ぶらっと遡上探索

河川沿いの散策、橋と付近の名所を写真で紹介します。偶にSpotで色々と...

Scene-7 多摩川左岸 『ANA整備工場』


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今回は、多摩川遡上を羽田まで巻き戻しての紹介です。何故かって?羽田空港新整備場地区にある「ANA整備工場」の見学申し込みがOKになったからです。空港内には見学可能な整備工場がANAとJALの2箇所在りますが、何れも申込み制で2~3ケ月先まで予約で埋まっている状態です。但し、キャンセル等により枠が空く場合があり、今回も偶々空きを見つけ先月に申し込んだ結果です。



ANA整備工場へは東京モノレールの新整備工場駅(整備場駅と間違えないように、それと快速は停車しないよ)で降り、徒歩15分程。Scene-2 多摩川左岸…の時に近くまで行った事があり、場所は良く判っています。駅から地上に出て直ぐ右手の環八を跨ぐ長い陸橋を渡った先に硝子貼りの渡り廊下が見えてきます。右側がANA整備工場、左側にある「ANAコンポーネントメンテナンスビル」で、ANA機体工場見学 入館証として送られてきたMailコピーを受付で提示して、入館手続き完了だ。

 

見学開始まで時間があったのでロビー内を探索。DC-3プロペラエンジン、LOCKHEED L1011グランドシミュレーター、PRコーナーには、ANAとのコラボ企画により誕生したANA仕様ガンダムなどの展示あり。
ボーイング787に採用されたBS製の最新ラジアル構造(Revolutionarily Reinforced Radial)タイヤも展示されています。職員用の売店も利用出来、ANA仕様グッスも各種あり、帰り何か買っていくか。タイヤと云えば、此処に来る途中にも使用済みのタイヤがゴロゴロ在りましたので、いつもの雑学コーナーを開催。

 


【雑学コーナー】
B787には前脚2本、主脚8本の合計10本で機体重量約250トンだから、タイヤ1本で25トンを支えているのだ、凄いね。故にタイヤも頑丈に出来ていて、乗用車の4層プライに対して30前後、タイヤ内圧(窒素ガス使用)も同じく6倍程度と高くなっている。B787用のタイヤサイズは、外径127cm、幅51cmで1本の重さは約100kg。一般的に飛行機の着陸時スピードは250km/h、離陸時は350km/hを超える事もあり、その時のタイヤに発生する摩擦熱温度は250℃以上、高度35,000ft(10,000m)の気温はマイナス45℃であり、その温度差300℃に耐えないといけない。値段もホイール付きで1本\240万前後と高いが、機能的には納得する値段だ。
長瀬智也と石原さとみがブリヂストンのCMで叫んでいるリトレッド、飛行機用ラジアルタイヤの場合、約350回の離着陸でリトレッド(タイヤ表面層の張替え)を行ない、それを3回繰り返す事が可能。
又、航空機用タイヤのトレッドパターンは、離着陸滑走時の横滑りに抵抗して直進性を保させる為に、タイヤ円周方向にのみストレートの溝が設けられている。先程の使用済みタイヤの写真にも縦溝のみがあり、トーイングカー(牽引車)や整備車輛用の特殊タイヤと思われる。
因みに、大型民間旅客機用タイヤを製造する代表的な会社は、ブリヂストンとミシュランの2社です。


見学の時間になりましたので、2FのPRルームに移動して飛行機と整備についての説明、整備士の仕事などのビデオ上映、約40分程の座学です。PRルーム内に、飛行機に取付く備品が並べられていて触れる事も出来ます。VHFアンテナ、速度測定用のピトー管、タイヤ断面、飛行灯など色々。
尚、ANA整備工場内での撮影は自由であるが、ブログ等に掲載する場合には事前にANA広報への確認手続きが必要との事。特に、見学者、社員等の個人情報が特定出来る画像と、撮影禁止指定対象物の掲載はNGになります。と云う事で、これから下のブログ掲載写真につきましては、Mailにて画像を事前チェックして戴いています。当日の確認ご対応、ありがとうございました。



