ぶらっと遡上探索

河川沿いの散策、橋と付近の名所を写真で紹介します。偶にSpotで色々と...

Scene-296 相模川『境川橋、桂川橋側道橋、桂川橋』


This best shot
 

次回アップ予定:Scene-297 相模川『杖突橋、千足橋、川合橋水管橋、川合橋』(10/05 12:00)
[Vol-16] 今回は弁天橋から遡上して、境川橋、桂川橋側道橋、桂川橋までの紹介です。スタートはJR藤野駅、今回も高尾駅で小淵沢行に乗換えます。ん、時間になっても発車しないね、暫くしてアナウンス「此の電車は7:47分発の河口湖行きです」。アッチャ~1本後ろの電車だね、乗りたかった電車は番線が違っていました。何時も降りたホームの反対側に止まっている奴に乗っていたので、思い込みで失敗、20分ロスでJR藤野駅に到着です。駅前の国道20号線を西に600m程進んでJR中央本線の跨線橋で線路を越します。此の辺りの国道20号線は歩道が無く、代わりに中央自動車道の高架下に歩道が在ります。550m程進むと関野宿本陣跡の案内板が立っています。関野宿は諏訪番所を通り甲斐の国に通じる最後の宿という事もあり、重要視されていた場所で、本陣、脇本陣を備えた宿場でしたが、1888年(M21)と其の後の2度の火災で焼失していまい、本陣の名残は何も在りませんね。




更に80m進むと、右手に曹洞宗寺院増珠寺の入口が見えます。参道入り口には柵が在りましたが、フックを外してお邪魔します。1512年(永正9)に北2km程、大日野原に在った古寺を功雲寺7世潮翁能音大和尚により黒澤山隠棲寺と称して開創されましたが、其の後火災により焼失、1785年(天明5)一堂快鞭大和尚の時、関野宿に移転改築されたと云われています。関野宿出身の追手風喜太郎は1831年(天保2)に4代目追手風となり大関まで昇進した大相撲力士で、所縁のお寺になります。山号:龍渕山、本尊:延命地蔵菩薩像、所在:相模原市緑区小渕1273。津久井三十三ケ所観音霊場の第25番札所です。


増珠寺前から国道20号線を120m進み、裏道に300m程入ると三柱神社の参道前に出ます。境内入口の由緒案内によると創建は不詳、唐土(からつち)明神を祀った関野・小渕の鎮守です。1849年(嘉永2)に力士追手風の寄進により本殿が再建され、1873年(M6)に大牟礼神社と八坂神社が合併され三柱神社と改称されています。祭神:軻遇突智神、大己貴命、素箋嗚命、所在:相模原市緑区小淵1025。境内に可愛らしい女神様が居ますよ。石灯篭は1826年(文政9)の建立、鳥居は1971年(S46)の奉納です。




三柱神社入口の崖下に国道20号線が見えます、地図には載っていませんが右手の坂道を下ると出られそうなので行って見ます。70m程下りるとJR保線区域の入口で新小渕トンネル前に出て、左手に国道への道も見えます。時刻表を確認すると下り列車がそろそろ来ますね、此処で暫し撮り鉄用の小休止です(笑)。


国道20号線を300m程西へ進み、名倉入口で左の脇道に入ります。250mで途中の境沢に架かる境沢橋を渡り、100m程下ると『#38境川橋』ですが、手前の段丘上に寺社が固まっているので先に寄ります。乙女坂を600m程上がると最後の右カーブ脇に諏訪関跡の史跡案内が在ります。此処は境川番所・境川口留番所とも呼ばれ、通行取り締りと物資出入り調べ、高瀬舟取り締まりと徴税、鶴川渡し場取り締り、通行手形改めなど行なっていた場所で1871年(M4)に廃止になりました。所在:上野原市諏訪木のはけ20。






途中に見掛けた綺麗な花を載せます。胡瓜の花に似たエンジェルトランペット、胡瓜はウリ科、此奴もウリ科です、花と葉っぱにアルカロイド系の毒を含んでいるので触らないでね。5弁の赤い花はモミジアオイ、フヨウの仲間です。実が逆立ちした茄子の様な奴、偶に見掛けるけど名前は知らなかったので検索、五色唐辛子でした。これから赤、白、黄色、緑などのカラフルに変化して、形も唐辛子の姿になります。食べられるそうですが、超辛いそうですヨ!




