ぶらっと遡上探索

河川沿いの散策、橋と付近の名所を写真で紹介します。偶にSpotで色々と...

Scene-221 秋川最終回『南橋、無名橋、九頭竜橋、新大平橋』


This best shot
 

次回アップ予定:Scene-222 秋川の纏め(秋川に架かる橋 67) (11/07 12:00)
今回は下河原橋から遡上して、南橋、無名橋、九頭竜橋、新大平橋までの紹介で、『ぶらっと遡上探索』秋川編の最終回です。JR武蔵五日市駅から数馬行きの西東京バスに乗り、仲の平バス停で下車、40m程進むと左手眼下に『#64南橋』が見えます。


南橋は、秋川左岸の西多摩郡檜原村数馬と右岸の同じく西多摩郡檜原村数馬に架かり、檜原街道からの分岐一般道が通ります。橋名は右岸側から流れ込む南沢からの命名です。



 名称:南橋
 構造種別:1径間PC桁
 河口からの距離:42km
 橋の長さ:約26m
 有効幅員:約4m
 完成:1964年(S39)



檜原街道に戻り140m程進むと、茅葺屋根が見えて来ます。蛇の湯温泉の「たから荘」で、温泉の名前は其の昔、傷ついた大蛇が河原に湧く湯で傷を癒したとの言い伝えからの命名です。2食付きで¥14500、日帰り入浴も出来るので帰りに入るかな?今日の遡上具合とバス時刻により考えよう。所在:西多摩郡檜原村2465。更に170m進むと、西東京バスの終点になる数馬バス停が在ります。今日は此処から帰る予定になっています。


バス停から300m、左の脇道を降りると『#65無名橋』が架かっています。此の橋も秋川左岸の西多摩郡檜原村数馬と右岸の同じく西多摩郡檜原村数馬に架かり、檜原街道からの分岐一般道が通ります。





 名称:無名橋
 構造種別:1径間鈑桁
 河口からの距離:42.6km
 橋の長さ:約23m
 有効幅員:約4m
 完成:不明



檜原街道に戻り70m進むと、右手崖上に九頭龍神社が見えます。創建は不詳、南北朝時代の始まりの延元年間(1336~1340年)に、南朝方の中村家が戦乱から逃れて此の地に土着しています。数馬という地名は、此の地を開拓した中村数馬で、南朝の守護神の九頭龍大神を先祖代々武運長久の為、氏神として祀ったのが始まりと云われています。1545年(天文14)に長野県戸隠村の九頭龍神社から分社しています。祭神:九頭龍大神、天手力男命、所在:西多摩郡檜原村数馬7076。狛犬は1984年(S59)の奉納です。




九頭龍神社から130m進むと檜原街道は奥多摩周遊道路と分岐し、赤いトラスの『#66九頭竜橋』が架かっています。此の橋も秋川左岸の西多摩郡檜原村数馬と右岸の同じく西多摩郡檜原村数馬に架かり、奥多摩周遊道路(起点:三頭橋、終点:九頭竜橋)が1973年(S48)に開通しており、同時期に架橋したものと推定します。



 名称:九頭竜橋
 構造種別:1径間上路式ハウトラス
 河口からの距離:42.9km
 橋の長さ:約50m
 有効幅員:約8m
  1973年(S48) 推定



九頭竜橋を渡った右手に九頭龍の滝が在るので、南秋川支流のハチザス沢に降ります。階段が整備されていて楽に降りられますね。2007年(H19)に修復した丸木橋(新滝見橋)の上流方向に落差10m程の滝が見えます。2連から成り、落差が半減していて穏やかな流れです。九頭龍神社が近くに建立されてから、此の滝に打たれて身を清める参拝者が増え始め、九頭龍の滝と呼ばれるようになったそうです。




沢の傍に初めて見る山草が咲いています、シソ科の花に似ていますね、ググルとカメバヒキオコシ、矢張りシソ科でした。葉っぱが亀の甲羅から尻尾が出ている様に見える事から、亀葉引起しの名が付いています。階段脇の斜面にへんてこりんな植物発見、なんじゃ此れ!木の根?キノコ?拉麺の替え玉?(笑)。帰ってから此れも画像検索すると、フサヒメホウキタケ(房姫箒茸)と云うキノコで、食毒は不明の記載が多いので食べないように!九頭竜橋の脇にホオノキの果実が赤く熟しています。トロピカルフルーツぽっくて美味しそうだけど、アルカロイド系が入っているので食べられませんよ!