見学者用ヘルメットを着用して渡り廊下を進み、反対側の建屋になるANA整備工場内に移動です。ドックスタンド(格納庫)には最大で7機体(大型5機+小型2機)同時に格納可能との事。最初は格納庫の3F相当の高さからの見学。目に入ってきたのは整備中のB777-281ER-JA717A号機です。略、整備を終わり出庫間近の状態です。左側には同じく別のB777-281-JA8199号機が整備中、機種中のERはExtended Rangeの略で距離延長型になります。機体にはアンテナが一杯、全部で17種類以上、本数は数え切れん。

 

B777-281の後ろ側に移動、水平尾翼です。尾翼なのにデカい、尾翼にも燃料が積めるそうです。更に真後ろからの絵、縦フレームでも収まらない。地上から18.5mの高さがあります。因みにB777の機体長さは64m、幅は61m、当然この機体が入るドックスタンドの大きさは幅が約230m、奥行約100m、高さ約40mもあり、驚く事に側壁以外には柱が無いのである。強固な側壁に渡されたビームと組み合わされたクロス状の内天井が見えます。その隣には主翼のフラップ、スポイラー全開の検査風景で、普段見られない状態であり感激。

 



取り外した座席の光景が目に入りました、白いのはファーストクラスの座席かな?一回は利用してみたいものだ。機内の床下点検では座席を外して完全整備するそうです。愈々、階段で1Fに降り、先程のB777-281の下に出ました。写真の中央に写っている黄色の柱は機体を持ち上げる油圧ジャッキで、最大120トンまで持ち上げられるものもあります。機体を挟むように移動される巨大な作業フロアも油圧で高さ調整可能であり、何から何までスケールが大きく、唯ビックリ。

 

出庫間近のB777-281ERの目の前まで接近です。飛行機はバック出来ないので、出庫する時には300馬力以上で、自重が約50トンのトーイングカーで押して貰うしかない。押す力(牽引力)は略自重まで大丈夫なので、B777の自重が約140トン、車輪の静摩擦係数が0.1程度と見なすと、14トンの力で動く計算になり楽々移動可能になる。先端の丸い部分はレドーム(ノーズコーン)と云い内部のレーダーアンテナを保護しています。形は流線型にする事で風圧抵抗を小さくしたり、防水や着氷防止の効果を狙っている。

 

次に脚回り、まず前輪(ノーズギア)。思っていたよりも細いシリンダーで、サス構造なども間近に見れてメカ好きにはたまらない瞬間だ。真横からもバシャッ。

 

序にメインギアもバシャッ、家に帰ってから気付いたが逆光でピントが飛んでいた、残念。
魚眼レンズも持っていたので全景を撮ったが、安いレンズでありピントが甘い。でも、天井の構造は判るよね。

 

説明は、ANAのお姉さんが丁寧に判り易く説明してくれます。左側の胴体側面にある穴は空気取入れ口で、エンジンルームへ繋がっており、空気の薄い高度でも効率よく取り込むように設計されているとの事。右上に掛かっている壁時計、直径1m位の大きなものですが小さく写っています。本当にデッカい格納庫だなあ~。
ジェットエンジン、これまたデカい!直径4m程、重さは約10トンもあり、整備時にはゆっくりと3時間程掛けて慎重に取り外すとの事。エンジンはPW(プラット・アンド・ホイットニー)製、因みに航空機エンジン製造のビッグ3は、GE(ゼネラルエレクトリック)、RR(ロールスロイス)と、此のPW。

 

続いてエンジン側面、主翼下に移動。翼下にぶら下がっている鞘状の部品は、フラップ駆動装置のフラップ・トラック・フェアリング(Flap Track Fairing)で、フラップを出し入れする際の駆動ガイドの機能を持っています。又、B777-200ERにはドラム缶855本の燃料(ケロシン)が積めますが、必要な量+予備だけが主翼に蓄えられています。因みに東京から大阪までだとドラム缶100本程度、飛行機の燃費はリットル当たり何と50mとの事、航空券が高い筈だよね。

 

