ぶらっと遡上探索

河川沿いの散策、橋と付近の名所を写真で紹介します。偶にSpotで色々と...

Scene-308 相模川『桂橋、宮下橋、無名橋、境橋、西桂高架橋、平成橋、桂大橋』


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次回アップ予定:Scene-309 相模川『大橋、富士見橋、ふれあい橋、桂川橋、小倉橋』(12/01 12:00)
[Vol-28] 今回は今橋からの継続遡上で、桂橋、宮下橋、無名橋、境橋、西桂高架橋、平成橋、桂大橋までの紹介です。先ずは、今橋の上流240mに架かる『#91桂橋』からの紹介です。桂川左岸の都留市桂町と右岸の都留市鹿留とを結び、一般道が通ります。橋名は左岸地区名の桂町からの命名です。





 名称:桂橋
 構造種別:1径間鋼鈑桁
 河口からの距離:94.1km
 橋の長さ:約29m
 有効幅員:約4m
 竣工:1989年(H1)



桂橋から820m上流に架かるのが『#92宮下橋』で、『#58宮下橋』と重複する名称です。桂川左岸の都留市桂町と右岸の都留市鹿留(ししどめ)とを結び、山梨県道713号大野夏狩線が通ります。下流方向に取水堰と、谷村発電所へと続く鹿留水路が在ります。





 名称:宮下橋
 構造種別:1径間鋼鈑桁
 河口からの距離:94.9km
 橋の長さ:約30m
 有効幅員:約11m
 竣工:1996年(H8)



宮下橋から南に約400m、曹洞宗寺院の西方寺が在るので寄ります。創建は不詳、かつては天台宗であったが、宝鏡寺10世然室牛廊大和尚により曹洞宗として開山されたと伝えられています。山号:宮下山、本尊:阿弥陀如来像、所在:都留市鹿留539。




西方寺から桂川方向に戻る途中150m程に鹿留発電所が在り、斜面を這う導水鉄管が見えます。1914年(T3)に桂川電力(現在の東京電力)により運用が開始された水力発電所で、取水は桂川と小佐野川、発電後の放水と余水は桂川放流と、水路により谷村発電所へ再利用されています。



 発電所名:鹿留発電所
 発電所型式:水路式、流込み式
 最大出力:18400kW
 有効落差:約142m
 水車:横軸フランシス×3台
 導水路:総延長4522.4m
 所在:都留市鹿留54



発電所裏手の道を桂川方向へ約200m進むと、宮下橋の上流350m程に架かる『#93無名橋』が見えます。此の橋も桂川左岸の都留市桂町と右岸の都留市鹿留とを結び、両岸の耕作地間を往来する為の私設橋みたいです。





 名称:無名橋
 構造種別:1径間鋼鈑桁
 河口からの距離:95.3km
 橋の長さ:約24m
 有効幅員:約2m
 完成:不明



無名橋から右岸沿いに260m程遡上して、左折100mで曹洞宗寺院の広徳院です。創建は不詳、本尊:阿弥陀如来像、所在:都留市境636。


広徳院から北西400m程に曹洞宗寺院の泉福院が在ります。創建は不詳、開祖である道元禅師の若き日の像が在りました。此れと同じ奴、何処かで見たね。恩田川初回(Scene-251)に寄った大蔵寺でした。山号:水邉山、本尊:十一面観世音菩薩像、所在:都留市境129-1。南都留郡三十三観音霊場の6番札所です。




泉福院から西に180m程進むと、無名橋の上流820mに架かる『#94境橋』です。桂川左岸の南都留郡西桂町小沼と右岸の都留市境とを結び、一般道が通ります。橋名は右岸地区名からの命名です。橋下の水、超透明で、飲みたくなっちゃうね。





 名称:境橋
 構造種別:1径間鋼鈑桁
 河口からの距離:96.1km
 橋の長さ:約28m
 有効幅員:約4m
 竣工:2007年(H19)



境橋から420m上流に架かるのが『#95西桂高架橋』です。此の橋も桂川左岸の南都留郡西桂町小沼と右岸の都留市境とを結び、中央自動車が通ります。左岸側の谷村PAと右岸側の富士吉田北SICとの間に位置しています。谷村PA付近に架かる谷村橋と同時期の架橋と推定します。



 名称:西桂高架橋
 構造種別:3径間鋼鈑桁
 河口からの距離:96.5km
 橋の長さ:約81m
 有効幅員:約9m×2
 完成:1982年(S57)推定



西桂高架橋の上流隣に架かるのが『#96平成橋』で、文字通り平成元年の架橋で、此方は一般道が通ります。



 名称:平成橋
 構造種別:1径間鋼鈑桁
 河口からの距離:96.5km
 橋の長さ:約36m
 有効幅員:約7m
 竣工:1989年(H1)



平成橋の上流410m程に架かるのが、今回の終着地点の『#97桂大橋』です。桂川左岸の南都留郡西桂町小沼と右岸の都留郡西桂町倉見とを結び、一般道が通ります。此処も水流が超綺麗なので、NDフィルターで遊びました。





 名称:桂大橋
 構造種別:1径間鋼鈑桁
 河口からの距離:96.9km
 橋の長さ:20.7m
 有効幅員:約7m
 竣工:1972年(S47)



>>>後書き<<<
次回は桂大橋から遡上して、大橋、富士見橋、ふれあい橋、桂川橋、小倉橋までの紹介です。

お気付きの点、照会などがありましたら[拍手]ボタンからコメントを送って下さい、非公開なので気軽にどうぞ。尚、問い合わせ等につきましては、返信用のメアドの書き込みも願います。

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  1. 2016/11/27(日) 12:00:00|
  2. 相模川

Spot-37 やまなみ五湖 『丹沢湖』


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次回アップ予定:Scene-308 相模川『桂橋、宮下橋、無名橋、境橋、西桂高架橋、平成橋、桂大橋』(11/27 12:00)
今回は遡上散策を一休み、紅葉の季節なので、日帰り紅葉スポットから丹沢湖周辺を紹介します。日光、京都、袋田の滝と例年、一泊で紅葉と温泉を楽しんでいましたが、今回は冠動脈形成術後でもあり、遠出は自粛しました(笑)。丹沢湖は神奈川県足柄上郡山北町に在る、酒匂川水系の河内川(流路延長5.8km)に造られた三保ダムによって出来た人造湖の名前で、神奈川県の北西部に位置する相模湖、津久井湖、奥相模湖、宮ケ瀬湖、そして丹沢湖を、やまなみ五湖と呼んでいます。


小田急電鉄の登戸駅経由、新松田駅で下車。駅の連絡橋から綺麗に冠雪した富士山が見えますよ。晴天の日を選んだので本日は土曜日、なので大勢のハイカーが既にバス停に並んでいますが、其の数が半端じゃないね!ざっと見て100名以上、仕方ないので次便に廻りましたが其れでもカスカス最後尾で乗車、富士急湘南バスで50分揺られて玄倉(くろくら)バス停に自宅から約2時間で着きました。あ~失敗!平日にすれば良かったね。


玄倉バス停が丹沢湖の略東端になり、北岸から左回りで丹沢湖の散策を開始します。バス停前から北に200m進むと玄倉川に架かる玄倉川橋が見えます。湖面に映える青空、良いね!