諏訪番所跡から700m程北西に進んで、曹洞宗寺院の慈眼寺に到着です。保福寺の末寺で、1593年(文禄2)の建立、1602年(慶長7)に桂岸祖仙首座による開基と云われています。本堂は1916年(T5)に倒壊し、1930年(S5)に再建しています。鐘楼堂は1941年(S16)の建立で、梵鐘は戦時中の供出により現在は在りません。てっ、何かブラがっているね。近くに行って見ると、ドラム缶でした。どんな音色なんだろうね(笑)。山号:護国山、本尊:十一面観音像、所在:上野原市上野原160。






慈眼寺参道入り口から北西80m程に日蓮宗寺院の船守寺が在ります。山門左の石碑に「日蓮大聖人伊豆御法難の危難を御救い申した船守弥三郎殿伊東川奈船守山蓮慶寺より分骨の地」とあり、山門裏手に在る由緒案内によると、日蓮上人が1261年(弘長1)鎌倉幕府により伊豆に流された時に救った弥三郎夫婦が、後日、日蓮より船守の御名を授けられたと云う故事によるもので、夫婦の出身地という縁から1955年(S30)に現在地に創建されたお寺です。山号:上原山、本尊:十界曼陀羅、所在:上野原市上野原185-3。


船守寺の西隣に古郡諏訪神社が在ります。境内の由緒案内によると、康治年間(1142~1143年)に武州横山党の横山三郎忠重が鎌倉幕府より古郡の里に派遣され、土着して古郡忠重と名乗り久安年間(1145~1150年)一族の氏神として古郡神社の名称で創建したのが始まりで、社額も古郡神社のまま残されています。其の後、古郡一族は和田義盛の反乱に加担し滅亡。1249年~1268年、建長寺開山僧の一人である大覚禅師が信州の豪族・上原上野介義実を伴い此の地を訪れた際に荒廃した社殿を再建し、信州諏訪大社より御霊を勧請して古郡諏訪大明神と称したと伝えられています。其の後、1577年(天正5)上野原村領主加藤信景により社殿が再建されるが、1582年(天正10)に都留郷攻めの北条氏により放火され、1604年(慶長9)に本殿が修復されています。1873年(M6)に村社に列格。祭神:建御名方命、所在:上野原市上野原210。狛犬は1995年(H7)の奉納です。参道脇に立派な杉が並んでいますが、1本が枯れており安全の為に伐採中でした。






古郡諏訪神社から約1.3kmを戻り、『#38境川橋』へ行きます。境川橋は神奈川県と山梨県の県境に架かる橋で、相模川左岸の上野原市上野原と右岸の相模原市緑区名倉とを結び、神奈川県道・山梨県道520号吉野上野原停車場線が通ります。国内で最初に架かった二一ルセン・ローゼ桁形式の橋です。橋下を上流に向かって進む土砂運搬船が見えます、相模湖に堆積した浚渫土砂を運ぶ運搬船「じんば3号」です。本日の天気予報は曇りのち晴れで、時間的には晴れの予定ですが雲が取れませんね。暗い絵になりゴメンナサイ( 🙇 )。





 名称:境川橋
 構造種別:1径間下路式鋼ニールセン・ローゼ桁
 河口からの距離:53.8km
 橋の長さ:99m
 有効幅員:約6m
 完成:1967年(S42)



境川橋を渡って右岸側に移動し、南東500m程に地図に載っている名倉諏訪神社へ行きます。途中の電線に絡みつくツル植物、葛です。紫の綺麗な花が咲き、近くに寄ると葡萄の様な甘い香りがするのに、繁殖力が尋常でなくツルは10m以上も伸びます。地下茎を除かない限り根絶は難しい植物です。蕎麦の花に似ているのはミゾソバで斜面の湿っぽい場所に生えますが、此方は1年草で可愛いね。坂道を上がって行くと左手に鳥居が見えました。ん~、普通の民家の庭先に建っているね。神奈川県神社庁にも登録が無く、検索するもノーヒット、屋敷神みたいですね。所在:相模原市緑区名倉2546-4。