航空機の進行方向と位置を表示する為の灯火が規定されていて、右翼端に緑色、左翼端に赤色、尾部には白色の灯火を付けている。又、航空機同士の衝突を防止する為に付けられるのが赤色の閃光灯(ビーコンライト)であり、胴体上下に付けられる。最近の機体では遠距離からでも視認出来るように白色の閃光灯も翼端に付けられている。下の写真は左翼の赤色灯と白色閃光灯の状態と、ビーコンライトが閃光した状態です。

 

次に尾翼部分ですね。水平尾翼の付け根部分に3箇所のマークが在るのが判りますか、水平尾翼全体の取り付け角が変わる全遊動式のものです。便毎に重心位置が異なったり、巡航速度による揚力が変化した場合に応じて、水平飛行が可能な様に水平尾翼の角度を変える仕組みとの事。トーイングカーに押して貰い、滑走路へ移動です。時間は4時30分過ぎ、日も暮れだして良い感じでB777が撮影出来ました。以上で、ANA機体整備工場の見学を終え、案内担当の皆さんにお礼を言ってお別れです。おっと、売店で記念品を買わなくちゃ。色々ありましたが無難なストラップをお買い上げ。来るときに渡った陸橋で、C滑走路を横目に新整備駅から帰宅。

 

 

 



>>>後書き<<<
今回の見学はB787のトラブル発生中であり、整備も撮影もNG。事故処理が完了して、通常状態になったら是非、又 見学したい場所です。
次回は多摩川右岸に戻ります。それから、ブログは、日曜日午前中に更新するようにしましたので、午後から観てチョ。

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  1. 2013/01/27(日) 00:58:02|
  2. 多摩川

Scene-6 多摩川右岸 『川崎大師、金山神社』


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今回は、多摩川右岸沿い最大のお寺、川崎大師を中心に紹介します。大師へは川崎から京急大師線で3駅目の川崎大師駅で下車。途中の港町駅と鈴木町駅の間で前回紹介した、河港水門が進行方向の左側に見えますよ。
大師線は1899年(M32)参拝客を輸送する目的で大師駅と六郷橋駅間で開業した大師電気鉄道(現在の京浜急行電鉄です)、六郷橋駅は現在ありません。昭和初期には、港町駅はコロラドじゃなくてコロムビア前駅、鈴木町駅は味の素前駅と云われていたそうです。大師駅前右手に、京浜急行電鉄の発祥の地なる記念碑が建っています。関東において参拝客輸送を目的として開業された鉄道会社は、他にも京成電鉄や成田鉄道(JR成田線)などが在ります。

 

ところで初詣は、もう行かれましたか。一般的には、正月三が日に参拝するのが初詣ですが、1月中の参拝も初詣とする考え方もあるようで、自分的には文字通り、年明け最初の参拝が初詣で良いと思います。因みに、正月三が日の参拝客の例年ベスト3は、明治神宮、成田山新勝寺、そして川崎大師です。
川崎大師へは駅前正面の表参道通りを大師入口の鳥居看板まで真っ直ぐ。右に曲がると仲見世通りがあり、正面に「金剛山」の額が飾られた大きな山門が見えます。

 

>>>突然ですが、雑学コーナーです。<<<
山門について。昔の寺院は山に建てられ、その山号を付けて呼ばれていました。その後、平地に建てられた寺院も、その名残で山号が付けられており寺院正面の門を山門と呼び、川崎大師は金剛山です。他に三解脱門や、それを略した三門と呼ばれる場合もあり、川崎大師の裏門は西解脱門と呼ばれています。建築史的には寺院は南正面に正門を、東西両脇に副門を造り、合わせて三門と呼ぶとの事。色々ですね。

 

参道や仲見世通りの写真に人の姿が少ししか見えませんよね、修正で消した訳でもありません。実は、この正月参拝に行った時は人、人、人の波で、写真を撮っても個人情報全開に成り、使い難い絵になっています。そんな事だろうと思って先月に撮っておいた絵を使っています。(賢いの~、伊達に年食ってないのだ)ただ、ブログ編集中に足りない絵がある事に気付き、土曜日に追加取材です。やっぱ、ボケてるの~。
川崎大師の名物は、くず餅と、とんとこ飴、のど飴、そしてご当地限定のキューピーお守りだそうです。