 名称:玄倉川橋
 構造種別:3径間鋼鈑桁
 橋の長さ:約140m
 有効幅員:約7m
 竣工:不明




玄倉川橋を渡り北岸の周遊道路に出ます。車は偶に通るだけで歩道も広くて歩き易いね。西方向に見える山は不老山(標高928m)と権現山(標高1019m)で、谷間の三国山背後に富士山が見えるんだけど雲が邪魔して見えません(残念)。湖面には目が赤いホシハジロが群れていますが警戒心が強く、人の姿を見ると遠ざかります。橋の欄干に蝶々、青い筋が見えるのでアオスジアゲハ?いや、ちょっと違うね。取り敢えずパチリしておいて検索すると、ルリタテハ(瑠璃立羽)でした。越冬して半年以上生きるそうで、翅がボロボロですね。此の付近は色々なモミジが植えられていて、モミジの散歩道と云う名前が付いています。






玄倉川橋から約2.8km、千代の沢園地に着きました。此処の展望台は富士山ビュースポットなんですが、風が無く、先程の雲が未だ取れていません。取り敢えず展望台に上がりますか。丸木の階段の他に、斜面に鉄製の階段が在るね、此方の方が近道なので登ります。4本位登ると柵で行き止まり、と云う事は此れ登っちゃダメだったみたいです(笑)、此処まで来ちゃったので柵を跨いで第一展望台に到着。矢張り、富士山見えないね、冒頭の絵で我慢して下さい。北側に少し廻ると第二展望台への道が在り、此処は正規ルートで上がります。20m程上に小さな展望台が在りますが、此の場所は手前の枝が邪魔になるロケーションですね。




展望台から下に降りて中川方向に80m進むと、中川川に大仏大橋が架かっています。橋の上で10名程が竿を並べています。ワカサギ釣りだね、「おっちゃん、釣れてまっか?」。『ボチボチでんな』、バケツの中を覗くと小さい奴が20匹程で、今年の釣果は少ないそうです。





 名称:大仏大橋
 構造種別:1径間下路式鋼ランガー桁+
 1径間合成桁
 橋の長さ:162m
 有効幅員:約5m
 竣工:1978年(S53)



湖畔周りにはモミジの他にも季節の樹木が点在していて、山茶花が咲き始めています。ムラサキシキブは結実が落ち始め、鳥が食べたのかな?因みに僅かな甘みがあり、食べられるそうです。永歳(えいさい)橋の袂には冬桜が在り、幾つか花弁が付いていますよ。




丹沢湖の略中央に架かる斜張橋が永歳橋です。1978年(S53)に三保ダムが造られる事により、湖底に沈んだ旧県道に架かっていた橋の名前を継承する橋で、「かながわの橋100選」にも選ばれています。



 名称:永歳橋
 構造種別:2径間斜張橋
 橋の長さ:235.3m
 有効幅員:11.6m
 竣工:1977年(S52)




永歳橋を渡ると左手に丹沢湖の誕生を記念して建てられた、多目的施設の丹沢湖記念館が在ります。入館は無料、4月~11月まで無休、12月~翌3月のみ水曜日が休館です。中に地元特産品コーナーや縄文遺跡出土品の展示などの他、「丹沢湖の誕生」の写真展や、ビデオ上映が行なわれています。三保ダムカードを此処の入口で貰います(記念館が休館の時はダム管理事務所で貰えますよ)。序に館内で、辛子高菜とワカサギの甘露煮をお土産にチョイス、相模大堰で貰った水源通行手形を見せると足柄茶が貰えます。屋外隣には、湖底に水没した世附地区で1973年(S48)頃まで使われていた、江戸時代末期の茅葺民家が移転復元されています。




南に250m程進むと右手に600m程の長さで三保ダムの堤体が続いています。岩を積上げて構築した1978年(S53)竣工のロックフィルダムで、丹沢水系の豊かな水が集められ、神奈川県民の水がめとして重要な機能を果たしています。ボッコウ塚は湖面に浮かぶ小島の通称で、水位が下がると堤体と陸続きになります。




ダム下の減勢工の先に斜張橋が見えますね、近くに行きたいね。約100m高さの堤体に九十九道が走っているので下に降りられますが、降りたら上に戻る元気は無いので地図をチェック。橋から田ノ入発電所脇を抜けて、帰りのバスが通る県道76号に出られるので、降ります。約1.3km九十九道を終えると、田ノ入発電所の脇に出ます。取水口はダム洪水吐から北東方向600m、ダム管理事務所の裏手に在り、其処から此処までへ導水管で発電送水されています(有効落差:約72m、立軸フランシス水車、出力7400kW×1台)。発電後の水は分水槽から河内川への放流と、南4km程に在る嵐発電所へ導水管で再利用されています。




田ノ入発電所の先にダム広場が在り、銀杏並木が黄色に彩られています。ダム広場から見える三保ダム、洪水吐は左から自由越流式非常用洪水吐、常用洪水吐(ローラーゲート×1)、常用洪水吐(ラジアルゲート×4)の並びです。



 名称:三保ダム
 ダム型式:土質遮水ロックフィルダム
 堤体高さ:95m、堤頂長さ:587.7m
 有効貯水量:5450万㎥
 常用洪水吐:ラジアルゲート4門(w9m×H13.1m)
 常用洪水吐:ローラーゲート1門(W9m×H6.06m)
 非常用洪水吐:自由越流式1門(W29m×H2m)
 竣工:1978年(S53)

三保ダム減勢工の先に架かる斜張橋が松ケ山橋で、日本初の張出し架設で建設されたPC斜張橋として、1979年度の土木学会田中賞を受賞しています。



 名称:松ケ山橋
 構造種別:1径間PC斜張橋
 橋の長さ:約101m
 有効幅員:約5m
 竣工:1978年(S53)




