村出身戦没者718柱が祀られています。所在:都留市中央3-9-13。狛犬は1936年(S11)の建立です。




地図に載っていなかったけど、護国神社の南隣にも神社が在るね、社柱に仲町大神社とあります。創建は不詳、東に在るお伊勢山の中腹に在ったそうで、現在地に遷宮しています。祭神:天照大神、須佐之男尊、建御名方命、所在:都留市中央3-9-8。


仲町大神社から北西300m、桂川方向に高尾神社が在るので行きます。富士急大月線と家中(かちゅう)川に挟まれた場所に在り、もと谷村城の三の丸が在った処です。創建等は不詳、所在:都留市中央1-9-31。鳥居は1995年(H7)の建立です。


神社脇を流れる家中川は、十日市場の田原神社(次回紹介)付近で取水された農業用水及び小発電用の水路で、結構な水量で流れています。明治時代には、此の付近に発電所が在り、三の丸発電所と呼ばれていたそうです。現在は、谷村第一小学校脇に小水力市民発電所「元気くん3号」がグルグルと働いていますよ。小学校脇を南に100m程進むと、谷村陣屋跡の碑が立っています。1704年(元禄17)に谷村藩主の秋元喬知公が川越に転封され、谷村藩は廃藩し天領(江戸幕府直轄領)となり、此の直轄領地を管轄したのが谷村陣屋です。陣屋の名残りは無し、現在は甲府地方裁判所都留支部が建っています。




南230m程に在る浄土宗寺院の長安寺に行きます。境内の由緒案内によると、1585年(天正13)の創建で、開基は領主の鳥居元忠、開山は生誉感貞和尚と云われています。寺は1646年(正保3)の火災で焼失、本堂が1725年(享保10)に再建、1983年(S58)に修復され、此の時に棟札、寄進札、経石等が発見された事により再建年代が確認され、県の有形文化財に指定されています。山号:禅定山、本尊:阿弥陀如来像、所在:都留市上谷3-6。




長安寺から西300m程に天台寺門宗三井寺派寺院の龍石寺が在ります。かつて谷村城下町の下天神町に在りましたが、1932年(S7)に田原に在る瀧下不動尊(次回紹介)より分霊、現在地に建立され、地域住民からは「お不動さん」と呼ばれています。山号:開運山、本尊:不動明王像、所在:都留市上谷1-5-18。


龍石寺先の富士急谷村町駅脇の道から富士急大月線を越え、北西に200m程坂道を下ります。かなりの急坂なので、戻りたくなっちゃいますね(笑)。


坂を降り切ると谷村橋の上流1250mに架かる『#85城南橋』で、今回の終着地点の橋になります。桂川左岸の都留市川棚と右岸の都留市上谷とを結び、一般道が通るトラス補剛桁の吊橋です。





 名称:城南橋
 構造種別:1径間鋼吊橋
 河口からの距離:90.4km
 橋の長さ:約33m
 有効幅員:約3m
 竣工:1960年(S35)



>>>後書き<<<
次回は城南橋から遡上して、佐伯橋、新佐伯橋、田原水管橋、大月線桂川第二橋梁、今橋までの紹介です。

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  1. 2016/11/15(火) 12:00:00|
  2. 相模川

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