大山門は1977年(S52)に建てられ、両脇には四天王像が睨みを効かせています。撮影的には保護用の金網が邪魔で絵にならん(プンプン)。山門を潜ると正面に1964年(S39)に落慶した大本堂が見えます。
御本尊は厄除弘法大師を奉り、堂内には稚児大師、救世観音像、不動明王、愛染明王、金剛界曼荼羅、胎蔵界曼荼羅が奉安されています。(奉安とは、尊いものを謹んで安置する事)

 

 

川崎大師のデータ
山号:金剛山、宗派:真言宗智山派、寺格:大本山、本尊:弘法大師像、創建:1128年(大治3)、正式名:金剛山金乗院平間(へいげん)寺、所在:川崎区大師町4-48。

大本堂前には献香所、右横にお水屋(川崎大師や日光東照宮では、この呼称)があり、その奥に真言宗醍醐寺の守護女神である清龍権現が奉られた清龍権現堂と、聖徳太子講並びに諸職人により1966年(S41)に奉納された聖徳太子堂が並んでいます。中には勿論、聖徳太子像が奉られています。

 

 

大山門を出て右側に不動堂へ続く参道があり、入り口に山門(不動門)があります。この山門は、現在の大山門が建立されたことに伴い、不動門として移築されたものです。参道を進むと右手に色鮮やかな五重塔が目に入る、中興塔(八角五重塔)です。1984年(S59)、弘法大師1150年御遠忌・大開帳記念として落慶。
八角形が特徴の堂宇。毎月第一日曜日と21日の縁日に限り内部が拝観できる。二層に恵果和上像、弘法大師像、興教大師像、両界曼荼羅を安置。初層に真言八祖の図像、金剛界五智如来像、地下の大師地区慰霊堂には釈迦如来が奉安されているとの事。その前には黄金色の祈りと平和の像があり、右手方向には地蔵菩薩像、観音銅像、遍路大師などが並んでいます。

 

 

参道左手には鐘楼堂があり、正面に1964年(S39)に建てられた不動堂があります。元の不動堂は1890年(M23)創建。御本尊像は成田山新勝寺御本尊のご分躰、大聖不動明王を勧請し奉ってあるとの事。

 

右横には福徳稲荷堂が、その隣には派手な色使いの五重塔から一転して、色静かな佇まいを見せる中書院なる茶室があり自然と足が止まる。塀の前にはお茶絡みの茶筅(ちゃせん)塚があります。

 

不動堂の左横は信徒会館と、主に職員や僧侶が所属する寺務所が存在する大本坊があります。その先に鶴の池があり、奥に降魔印という印相を結んでいる降魔成道釈迦如来坐像が奉られています。手前の三羽鶴の左下には鶴ならぬ、本物のアオサギが一休み。良くこんなに小さい池を見つけたもんだ。

 

鶴の池の左裏に廻り込むと、薬師殿(旧自動車交通安全祈祷殿)1963年(S38)創建が見えます。大師河原に新らしい自動車交通安全祈祷殿が完成してからは薬師殿として落慶。左手の門が信徒会館と薬師殿への入り口となる至真門。そのまま大師駅方向へ進むと、西解脱門があります。昔は石柱だけの裏門だったそうです。左側に見える建物は清浄光院で、檀徒の菩提所になります。尚、此方の裏門は三が日と土日の混雑時は規制されていて入れませんが、普段は此方から入ると近道(時間半分)になります。

 

 



川崎大師に寄る前に、近くにあったお寺に入りました、明長寺と云う、明和2年(1765年)に再建された古いお寺です。山号:恵日山、院号:普門院、寺号:明長寺、本尊:十一面観音立像、所在:川崎区大師本町10-22、宗派:天台宗。

 



川崎大師はメジャーな仏閣ですが、マイナーだけど面白い?神社が大師駅近くに在ります。それが金山神社です。金山神社は元々、大師駅そばに在ったのが駅のループ工事の影響で、現在の若宮八幡宮の境内に移設されたとの事です。詳しくは、あ、と、で。