田ノ入発電所の分水槽脇から約700m、松ケ山隧道とロックシェッド(洞門)を2つ程潜ると、近くに頼政神社が在ります。1736年(元文1)建立の棟札が残されているそうです。狛犬が居ないね。祭神:源頼政、所在:足柄上郡山北町神縄477。




頼政神社から東に250m進み神縄橋を渡ると神奈川県道76号で、突き当りにバス停が見えます。帰りのバス時刻まで約40分、バス停の100m先に臨済宗建長寺派寺院の清龍寺が在りますので、序に寄ります。創建は不詳、山号:飛龍山、本尊:木造薬師如来坐像、所在:足柄上郡山北町神縄167。
バス停ベンチで時間潰し、ダイヤよりも20分前にバスが来ました、臨時便だそうでラッキーと思ったけど、アッチャー、車内は満席で帰りも50分立ちっぱなし。本日、徒歩2万歩を超えましたが体調は良好でしたよ。


>>>後書き<<<

秋になり競馬もローカルから戻り、GⅠレースも始まりましたね。最近のGⅠレース3連敗でしたが、先日のマイルチャンピオンS(3連単\40290)で復活しましたよ。年末の有馬記念までGⅠ7戦が続くので、気合を入れます(笑)。





先月の手術から1箇月経過し、請求していた傷害保険の支払い(上の馬券の10倍)が来ました(嬉)。今回の心臓手術は比較的簡単な手術だけど、其れでもステント代16万、留置術62万、その他合計で144万円と高額になります。健康保険限度額適用認定証を申請したので、退院時の支払いは10万円程でした。何時も高い保険費用を払う度に勿体無いなと思うけど、いざと云う時に役立つのが保険!今回は、かなり助かりましたね。

次回は通常Sceneに戻り、相模川の今橋から継続遡上して、桂橋、宮下橋、無名橋、境橋、西桂高架橋、平成橋、桂大橋までの紹介です。
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  1. 2016/11/23(水) 12:00:00|
  2. やまなみ五湖

Scene-307 相模川『佐伯橋、新佐伯橋、田原水管橋、大月線桂川第二橋梁、今橋』


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次回アップ予定:Spot-37 やまなみ五湖 『丹沢湖』(11/23 12:00)
[Vol-27] 今回は城南橋からの継続遡上で、佐伯橋、新佐伯橋、田原水管橋、大月線桂川第二橋梁、今橋までの紹介です。城南橋から富士急谷村町駅の踏切まで戻り、富士みちの裏道からリスタートします。直ぐに大きな建物が見えます、ミュージアム都留です。市内の歴史紹介や美術展示などが見られる町の博物館です。入場は無料?えっ300円取るのか、じゃあ、パスだね(笑)。脇を流れる家中川、最近ゴミ投棄が増えているそうで、巡視清掃員の錦鯉を放流しています。


南西に300m程進み右折、富士急大月線の普門寺第一踏切を渡って左前方に、曹洞宗寺院の普門寺が在ります。源頼朝公が征夷大将軍となった翌年の1193年(建久4)、巻狩りの本陣谷村の地に祠堂を建てたのが始まりとされ、曹洞宗としては永正年間(1504~1521年)、天翁宗葩大和尚を開山として迎えたと云われています。江戸時代初期の1611年(慶長16)に天台宗慈光寺と合併した古刹です。現在の本堂は1914年(T3)の建立、山号:補陀山、本尊:千手・馬頭観世音菩薩像(運慶作)、所在:都留市上谷4-5-2。南都留郡三十三観音霊場の第1番札所、都留七福神の毘沙門天です。




「境内で収穫された千成り瓜(ハヤトウリ)が豊作です、好きなだけお持ち帰り下さい」と書かれたプラコンが置かれていましたので、皮が剥き易そうな奴を2個戴きました。帰宅してから早速調理です。小さい奴は縦割りで皮を剥いてスライス、大葉の千切りと一緒に浅漬けの素で1時間程漬けてから、水気を絞って浅漬け完成、シャキシャキ感が良いね。大きい奴は皮を剥いて縦4つ割り、中の種を除いて1cm厚さにカット、ベーコンとウインナを炒めてから、シメジと一緒に合体して炒め、ゴマをパラパラして完成。ハヤトウリの爽やかな甘みが炒め物に合い、美味です。残ったら、拉麺の具にもなりますよ。


普門寺前の道を西方向に500m程進むと、曹洞宗寺院の法泉寺が在ります。1575年(天正3)に小山田氏与力の子供が出家・得度して、明岳周光和尚と名乗り、法泉庵を結んだのが始まりで、1582年(天正10)笑傳宗咄和尚により開山、庵を寺に改め大龍山法泉寺になったと云われています。1694年(元禄7)8世天巌祖暁和尚が入山、和尚開眼の石地蔵「跼也(かがめや)地蔵」の話が伝えられています。新しく地蔵堂と其処に祀る石地蔵とを造る事になり、石工が大幡山から石を運び、一体の地蔵尊を刻み上げ、明日開眼という日に地蔵堂へ運んだところ、厨子に入らず石工は頭を抱えてしまった。偶々、勧進から帰って来た祖暁が、「わしにまかせておけ、御利益を試してみよう」と地蔵の前に座ると「汝は大幡山の石ころに過ぎぬ。衆生の成仏を願って、仮に菩薩の姿に刻み申しただけじゃ。厨子に納まらねば、開眼は不可能、開眼出来ねば、汝は石ころゆえ、捨て去るぞ!」すると、祖暁の言葉に恐れ、頭を屈めて、無事納まったそうです。山号:大龍山、本尊:虚空蔵菩薩像、所在:都留市田原1-11-2。




法泉寺から国道139号に出て西に900m程進むと、滝下不動尊が在りますが、創建など全然判りません。所在:都留市田原4-1。


滝下不動尊前の富士みちを挟んで、南側に田原神社が在ります。境内の由緒案内によると、709年(和銅2)に佐伯公蔭により勧請されたと云われています。1707年(宝永4年)に起きた富士山の宝永大噴火に際し、火の神二柱を合祀し、鎮火祭を斎行したと伝えられています。明治初年までは田原社と称し、1872年(M5)に村社に列格、佐伯橋の架橋に伴い現在地に移築遷座しています。祭神:応神天皇、木花開耶姫命、彦火火出見命、所在:都留市田原4-2-1。鳥居と狛犬は1967年(S42)遷座時の奉納です。神社の南側に家中川が流れ、田原小発電所が在ります。前回から登場している家中川は、田原の滝の上に造られた、谷村大堰から取水されています。