170m来た坂道を下りると、次に寄る石楯尾(いわたてお)神社の方向案内板と幟柱が両脇に立つ参道入り口が在ります。途中で対向からの車が止まり、此の先で道路に倒木が在り引き返して来たとの事、人は脇から通れるみたいだけど注意して下さいネと教えられました。「ありがとうございます」、地元の人は親切だね。400m程で右手に鳥居と苔生した石段が見えたので上がります。鬱蒼とした境内かと思いきや、神門の先は綺麗に手入れされた境内でした。境内の由緒案内によると、創建は2000年以上前とされる古社で名倉の権現様とも呼ばれ、相模国の延喜式内社十三社の内の一社(小社)です。源頼朝が祈願所として御墨印75石余を寄進し、7つの大鳥居を建てたと云われ、1569年(永禄12)武田信玄の小田原攻めの際に社殿を焼失、現在の社殿は1724年(享保9)に再建されたもので、1873年(M6)郷社に列格しています。祭神:石楯尾大神、事代主神、日本武尊、護良親王、木花開耶姫命、保食神、天村雲命、中筒男、天児屋根命、火産霊神、埴山姫命、水波能売神、菊理姫命、所在:相模原市緑区名倉4524。鳥居は1915年(T4)、狛犬は1928年(S3)の建立、御神木の二本杉は神奈川県の天然記念物指定です。






脇の参道から道路に出ると、後ろに倒木が見えました。コナラですかね?根本からでなく、途中から折れて落下しています。脇を強引に通れば抜けられるけど、車に傷が付くね。近くに石楯山登山道入口が在り、傍にお地蔵さんが居ました。700m程、山道を進んで名倉沢橋に出ると視界が開け、相模川が目に入ります。尚、地図上では此処から上流は桂川の名称になっています。左前方には途中で見た土砂運搬船が係留され、浚渫土砂が陸揚げされています。右岸側の堤防造りと南側の鶴島土地改良区(農地造成)に活用されているそうです。




堤防道路を挟んだ山側の道を500m程進むと、左手の高台に臨済宗南禅寺派寺院の青苔(せいたい)寺の本堂側面が見えます。山門まで100m程の距離なんだけど超急坂、終盤なので足が思うように上がりません(ヒー)。境内の木陰で暫し休憩です。青苔寺は1395年(応永2)敕謚法光圓融禅師による開山で、開基は小俣家とされています。山号:飯盛山、本尊:薬師瑠璃光如来像、所在:上野原市鶴島611。美寶(みたから)観音は全身6mの石造十一面観音像です。山門は1996年(H8)本堂落慶に伴い竣工、鐘楼は1981年(S56)竣工。






青苔寺から北に400m程、堤防道路下の隧道を潜り河川敷へ出ます。此処から上流1.6kmまでは相模湖の延長で川の流れは緩く、川幅も200mは有るね。遊歩道にはベンチも在り、又休憩です。あれっ、ハンドタオルが無いね、そうか青苔寺で休んだ時に置き忘れたな、お気に入りだったけど戻るのも面倒なので諦めます。


400m程上流に見えるのが今回終着地点の『#39桂川橋側道橋』で、相模川左岸の上野原市新田と右岸の上野原市鶴島とを結び、隣に架かる桂川橋の側道橋(人道専用橋)です。





 名称:桂川橋側道橋
 構造種別:5径間鋼鈑桁
 河口からの距離:55.6km
 橋の長さ:約200m
 有効幅員:約2m
 完成:1973年(S48)



桂川橋側道橋の上流隣に架かるのが『#40桂川橋』で山梨県道・神奈川県道35号四日市場上野原線が通ります。昼近くになり気温も上昇、桂川橋の北詰から北西230mにJR上野原駅が在り、区切りも良いので中央本線で帰宅します。





 名称:桂川橋
 構造種別:5径間鋼鈑桁
 河口からの距離:55.6km
 橋の長さ:約200m
 有効幅員:約5m
 完成:1961年(S37)



>>>後書き<<<
先日のWindowsの自動更新インストール長かったね、1時間以上掛かりました。其の前日には、PC動作がノロノロになりイラッと来ましたが、裏でのアップデートだったんだ。インストールが長時間掛かる場合は、「此れからインストールを開始しますが、良いですか?」などのメッセージを出せ!急ぎでPCを使いたい時に、勝手に割り込むなよ(怒)。昔は、メッセージが出ていたと思ったけど?
怒り序に、EPSONプリンターにも。EP-901Aに「廃インク吸収パッドの吸収量が限界に近付いています」の表示が出て、修理交換を検索したら、昨年に修理対象期間を過ぎた機種なので受け付けないだと。使用頻度は低く、其の分、目詰まりでヘッドクリーニングを頻繁に実施していたせいか?詰まった1色だけ、クリーニングしてくれれば良いのに、勝手に全色クリーニングするからだよ!取り敢えず、動かなくなるまで使って、買い替え機種は単色ヘッドクリーニングが出来るCANONにしよう。

次回は桂川橋から遡上して、杖突橋、千足橋、川合橋水管橋、川合橋までの紹介です。

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  1. 2016/10/01(土) 12:00:00|
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