 

まずは大家さんである若宮八幡宮の紹介からです。仁徳天皇の淀川治水工事の実績から大師河原干拓の総鎮守として八幡塚六郷神社より氏子の移住と共に分祀されたのが始まり。社号:若宮八幡宮、祭神:大鷦鷯尊(仁徳天皇)、所在:川崎区大師駅前2-13-16。境内社として、金山神社の他に藤森稲荷神社、厳島神社、大鷲神社が祀られています。

 

拝殿前には昭和12年奉納の狛犬一対。そして手水舎、水鳥合戦の碑があります。酒と云う漢字を部首でバラすと、氵(さいずい=みず)と、酉(とり)で水鳥になる事から酒飲みの強さを比べる酒合戦を水鳥合戦と
云い、10月の第3日曜日に水鳥合戦が開かれているそうです。

 

 

お待ちかねの金山神社。別名、金まら神社と呼ばれています。此処で、ピンときた人は、その道の通です。鉱山や鍛冶の神である金山比古神(かなやまひこのかみ)と、金山比売神(かなやまひめのかみ)の二柱が祭神として祀られています。本堂は風変りな形で黒色の鉄板で覆った六角形。扉が閉まっていたので、格子硝子窓越しに内部を撮ると、土間作りで中央に鞴(ふいご)と炉があり鍛冶屋の佇まいが見える。

 

又、此方の祭神は鞴(ふいご)祭の神でもあり、鍛冶職人や金物を扱う会社からの参拝、奉納が多いとの事。本殿前には、なんとか金属加工㈱から奉納された、黒塗りのでかまら御神体レプリカが、正しく鎮座している。
この御神体♂の絵を引きで撮ると、自然がなせるミラクルとしか云いようが無い、御神木♀との共演が繰り広げられていた。Oh My God…。金床舎の天井、ぶら下げられている絵馬も凄い内容で、流石に此処では紹介出来ん。

 

例年4月の第1日曜日に「かなまら祭り」が開催され、外国人からは「歌麿フェスティバル」と呼ばれていて国際的に有名な奇祭。大師への初詣並の人混みで、何でこんなに外人が居るんだ!と云う位のバカ騒ぎが繰り広げられるとの事。外人は性格的に、此の類が大好きでオープンだからな~。
神輿巡幸もあるが、当然ながら普通の神輿ではなく、「かなまら舟神輿」、「エリザベス神輿」、「かなまら大神輿」の3基が巡幸するそうです。人気があるのが、浅草橋の女装クラブ「エリザベス会館」から寄贈された「エリザベス神輿」だそうで、ショッキングピンクの♂神輿を元お兄さん達が担ぐんだと。
興味のある人はどうぞ、今年は4月7日の予定です。



>>>後書き<<<
次回は多摩川左岸。何故か、羽田に戻ります。

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  1. 2013/01/20(日) 00:03:59|
  2. 多摩川

Scene-5 多摩川左岸 『水門と六郷橋』


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今回は、多摩川左岸沿いから『#03六郷橋』を渡り、右岸にある芸術的な水門などを紹介します。
前回、羽田神社で終わりましたので、大師橋まで戻って左岸を溯上です。多摩川沿いに佃煮屋さん発見、大谷政吉商店と書いてあります。正月用に何か買って行こうと思い店内に。色々並んでいて迷いましたが、お勧めの「若炊きあさり\725」と「はぜ甘露煮\866」を購入、しそ昆布はおまけ。値段の付け方が細かく、気に入りました。勿論、店の奥で自家製造です。

 

 

対岸を見ると水門が見える、新日本製鐵水門です。多摩川には全部で6箇所の水門あるので、この水門は3箇所目。後ほど紹介する水門2箇所を含めて、今回で5箇所が登場します。残り1箇所は多摩地区になるので後日(いつになるか?)に紹介予定です。
この辺りの左岸には、桜並木が続いているので春咲きの頃に来たい場所です。1.5km程歩くと、コンクリの塊が見えて来ます。これが4箇所目となる六郷水門です。河口から4km程の位置で、所在:大田区南六郷。