田原神社の裏手に架かるのが『#86佐伯橋』です。桂川左岸の都留市十日市場と右岸の都留市田原とを結び、県道139号が通ります。橋名の佐伯は、古くは田原神社周辺の地名であり、佐伯公蔭の居住地が在った場所です。





 名称:佐伯橋
 構造種別:1径間鋼鈑桁
 河口からの距離:92.3km
 橋の長さ:約57m
 有効幅員:約7m
 竣工:1966年(S41)



佐伯橋の上流20m程に架かるのが『#87新佐伯橋』です。1927年(S2)竣工の先代佐伯橋も現在と同じ上路アーチでしたが、老朽化により橋の上路部を取り壊して新たに架け替え、下部構についても部分交換などを行なった、出来立ての橋です。此方は市道佐伯橋線が通ります。



 名称:新佐伯橋
 構造種別:1径間開腹式上路アーチ
 河口からの距離:92.3km
 橋の長さ:約44m
 有効幅員:約5m
 完成:2016年(H28)



新佐伯橋の上流隣に架かるのが『#88田原水管橋』で、第1水源(十日市場)と第3水源(滝下)からの取水を、東350m程に在る滝下浄水場へ送る為の水管橋です。



 名称:田原水管橋
 構造種別:1径間逆三弦トラス
 河口からの距離:92.3km
 橋の長さ:約46m
 有効幅員:約1m
 完成:2004年(H16)



新佐伯橋の上流100m程先に見えるのが、都留市の名勝「田原の滝」です。松尾芭蕉が『勢ひあり 氷消えては 瀧津魚』と詠んだ滝で、富士山からの溶岩流が凝固した柱状節理の中を縫いながら流れ落ちる姿に、時を忘れ脚が釘付け(疲れているからですヨ、笑)、右岸脇にベンチが在り、芭蕉爺の隣で暫し休憩です。田原滝の歴史パネルも並んでいます。其れによると、かつては白根の滝、白滝とも云われた二段の滝でしたが、1898年(M31)に両岸が崩れて一段となり、其の後も崩落は止まらず、1958年(S33)に殺風景な砂防堰堤が造られた結果、崩落は止まりましたが名瀑の景観は失われてしまいました。其の後、堰堤が老朽化した事で、景観を優先とした堰堤の再整備が行なわれ、昔に近い景観が再現されたとの事です。と云う事は柱状節理も、人工なんだ!でも云われないと判らないね。所在:都留市十日市場1527付近。




田原の滝の上流に架かるのが『#89大月線桂川第二橋梁』です。車窓からも滝が見えるので、この橋梁に電車が差し掛かると減速してくれますよ。左岸側直ぐ傍に富士急大月線の十日市場駅(無人駅)が在ります。



 名称:富士急大月線桂川第二橋梁
 構造種別:2径間鋼連続鈑桁
 河口からの距離:92.3km
 橋の長さ:約45m
 軌道:単線
 完成:1929年(S4)推定



十日市場駅から北西200mに曹洞宗寺院の自得院が在ります。一株宗易和尚による開山で、此の地に黄巻赤軸を埋めた経塚を造り、記念に一寺を建立して経塚山と称したのが始まり。1874年(M7)に長沢山万蔵寺を合併、自得院に改称しています。山号:長沢山、本尊:虚空蔵菩薩像、所在:都留市十日市場620。


自得院の西80mに小篠神社が在ります。境内の由緒案内によると、創建は1361年(康安1)、1871年(M4)村社に列格。祭神:建御名方命、所在:都留市十日市場1315。狛犬は1978年(S53)の奉納です。




小篠神社から南西700m程に在る『#90今橋』に行きます。今回の終着地点の橋で、大月線桂川第二橋梁の上流1.2km程に架かり、桂川左岸の都留市鹿留と右岸の都留市桂町・十日市場とを結び、一般道が通ります。





 名称:今橋
 構造種別:1径間PC桁
 河口からの距離:93.8km
 橋の長さ:約13m
 有効幅員:約3m
 完成:不明



>>>後書き<<<
次回は遡上散策を一休み、紅葉の季節なので、日帰り紅葉スポットから丹沢湖周辺を紹介します。

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  1. 2016/11/19(土) 12:00:00|
  2. 相模川

Scene-306 相模川『城南橋』


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次回アップ予定:Scene-307 相模川『佐伯橋、新佐伯橋、田原水管橋、大月線桂川第二橋梁、今橋』(11/19 12:00)
[Vol-26] 今回は谷村橋から遡上して、城南橋までの紹介です。今回の最寄り駅は富士急大月線の都留市駅、少し雲が掛かっているけど秋晴れで気持ちが良いね。


駅前の道を南東に250m程進むと、富士みちに入り寺社がずらりと並んでいます。富士みちは甲州街道大月の先から富士吉田に向かう街道の愛称で、一般的には国道139号です。先ずは、浄土宗寺院の西凉寺から寄ります。1582年(天正10)谷村に来た芝増上寺中興の祖、観智国師の弟子である深誉上人が称名院という庵を結んでいたが、里長の里吉弥次右衛門が伽藍を建てて上人を迎え、古今山称名院西龍寺と号し、後に西凉寺に改めたと云われています。寺は1646年(正保3)、1695年(元禄8)の下谷村大火で類焼、1949年(S24)の谷村大火により全焼し、現在の建物は、1972年(S47)に復興したものです。山号:古今山、本尊:阿弥陀如来像、所在:都留市中央4-4-1。南都留郡三十三観音霊場の第3番札所、都留市下谷の笈堂が廃寺となった為、西凉寺に合祀し、33番札所を兼ねています。


東隣に真宗大谷派寺院の専念寺が在ります。創建は不詳、開基は天恭院釈玄意法師で、都留市加畑から現在地に移されたと伝えられています。本山は京都の東本願寺、此処も谷村大火で本堂を焼失し、安土桃山時代から江戸時代前期に掛けての武将、秋元公が川越へ転封の際、地元へ残していかれた菩提寺泰安寺の護摩堂を解体、移築しています。現在の本堂は、2004年(H16)の再建です。山号:向富山、本尊:阿弥陀如来像、所在:都留市中央4-3-6。


専念寺の東隣に在るのが、日蓮宗寺院の東漸寺です。北条相模守重時の嫡子石河式部勝重が当地に一宇を建立し、真言宗の密法を伝えて高明院と称したのが始まりで、1329年(元徳1)に富士大石寺2世日目が当地に弘教するや、勝重は入門して日目を開山と仰ぎ、法号を日理と改め、東漸寺と改称し宗旨を転じたと云われています。山号:大法山、本尊:一塔両四士、所在:都留市中央4-3-1。