檜原街道に戻り少し進むと『#67新大平橋』が架かっています。橋の袂に秋川終端の木柱が立っているので、秋川編の遡上探索は此処が終点になりますね(完走パチパチパチ)。此の橋も秋川左岸の西多摩郡檜原村数馬と右岸の同じく西多摩郡檜原村数馬に架かり、檜原街道が通ります。此の先の源流までは三頭(みとう)沢の流れになります。終端柱には多摩川合流点まで33.57kmと刻まれていて、此処までのGoogle mapによる計測距離42.9kmとの差の謎は依然として解明していません。北秋川合流点までの距離23.3kmに北秋川の長さ10.4kmを足すと33.7kmで近い数値に成るけど、そんな間違いしないよね。



 名称:新大平橋
 構造種別:1径間鈑桁
 河口からの距離:42.9km
 橋の長さ:約48m
 有効幅員:約5m
 完成:1969年(S44)



新大平橋が河川管理上の秋川終端ですが、時間があるので秋川源流近くの三頭大滝まで行きます。檜原街道を500m程戻り、数馬バス停から出ている10:07発の都民の森行きの無料連絡バスに乗って16分で到着、お腹が空いていたので「とちの実売店」の三頭団子で腹ごしらえです(笑)。クルミ味噌を塗って貰いました、甘じょっぱくて旨いね。正式名は東京都檜原都民の森で、東京都の西端の三頭山に近く、奥多摩周遊道路沿いに位置しており、標高1000mから1500mの自然を身近に感じ、楽しむ事が出来る山岳公園です。広場にオブジェが建てられています、スポーツ祭東京2013自転車競技開催記念として設置された像で、東京都民の鳥「ユリカモメ」をモチーフにした、「ゆりーと」君が乗っています。所在:西多摩郡檜原村7146。




都民の森入口からから左に見える三頭大滝コースに入ります。階段を5分程上ると、森林館(館内に森の様子や森に住む動植物の映像や写真展示、休憩室、レストランが在ります)。左方向が大滝の道で、ウッドチップが敷き詰められていてフカフカ、セラピーロードとも呼ばれ、わんコも登れますよ。三頭大滝まで約30分のコースで、中間点に見晴台が在り陣馬山方向が一望出来ます。切り通し的な場所を過ぎると、残り少しです。






途中で見掛けた山草を少し紹介、先ずは階段付近に沢山咲いていたセリ科のシラネセンキュウ(白根川芎)、奥多摩でよく見たサトイモ科のマムシグサ(蝮草)、球根や葉にシュウ酸カルシウムの針状結晶が含まれていて、有毒です。シロヨメナ(白嫁菜)は8月から11月に咲くキク科の花です。


三頭大滝コースの終点は『滝見橋』で、三頭山(1531m)へは橋の右手の周遊コースや、ブナの路コースで約90分、400m程登ると着きます。秋川にも滝見橋が在りましたが此方の滝見橋は三頭沢に架かる橋で、吊橋の先は行き止まりです。なんと、三頭大滝を鑑賞する為だけに1989年(H1)に架けられた贅沢な吊橋です。構造種別:1径間吊橋、河口からの距離:45.3km、橋の長さ:54.5m、有効幅員:1.5m。
吊橋の中央から右手に三頭大滝、略、目の高さから落差約33mの足下の谷へ流れ落ちる様子が見えます。縦位置で撮っても滝全体がフレームに収まりませんね。因みに冬季は氷結するそうですが、バスも数馬~都民の森の区間は、路面凍結や降雪により12月から2月まで運休です。




三頭沢の下流2km程に「夢の滝」が在るので、此れも序に寄ります。連絡バスは途中で止まらないので、歩いて行きます。先ずは奥多摩周遊道路まで出ますが、近道の林道で降りる事にします。階段は最初の10m程で、後はガレキ道で歩きにく~。道幅は80cm程あるけど、坂道では木の根や細かいガレキに足を取られないように慎重に進みます、崖下に落ちると大変だからね。遠くから車の音も聞こえ、もう直ぐです。ふう~、下まで約10分で到着です。