 

 

六郷用水の排水と多摩川の水が増水時に逆流する事を防ぐ目的で造られたが、六郷ポンプ所や雑色ポンプ所が設置されてからは、下水道の整備も進み、此の水門はその機能を保ちつつも殆ど使われる事は無くなったとの事。

 

 

さらに1km程歩くと、六郷橋が見えてきます。橋を渡る前に、六郷の渡し跡が此の付近にあるので寄ります。場所は六郷橋の下を潜って、京急六郷土手駅と第一京浜との中間辺りにある止め天神の中です。



入口の明神鳥居には北野天神と書いてありますが、八代将軍吉宗が乗っていた馬が暴走した時に、落馬を止めたのがこの神社で、その由来から落馬止め天神と云われ、後に名前から落馬を外した「止め天神」とも呼ばれている。Googleの地図でも止め天神の表記だ。序に、此の天神社を紹介します。本殿右側に写っている丸っこい石は鶴亀の力石。何時もと違う、正面からの絵で狛犬も載せておきます。狛犬を撮っていると、お参りに来ていた近所のオバチャンが、六郷神社に鼻ペチャで可愛い狛犬があるから撮ってきたらと、丁寧に教えてくれた。六郷神社へは此の後で行く予定だったので、「はい早速、行ってみます。ありがとうございます」…

 

 

止め天神には、その名前に縁起を担ぎ多くの受験生や選挙立候補者が参じるとの事。手水舎の手水石、メッチャ古いものです。裏側に貞享元年と刻まれています、判らない?1684年だから329年前に造られています。手水石の前に「河原橋」と刻まれた石がありました。六郷の渡しに行く時に渡らなければならなかった橋の踏石だそうです。御祭神は菅原道真公、所在:大田区仲六郷4-29。

 



六郷の渡しの説明をします。江戸時代に架けられた六郷大橋(勿論木造)が洪水で流され、代わりに六郷の渡しが設けられた。その後、何回か架橋されたが、それらも洪水で流され1925年に本格的なアーチ橋が完成。1984年に架け替えられて現在の橋となっている事から、新六郷橋とも呼ばれている。止め天神の傍に立ってる木製の柱が六郷の渡しの碑です。文字が薄くなっていますが、正面に日本橋へ四里半、左横に六郷の渡し。と読める気がします(微妙~)。背面の宮本台緑地公園入口に先代の橋に使用されていた親柱の展示あり。少し離れた六郷神社内に、1910年に架けられた橋の親柱が残されているとの事で、先ほどの鼻ペチャ狛犬の件も合わせて、移動です。

 

第一京浜沿いに多摩川と反対方向に約1km入ります。道路から参道の鳥居が見え、直ぐ判ります。表参道から入ります、明神鳥居前に梶原景時寄進と云われる太鼓橋があります。拝殿前に一対の狛犬、右手前に三柱、天祖、氷川、稲荷神社が祀られています。六郷神社の御祭神は、応神天皇(誉陀和気命:ほんだわけのみこと)をお祀りする八幡様、所在:大田区東六郷3-10-18。

 

 

 

その左手にあったのが此処に来た目的、其の1:1910年代に造られた六郷橋の親柱です。墨書きの文字が未だ綺麗に残っています。(補修した?)



目的、其の2:鼻ペチャな狛犬。案内板には大田区の文化財で、貞享2年(1685年)奉納され芸術性に富んだ作風とあるが、ん~どうだろう、古さは見事だが芸術的かどうか、ノーコメントでお願いします。近くに、寶珠寺と、松竹梅の庭園が綺麗な観乗寺がありました。

 

 

『#03六郷橋』へ戻ります。橋の構造種類は桁橋の一種である箱桁橋です。欄干の親柱には珍しく飾りが付けられています、小舟ですかね。橋の下は六郷ゴルフ倶楽部の打放し、寒いのに無理すんなって。

 

 


名称:六郷橋
構造種別:箱桁橋
河口からの距離:5.6km
橋の長さ:443.7m
竣工:1984年(S59)