東漸寺から富士みちの裏道に入り、南西に120m進むと左手に曹洞宗寺院の円通院山門が見えます。1467年(応仁1)年に梅厳全芳居士が開基となり、観世音菩薩を勧請し円通庵が開創され、1633年(寛永10)秋元泰朝が谷村藩主となり、谷村城下町作り着手の際に竹の鼻(都留市駅前付近)から現在地に移転したと云われています。山号:大慈山、本尊:釈迦三尊像、所在:都留市中央3-5。




円通院から南150mに護国神社が在ります。1919年(T8)在郷軍人会谷村町分会により忠魂殿が造営され、西南戦争、日露戦争及び日独戦争の戦没者16柱を祀った神社で、(S16)に三吉地区が合併され戦没者65柱を合祀、(S29)には東桂、宝、禾生、盛里の4村が新たに合併され、1町4村出身戦没者718柱が祀られています。所在:都留市中央3-9-13。狛犬は1936年(S11)の建立です。




地図に載っていなかったけど、護国神社の南隣にも神社が在るね、社柱に仲町大神社とあります。創建は不詳、東に在るお伊勢山の中腹に在ったそうで、現在地に遷宮しています。祭神:天照大神、須佐之男尊、建御名方命、所在:都留市中央3-9-8。


仲町大神社から北西300m、桂川方向に高尾神社が在るので行きます。富士急大月線と家中(かちゅう)川に挟まれた場所に在り、もと谷村城の三の丸が在った処です。創建等は不詳、所在:都留市中央1-9-31。鳥居は1995年(H7)の建立です。


神社脇を流れる家中川は、十日市場の田原神社(次回紹介)付近で取水された農業用水及び小発電用の水路で、結構な水量で流れています。明治時代には、此の付近に発電所が在り、三の丸発電所と呼ばれていたそうです。現在は、谷村第一小学校脇に小水力市民発電所「元気くん3号」がグルグルと働いていますよ。小学校脇を南に100m程進むと、谷村陣屋跡の碑が立っています。1704年(元禄17)に谷村藩主の秋元喬知公が川越に転封され、谷村藩は廃藩し天領(江戸幕府直轄領)となり、此の直轄領地を管轄したのが谷村陣屋です。陣屋の名残りは無し、現在は甲府地方裁判所都留支部が建っています。




南230m程に在る浄土宗寺院の長安寺に行きます。境内の由緒案内によると、1585年(天正13)の創建で、開基は領主の鳥居元忠、開山は生誉感貞和尚と云われています。寺は1646年(正保3)の火災で焼失、本堂が1725年(享保10)に再建、1983年(S58)に修復され、此の時に棟札、寄進札、経石等が発見された事により再建年代が確認され、県の有形文化財に指定されています。山号:禅定山、本尊:阿弥陀如来像、所在:都留市上谷3-6。




長安寺から西300m程に天台寺門宗三井寺派寺院の龍石寺が在ります。かつて谷村城下町の下天神町に在りましたが、1932年(S7)に田原に在る瀧下不動尊(次回紹介)より分霊、現在地に建立され、地域住民からは「お不動さん」と呼ばれています。山号:開運山、本尊:不動明王像、所在:都留市上谷1-5-18。


龍石寺先の富士急谷村町駅脇の道から富士急大月線を越え、北西に200m程坂道を下ります。かなりの急坂なので、戻りたくなっちゃいますね(笑)。


坂を降り切ると谷村橋の上流1250mに架かる『#85城南橋』で、今回の終着地点の橋になります。桂川左岸の都留市川棚と右岸の都留市上谷とを結び、一般道が通るトラス補剛桁の吊橋です。





 名称:城南橋
 構造種別:1径間鋼吊橋
 河口からの距離:90.4km
 橋の長さ:約33m
 有効幅員:約3m
 竣工:1960年(S35)



>>>後書き<<<
次回は城南橋から遡上して、佐伯橋、新佐伯橋、田原水管橋、大月線桂川第二橋梁、今橋までの紹介です。

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  1. 2016/11/15(火) 12:00:00|
  2. 相模川

Scene-305 相模川『院辺橋側道橋、院辺橋、牛石橋、城山大橋、谷村橋』


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次回アップ予定:Scene-306 相模川『城南橋』(11/15 12:00)
[Vol-25] 今回も前回からの継続で、羽根子大橋から遡上して、院辺橋側道橋、院辺橋、牛石橋、城山大橋、谷村橋までの紹介です。先ずは、羽根子大橋の西100m程に在る白山神社から寄ります。創建は不詳、時の領主秋元但馬守より一祠を拝領し、奉斎したと云われています。祭神:伊邪那岐命、伊邪那美命、所在:都留市つる5-12-11。


白山神社から中央自動車道沿いの道を500m程下り、山梨県道705号線に右折して入り、桂川方向に400m進むと羽根子大橋の上流900mに架かる『#80院辺橋側道橋』に出ます。桂川左岸の都留市下谷と右岸の都留市つるとを結ぶ、人道専用橋です。橋名は左岸地区名からの命名です。



 名称:院辺橋側道橋
 構造種別:1径間鋼鈑桁
 河口からの距離:88.2km
 橋の長さ:約53m
 有効幅員:約3m
 完成:1986年(S61)



院辺橋側道橋の上流15mに架かるのが『#81院辺橋』で、此方は山梨県道705号高畑谷村停車場線が通ります。トラスの曲弦が錆々で汚いね。先代の橋は吊橋でした。



 名称:院辺橋
 構造種別:1径間下路曲弦ワーレントラス
 河口からの距離:88.3km
 橋の長さ:約51m
 有効幅員:約5m
 竣工:1959年(S34)



院辺橋の手前に架かる下谷歩道橋で都留市立病院脇に上がり、南に300m程進むと院辺橋の上流290mに架かる『#82牛石橋』です。桂川左岸の都留市厚原と右岸の都留市つるとを結び、一般道が通ります。橋名は、左岸地区の旧地名からの命名で、橋の西側に牛石遺跡(直径50mに及ぶ縄文時代の環状列石)が発掘されています。現在は、埋め戻されて田圃になっています。畦道にバードカービング(野鳥彫刻)がぶら下がっていました、ヘタな案山子よりは効果的かもね。







 名称:牛石橋
 構造種別:1径間上路式鋼単純トラス
 河口からの距離:88.5km
 橋の長さ:56m
 有効幅員:7m
 竣工:1984年(S59)