此処から「夢の滝」まで直線で900m、奥多摩周遊道路でグルグルと2.4km進みます。下り坂なので自然に足が出ますが、此れが後で足に来るんだよね。ユックリ降りよう。後ろから連絡バスに抜かれました、誰か夢の滝にバス停を作ってくれないかな(笑)。30分程で1970年(S45)に完成した『夢の滝橋』に到着です。構造種別:1径間鈑桁、河口からの距離:43.6km、橋の長さ:約40m、有効幅員:約8m。
橋の右岸上流端に立札「夢の滝」と碑が立ち、上流方向に緩やかな傾斜を滑るように流れる優雅な滝が見えます。落差は19m程で周りにモミジも在りましたが、紅葉は未だ1箇月先ですね。






夢の滝橋から100m程進み、奥多摩周遊道路から左手に分岐する檜原街道へ入り、数馬バス停まで行きます。分岐から130m程で右手に南秋川浄水場が在ります。ハチザス沢の取水堤から導水した水を、沈殿池と濾過池で濁りを取り、緩速濾過で浄水しているそうです。更に160m程進むと、兜式入母屋造りの建物が見えて来ます、築200年、木造4階建ての兜家旅館です。2食付き11000~26000円。100m先にも旅館が在りますね、此方は三頭山荘で富士系兜造りの屋根を持ち、築400年とも云われる古民家です。珍しい、うなぎの刺身が食べられるそうです。2食付き約14000円、所在:西多摩郡檜原村数馬2603。
残り600m程を歩くと数馬バス停に到着。帰りのバス発車時刻まで20分、次のバスは2時間後か!蛇の湯温泉どうするかな?涼しい1日だったので、汗もかいていないし此のまま帰ります。オワリ...




>>>後書き<<<
今回は、終盤の滝巡りのオマケが付き、長文になりましたが最後まで御覧頂き、ありがとうございました。秋川、東京の郊外に在るだけあって自然が残り、静かで良い場所でしたね。渓谷故のアップダウンはきつかったですけどね(笑)。次回は秋川の纏め(秋川に架かる橋 67)の紹介です。

コメントがありましたら、[拍手]ボタンから送って下さい(非公開扱いです)。拍手だけでも結構です、開いたウィンドウは閉じて下さい。

関連記事

テーマ:風景写真 - ジャンル:写真

  1. 2015/11/03(火) 12:00:00|
  2. 秋川

最新記事

カテゴリ

多摩川 (62)
多摩川に架かる橋--095 (1)
隅田川 (18)
隅田川に架かる橋--040 (1)
荒川 (59)
荒川に架かる橋----116 (1)
浅川 (14)
浅川に架かる橋----057 (1)
南浅川 (7)
南浅川に架かる橋--036 (1)
江戸川 (21)
江戸川に架かる橋--041 (1)
神田川 (18)
神田川に架かる橋--153 (1)
秋川 (15)
秋川に架かる橋----067 (1)
北秋川 (5)
北秋川に架かる橋--020 (1)
鶴見川 (21)
鶴見川に架かる橋--123 (1)
恩田川 (7)
恩田川に架かる橋--048 (1)
野川 (15)
野川に架かる橋----107 (1)
日本橋川 (5)
日本橋川に架かる橋031 (1)
相模川 (35)
相模川に架かる橋--159 (1)
玉川上水 (18)
玉川上水に架かる橋150 (1)
石神井川 (20)
石神井川に架かる橋179 (1)
入間川 (23)
入間川に架かる橋--109 (1)
高麗川 (5)
台湾-台北 (1)
ベトナム-ハノイ (2)
札幌雪まつり (2)
小樽 (1)
加茂水族館 (1)
弥彦温泉 (1)
寶川温泉 (1)
那須塩原温泉 (1)
日光 (2)
袋田の滝 (1)
秩父 (5)
川越 (2)
名栗渓谷鳥居観音 (1)
奥多摩 (2)
やまなみ五湖 (1)
忍野八海 (1)
鎌倉 (1)
横須賀港 (1)
三浦海岸 (1)
真鶴 (2)
伊東城ケ崎海岸 (1)
河津町 (1)
京都・奈良 (3)
大阪-関空と四天王寺 (1)
新宿御苑 (1)
三鷹国立天文台 (1)
神代植物公園 (2)
府中郷土の森博物館 (2)
昭和記念公園 (1)
川崎市立日本民家園 (1)
入間基地航空祭 (1)
横田基地日米友好祭 (2)
厚木基地日米親善春まつり (1)
その他 (8)

月別アーカイブ

カレンダー

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

天気予報

東京の天気予報

東京の天気予報
-天気- -FC2-

検索フォーム

QRコード

QR

FC2カウンター

ご訪問 ありがとうございます。   リンクフリーです。