川崎側に渡り、下流に有る水門へ戻ります。500m位歩くと芸術的な水門が目に入ります、河港水門です。水門の上には、川崎の名産だった桃、梨、葡萄をアレンジした彫刻が施されています。この辺りの地名は鈴木町と云い、鈴木商店(現在の味の素)の町であり、此の水門は、鈴木商店の多額な寄付により専用河港水門として造られたとの事。水門先の運河は当初、JR鶴見線の浅野町方向まで伸びる計画であったが、第二次世界大戦の影響により頓挫。結果的に、水門から220m程の所で中断されています。

 

川崎に有るもう一つの水門は、新日本製鐵水門です。此処の水門から2km位戻るのですが河川沿いは、ず~っと味の素の工場で見所は無い。あるのは、味の素の排水樋管だけ。河川敷き内は国土交通省の管轄で、常に粗大ごみの不法投棄や水質異常などをパトロールしています、ご苦労様です。

 

 

途中に、ゴルフに行く時、横目で何回も見ていた怪しげな寺院が有ったので序に確認。川崎大師の自動車交通安全祈祷殿でした。それにしても最近の寺院は、外観が派手でキラキラ黄金色が好きですね。祈祷殿の裏を廻り、大師河原町公園の先に有るのが新日本製鐵水門です、今回はこれで、お、し、まい。

 

 



>>>後書き<<<
ブログを作成するテキストエディタにも慣れてきた。"&#160"ってスペースの事なんだ、知らなかった。画像配置のレイアウト調整に使えるな。取材記事の裏付け確認など勉強になる事も一杯、なんか忙しくなってきて、ボケてる暇も無いぞ!
次回は、川崎大師と、思わず口元が緩んでしまう、楽しい神社を紹介します。

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  1. 2013/01/13(日) 00:36:12|
  2. 多摩川

Scene-4 多摩川左岸 『穴守稲荷神社、羽田神社』


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今回は、Scene-2の中に出てきた弁天橋の赤い大鳥居があった、移転先の穴守稲荷を紹介します。
京急川崎駅から空港線の急行で4駅目、穴守稲荷駅で下車。改札を出たら、左右左右左右と歩ける道をアミダくじ方式で歩いて行くと参道の赤い明神鳥居が目に入り、此方の鎮座地に移転された穴守稲荷神社に辿り着きます。二つ目の鳥居を潜ると、左手に社務所が見えます。

 

 

拝殿前には狛犬では無く、きつね様です。狐は、お稲荷様の眷族(使い)であり、獅子・狛犬と同様の役割を果たす神仏の守護獣で、他に猪、龍、狼、蛇などもあります。稲荷神に狐、春日神に鹿、弁財天に蛇などが代表的な例です。それにしても、此の狐、ガン飛ばし状態で目つき悪いな~。正面に拝殿が見え、奥に本殿がありますが此処からは見えません。御祭神:豊受姫命(とようけひめのみこと)、所在:大田区羽田5-2-7。後ろには神楽殿があり、節分、初午、例大祭(狐舞)の年3回開放している。因みに、今年の節分は2月3日で午後1時、3時、5時に豆まきとの事。

 

 

神社右手に千本鳥居が有り、その奥に「お穴さま」とも呼ばれている奥の宮がありました。千本鳥居の左側に招福の砂が置いてあり、此の砂を持ち帰って敷地内や玄関に撒いたり、身に着けると所願が叶うとの事です。

 

さらに右手に手水舎、納札所、神輿庫があり、左奥には狐の群れる祠が並んでいました。出口横には三猿の碑が有りましたが、由来などは不明。未だ、時間はたっぷり有る、羽田と云ったら羽田神社ですよね、行くよ。

 

 