牛石橋から南400m程に架かる、今回の終着地点となる2橋梁に行きます。先ずは、牛石橋の上流580mに架かる『#83城山大橋』、桂川左岸の都留市川棚と右岸の都留市つるとを結び、一般道が通ります。橋名は、橋の南に在る城山(勝山城址:標高571m)からの命名です。





 名称:城山大橋
 構造種別:3径間鋼連続鈑桁
 河口からの距離:89.1km
 橋の長さ:94m
 有効幅員:約7m
 竣工:1990年(H2)



城山大橋の上流頭上に架かるのが『#84谷村(やむら)橋』で、此方は中央自動車道が通り、左岸側の谷村PAと右岸側の都留ICとの間に位置しています。橋名は、右岸地区名からの命名です。





 名称:谷村橋
 構造種別:7径間鋼連続鈑桁
 河口からの距離:89.2km
 橋の長さ:297m
 有効幅員:約8m×2
 完成:1982年(S57)



城山大橋から東400m程に富士急行の都留市駅が在るので、其方から帰宅します。途中に法華宗(本門流)寺院の信行寺が在るので、最後に紹介します。1909年(M42)に大僧正日啓聖人が都留市に巡教の折、此の地に道場を建立したのが始まりと云われ、1928年(S3)に現在地に移転し本堂、庫裡が整備されています。山号:照光山、所在:都留市つる3-1-23。




>>>後書き<<<
今回は寺社の出番が少なかったので、ブログスペースが一杯出たので、アレで穴埋めです。でも、最近ガラ携からスマホに機種変し、スマホで覗いて見ると、此の位の記事でも長いね(笑)。まぁPC用に作った奴だからね、気にしない気にしない。ところで機種変はガラ携を失くしたからで、大月でJR中央本線第二桂川橋梁の撮影時にダイヤを確認した記憶があり、其の時に胸の内ポケットに入れたつもりが、ストンだったみたいです(悲)。え~と、アレの話に戻します。カレーは偶に作るけど、量が多くなり趣向を変えて食べ続けますが、最後のお勧めはドライカレーです。残っている大きな具は細かくして、ご飯を追加して水分が飛ぶまで混ぜます。アスパラの茎部分を細切りにしてフライパンに敷き、穂先は半割で上に並べて卵と溶けるチーズを乗せて蒸し焼きにします。ドライカレーの上にトッピングで乗せて完成。チーズとカレー良く合いますよ。


寒くなったので暖かいものが欲しくなりますね、なので鶏胸肉のトマト煮にしました。玉葱、人参、大蒜、そしてトマトの水煮缶で煮込むだけです、あっ、塩胡椒で味付け追加ですよ。翌日は、パスタに混ぜてナポリタン風、最後は、ご飯を混ぜてトマトリゾット、具が少なくなったので温泉卵を追加で完食です。


暖かい部屋で食べる冷たい蕎麦も良いね。蕎麦を茹でる最後に豚バラも一緒に茹でて水洗切り、納豆下ろしを加えて完成。オクラも蕎麦茹での最後に追加、残っていたサイコロステーキを乗せて豪華だね。残り物の天婦羅はチンして乗せただけのタヌキ、もとい 手抜き蕎麦です(笑)。


次回は谷村橋から遡上して、城南橋までの紹介で橋は1橋梁ですが、其の代わりに寺社が沢山登場しますよ。

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  1. 2016/11/11(金) 12:00:00|
  2. 相模川

Scene-304 相模川『川茂橋、羽根子大橋』


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次回アップ予定:Scene-305 相模川『院辺橋側道橋、院辺橋、牛石橋、城山大橋、谷村橋』(11/11 12:00)
[Vol-24] 今回は前回からの継続で、中央道古川渡橋から遡上して、川茂橋、羽根子大橋までの紹介です。県道139号に戻り、430m先を右折して富士急大月線禾生駅前の踏切を渡ります。禾生駅の構内陸橋からは富士山が良い感じで眺望出来ます、別の日の帰宅時に特急通過待ちの時間があり、其の時に撮った絵を載せますね。通過電車はJR成田エクスプレス、土日祝日に1往復が乗り入れています。中央道高架下を潜り、100m先右手に浄土宗寺院の念崇寺が在ります。創建は不詳、長安寺2世吟応上人の弟子と云われる成誉念崇上人による開山で、長安寺の末寺です。1973年(S48)に焼失、1991年(H3)に長安寺観音堂の一部を移転した堂宇が再建されています。所在:都留市古川渡861。南都留郡三十三観音霊場の31番札所です。




念崇寺前の道を130m直進すると『#78川茂橋』です。桂川左岸の都留市川茂と右岸の都留市古川渡とを結び、一般道が通ります。橋名は左岸地区名からの命名です。





 名称:川茂橋
 構造種別:1径間鋼鈑桁
 河口からの距離:85.1km
 橋の長さ:約58m
 有効幅員:約4m
 竣工:2013年(H25)



川茂橋北詰めから左岸側に移動し、桂川沿いの道を西に100m程進むと、浄土真宗本願寺派寺院の西光寺が在ります。平安時代中期の1058年(康平2)に、源信和尚の直弟子が、一宇を結び天台宗西光院としましたが、浄土真宗本願寺派第八代門主蓮如上人の時、1492年(明応1)真宗に帰依し、浄土真宗本願寺派に改宗したと云われています。山号:常現山、本尊:阿弥陀如来像、所在:都留市川茂114。




西光寺の西隣に川茂諏訪神社が在ります。江戸時代の第113代東山天皇の御代、1705年(宝永2)に開墾耕作の神、諏訪明神を奉斎した川茂本村の産神です。祭神:建御名方命、所在:都留市川茂153。本殿の土台には1831年(天保2)の刻字が残っているそうです。鳥居は1960年(S35)の奉納。少し小高い場所に在り、富士山が良く見えます。




川茂諏訪神社から西120mに浄土真宗本願寺派寺院の浄泉寺が在ります。創建は不詳、初めは天台宗でしたが、室町時代に浄土真宗に転派したそうです。山号:川應山、本尊:阿弥陀如来像、所在:都留市川茂195。




浄泉寺から対岸に渡りたいのですが、此の先に橋が無いので川茂橋まで戻り右岸側に移動、南130mに在る八王子神社に行きます。養老年間(717~724年)僧行基が此の地に来た際、三世一身の法(新たに灌漑施設を造って田を開拓した者は、三代に亘って其の土地の所有を許し、従来在った灌漑施設を使って田を開墾した者には本人一代に限って土地の所有を認めた法令)を以て、姥沢河原より水路を得て開田を思い付き、五男三女神を奉斎祈願したのが始まりで、其の後、1759年(宝暦9)に社殿を造営したと云われています。祭神:田心姫命、湍津姫命、市杵嶋姫命、正哉吾勝勝速日天忍穂命、天穂日命、天津彦根命、活津彦根命、熊野橡樟日命、所在:都留市古川渡891。境内のイチョウは市内最大級の古木で、樹高32m、幹周り:4.3m、都留市の第51号天然記念物に指定されています。五男三女神は、八王子とも呼ばれており神社名は其の命名ですね。




八王子神社の西400mに、桂川電力(現在は東京電力)により1924年(T13)から運用が開始された川茂発電所が在ります。傍に在る川茂ダムから発電用の取水が行なわれています。川茂ダムは堤高が15mに満たない為、新河川法(制定:S39年)では堰堤とされていますが、其れ以前の河川法では堤高が定義されていなかった為、ダムと呼ばれていました。

 名称:川茂ダム
 ダム型式:重力式コンクリートダム
 堤体高さ:13.33m
 堤頂長さ:61.57m
 総貯水容量:10万㎥
 竣工:1924年(T13)



川茂発電所の放流水は導水路により、前回紹介した落合水路橋を経由して約6700m先の駒橋発電所へと流れていきます。所在:都留市古川渡。




 発電所名:川茂発電所
 発電所型式:ダム水路式
 最大出力:2500kW×1台
 有効落差:12m
 水車:立軸カプラン水車
 所在:都留市古川渡



川茂発電所の南60m程の小山に、子の神神社が在ります。境内に由緒案内が在りましたが、文字が殆ど擦れていて判読困難です。読めた部分によると、古川渡の守護神で祭神は定かでない。川茂ダムの建設により、1922年(T11)に現在地に遷宮したとの事です。所在:都留市古川渡248付近。


子の神神社から南西500m程に在る久武志稲荷神社へ行きます。創建は不詳、祭神は稲荷神だろうね。所在:都留市四日市場902-7付近。隣に聞きなれない大学、健康科学大学の都留キャンパスが在ります。私立大学で、此処は看護学部だそうです。優しくて綺麗な看護師さんが沢山育つと良いね。


久武志稲荷神社から南西に約1km、今回終着地点の『#79羽根子大橋』に行きます。川茂橋の上流2.3kmに架かる橋で、桂川左岸の都留市下谷と右岸の都留市つるとを結び、一般道が通ります。橋名は左岸地区名からの命名です。



 名称:羽根子大橋
 構造種別:1径間下路式鋼ニールセン・ローゼ桁
 河口からの距離:87.3km
 橋の長さ:85.5m
 有効幅員:約8m
 竣工:1991年(H3)



>>>後書き<<<
次回は羽根子大橋から遡上して、院辺橋側道橋、院辺橋、牛石橋、城山大橋、谷村橋までの紹介です。

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  1. 2016/11/07(月) 12:00:00|
  2. 相模川

Scene-303 相模川『大輪橋、舟場橋人道橋、舟場橋、大原橋、リニア実験線桂川橋梁、大月線落合川橋梁、大月線桂川第一橋梁、禾生橋、中央道古川渡橋』


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次回アップ予定:Scene-304 相模川『川茂橋、羽根子大橋』(11/07 12:00)
[Vol-23] 今回は桂川大橋から遡上して、大輪橋、舟場橋人道橋、舟場橋、大原橋、山梨リニア実験線桂川橋梁、大月線落合川橋梁、大月線桂川第一橋梁、禾生橋、中央道古川渡橋までの紹介です。先ずは、前回終着地点である桂川大橋の上流1.9kmに架かる『#69大輪橋』まで桂川沿いに進みます。大輪橋は桂川左岸の留市小形山と右岸の都留市田野倉とを結び、一般道が通ります。左岸下流側に河原へ降りられる道が在りますよ。



 名称:大輪橋
 構造種別:2径間単純合成鈑桁
 河口からの距離:82.2km
 橋の長さ:75m
 有効幅員:約7m
 完成:1978年(S53)



大輪橋で左岸側に渡り、南170m程に在る臨済宗妙心寺派寺院の冨春寺に寄ります。創建は不詳、冨春山桂林寺の末寺で都留郡の領主でもあり、坂東八平氏の一つ秩父氏の流れを汲む小山田出羽守冨春開基の寺です。山号:桂林山、本尊:阿弥陀如来像、所在:留市小形山665。南都留郡三十三観音霊場の30番札所です。


富春寺前の道を東に40m進むと『#70舟場橋人道橋』で、桂川左岸の留市小形山と右岸の都留市田野倉とを結ぶ、人道専用橋です。



 名称:舟場橋人道橋
 構造種別:1径間鋼鈑桁
 河口からの距離:82.4km
 橋の長さ:43.8m
 有効幅員:2.5m
 完成:2004年(H16)



舟場橋人道橋の上流隣に架かるのが『#71舟場橋』で、此方は一般道が通ります。橋下には深い淀みが在り、橋の名前から想像すると、昔は此処に渡舟場が在ったのかな?舟場橋を右岸側に渡り、北東300m程に富士急行線の田野倉駅が在るので其方から一旦帰宅します。



 名称:舟場橋
 構造種別:2径間連続PC桁
 河口からの距離:82.4km
 橋の長さ:約38m
 有効幅員:約4m
 竣工:1960年(S35)



日が変わって、富士急行大月線の田野倉駅からリスタートです。駅前から県道139号で南に1.2km、大原橋東交差点まで進みます。


交差点を右に曲がると『#72大原橋』が架かっています。桂川左岸の留市小形山と右岸の都留市井倉とを結び、西1km程に在るリニア見学センターへ行く市道大原線が通ります。リニア効果により、2015年(H27)に橋の耐荷耐震工事が実施され、14Tonから25Tonに補強されており、観光バスなどが頻繁に通りますね。リニア見学センターは最後に紹介します。



 名称:大原橋
 構造種別:1径間鋼鈑桁
 河口からの距離:83.3km
 橋の長さ:52.1m
 有効幅員:約8m
 完成:不明



大原橋の上流700mに架かるのが、『#73山梨リニア実験線桂川橋梁』です。桂川左岸の都留市大原と右岸の都留市井倉との間に位置し、左岸側に在る高川山トンネルから右岸側の九鬼山トンネル間の、明かり区間(約1km)に架かる橋梁群の一つです。因みに、左岸側から小形山橋梁、大原高架橋、そして桂川橋梁、九鬼高架橋の並びです。不定期でリニアが走っていますが、来た!と思ってカメラを構えた時には早過ぎて、視界から消えています(笑)。





 名称:山梨リニア実験線桂川橋梁
 構造種別:4径間PC連続ラーメン箱桁
 河口からの距離:84km
 橋の長さ:300.6m
 軌道:複線
 完成:1995年(H7)



リニア実験線桂川橋梁の上流130mに『#74富士急大月線落合川橋梁』が架かっています。上流方向に平行する国道139号の落合橋から見えそうで見えませんね。リニア実験線高架の下に在る私道から見える場所が在り、お邪魔しました。8000系フジサン特急は、小田急電鉄20000形RSEロマンスカーの譲渡車両です。1929年(S4)に富士山麓電気鉄道により、大月~富士吉田間(23.6km)が開業しており、同時期の架橋と推定します。





 名称:富士急大月線落合川橋梁
 構造種別:3径間鋼鈑桁
 河口からの距離:84.1km
 橋の長さ:約61m
 軌道:単線
 完成:1929年(S4)推定



国道139号に戻り南に250m、菅野川(流路延長:約13km)に架かる落合橋の左手に煉瓦造りの橋が見えます。1907年(M40)に東京電灯(現在の東京電力)駒橋発電所への発電用水を供給する為の水路施設として建設された落合水路橋で、100年以上経過しているが未だ現役。国の有形文化財に指定されています。





 名称:駒橋発電所落合水路橋
 構造種別:7径間煉瓦及びPC橋
 橋の長さ:54m
 用途:駒橋発電所用付属水路
 竣工:1907年(M40)




落合橋に戻り、国道139号を200m程南西に進むと右手に落合天神社が在ります。1681年(天和1)勝山城主鳥居土佐守により、鬼門除として社殿を造営勧請したと伝えられています。祭神:少彦名命、所在:都留市古川渡825-1。


落合天神社の先、東電水路脇の小道に入り220m程進むと、富士急大月線の東電用水上踏切に出ます。ん~、遮断桿が降りたまんまで、んともすんとも云わないね。「遮断棒を手で持ち上げて通行して下さい」と書いてあり、手動踏切でした。此処から、次の橋梁の大月線桂川第一橋梁が見え、パチリ。前方から、プォ~ン!警笛を鳴らしながら6000系「マッターホルン号」が着たので退散、反対方向には冠雪が無い黒富士が見えます。因みに今年の富士山の初冠雪は遅くて、先週の26日でした。




踏切を渡って、北50mに在る東電用水を跨ぐ古川渡橋を過ぎると、今回の終着地点の3橋梁が纏まっています。


先ずは、大月線落合川橋梁の上流360mに架かる『#75富士急大月線桂川第一橋梁』、桂川左岸の都留市川茂と右岸の都留市古川渡との間に位置し、左岸側の田野倉駅と右岸側の禾生駅との間に在ります。右岸側に小滝が流れ落ちていますよ。





 名称:富士急大月線桂川第一橋梁
 構造種別:3径間鋼鈑桁
 河口からの距離:84.5km
 橋の長さ:約60m
 軌道:単線
 完成:1929年(S4)推定



大月線桂川第一橋梁の50m程上流に架かるのが『#76禾生(かせい)橋』で、一般道が通ります。橋名は右岸側の旧地名からの命名です。



 名称:禾生橋
 構造種別:2径間鋼連続鈑桁
 河口からの距離:84.5km
 橋の長さ:84m
 有効幅員:約8m
 竣工:1994年(H6)



禾生橋の上流隣に架かるのが『#77中央自動車古川渡橋』で、中央自動車の左岸側大月JCTと右岸側の都留ICとの間に位置しています。



 名称:中央自動車古川渡橋
 構造種別:2径間鋼連続鈑桁
 河口からの距離:84.5km
 橋の長さ:205m
 有効幅員:約9m×2
 完成:1983年(S58)



北西700mに山梨リニア見学センターが在り、其方に寄って最後にします。禾生橋北詰めから中央自動車道沿い北に350m進むと左手に中央道の大月14隧道が在り、此処を潜ると近道ですよ。頭上に架かるニールセンローゼ橋は山梨リニア実験線の小形山橋梁、竣工:2015年(H27)です。200m程進んで左に見える建物は山梨リニア実験センターで、リニア見学センターは250m先ですよ。


実験センター前の小高い丘の上に「どきどきリニア館」と、「わくわく やまなし館」が在ります。先ずは、無料のやまなし館から、3Fに展望室が在るので行って見ます。観光バスで来る客は、皆リニア館に行くので此方はガラガラです。1Fに限定品の売店が在りますが、L0系デザインのPETウォーターが378円!高~。リニアが中々来ないので、リニア館へ行きます。




どきどきリニア館は入場料が420円、観光バスの客で結構混んでいます。1Fには、2003年(H15)に有人走行による世界記録581km/h(当時)を記録した実験車両、山梨リニアMLX01系が展示されています、カッコイイね!山梨リニア実験線は、1992年(H4)に中間部分の18.4kmが完成、1996年(H8)に超電導磁気浮上式鉄道山梨実験センターが開所して、MLX01の走行試験が始まり、現在は総延長42.8km(起点:山梨県笛吹市境川町、終点:山梨県上野原市秋山)の区間で走行試験が行なわれています。区間内のトンネル部は約35.1km、明かり区間:約7.7km、最大勾配は4/100の40‰(パーミル)。MLX01の説明パネルや超電導磁石なども展示されていますよ。




試験走行区間は42.8kmあり、現在の試験車両の位置、走行状態(停止、車輪走行、浮上走行)、速度などがディスプレイに表示されているので、通過するタイミングが判ります。車両点検やデーター取りなどで何時発車するかは不明だけど走り出すと5分程で見学センター前を超スピードで通過します。速っ!時間にして1秒程、カメラのフレームに入ってからシャッタボタンを押しても、頭が切れちゃうね。フライング気味に連写モードで押して丁度良い感じですが、窓ガラスへの写り込みが難点です。
低速走行時(約150km/h以下)には補助支持車輪と案内車輪(ゴムタイヤ)で走り、150km/hから磁気浮上で車輪が車両本体内に格納されるそうです。2015年(H27)にはL0系で603km/hの有人走行を行ない、鉄道における世界最高速度記録を更新しています。早く乗ってみたいね。所在:都留市小形山2381。




>>>後書き<<<
次回は中央道古川渡橋から遡上して、川茂橋、羽根子大橋までの紹介です。

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  1. 2016/11/03(木) 12:00:00|
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