時間は12時ちょっと過ぎ、昼飯時であり弁天橋通りに江戸前穴子の天ぷらで有名な店があるので、其処で食事にしようと行って見たが生憎と休み、他の店も17:00からの営業だと。この辺はお客様は神様じゃ無いのだ、神様はお狐なのである。丁度コンビニがあったので、梅と海老マヨのおにぎりを買って多摩川の堤防で食べようと思う。途中で又、赤い鳥居、今度のは小ちゃ。白魚稲荷神社と書いてある。少し歩くと又、鴎稲荷神社。この辺は稲荷神社だらけだ。後で、調べてみると羽田七福稲荷巡りがあるとの事。因みに残りの4箇所は東官守稲荷、妙法稲荷、重幸稲荷、高山稲荷です。
多摩川の堤防に出たので、おにぎりを歩き食いしながら羽田神社方向へ向かう。

 

何度も見た大師橋の下を潜ると、右手にお寺が見える。羽田神社の隣にある喜修山正藏院了仲寺(りょうちゅうじ)である。並び順に入って見る事にした。了仲寺は真言宗智山派に包括される宗教法人、所在:大田区本羽田3-10-8、本尊は木造不動明王立像。山門の左には三界萬霊菩提なる塔が建っている。

 

 

隣が羽田神社である。その隣にもお寺があり、常栄山自性院の石碑が立っている。
此の自性院にあった牛頭(ごず)天皇社が明治元年(1868)、神仏分離により「八雲神社」となり、明治40年(1907)に現在の「羽田神社」に改称されている。自性院は真言宗智山派の寺院で、左側には大田区の文化財に指定されている牛頭天王堂がある。文久元年(1861年)の古い建物で軒に飾られた龍は見事である。所在:大田区本羽田3-9-12、本尊は、木造薬師如来立像。

 

 

真ん中の羽田神社に戻ります。参道入口には一の鳥居と二の鳥居、石製の神明鳥居です。御祭神は須佐之男命(すさのおのみこと)と稲田姫命(いなだひめのみこと)の二柱である。所在:大田区本羽田3-9-12。

 

鳥居前に有る狛犬は古く、江戸時代文政2年(1819)寄進によるもの。台座には綺麗な獅子が刻まれている、良い仕事するなあ~。

 

右横には神輿殿と神楽殿が見える。神輿殿の中に有る神輿は、東京屈指の大神輿であり重さ五百貫。と云う事は何kgだ。1貫は3.75kgだから何と1875kgだ。凄え~、多分100人単位で担ぐのだろう。例大祭には地区の神輿14基に対して総勢3000人の担ぎ手が動員されるそうです。因みに此の神輿の出し入れにはフォークリフトが使われています。

 

境内には4つの稲荷社がある。一番手前が、鈴納稲荷、増田稲荷、日枝神社、羽田稲荷社である。鈴納稲荷は個人の稲荷社で、戦前の民間信仰の名残らしい。

 

 

右手一番奥に鳳輦(ほうれん)倉があり、左脇には倉と接するように三の鳥居がある。中に人が曳く車輪の付いた神輿が格納されていた。これが鳳輦と呼ばれるもので、神様の乗り物である。根元部分が腐食している為、使われる事は無く、此の倉に保存されている。

 

左の社務所左に手水舎、右横には明神鳥居の羽田富士鳥居があり、奥には明治初年に造られた冨士講の塚、一般には「羽田富士」として知られている、高さ5m程の人工の富士山があります。この山には登山道もあり、頂上には浅間神社が祀られていて、鳥居、狛犬も揃っていました。

 

 



>>>後書き<<<
お正月も終わり今週から、会社出勤が始まりました。ブログを書き上げる時間が少なく、Scene-4 多摩川左岸 『穴守稲荷神社、羽田神社』がやっとアップ出来ました。当分、週1ペースでのアップに成りそうです。
次回は、多摩川左岸沿いから『#03六郷橋』を渡り、右岸にある芸術的な水門などを紹介します。

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  1. 2013/01/09(水) 21:05:58|
  2. 多摩川

Scene-3 多摩川左岸 『羽田空港』


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前回、飛行機の撮影が上手く出来ませんでしたので、1/2日に羽田空港の空撮スポットに行ってきました、その紹介です。空港へは川崎駅から京浜急行を使うかJR経由東京モノレールで行くか迷いましたが、モノレールで行く事に決めました。決め手は、1日乗り放題の1dayパス(\700)が使えるからです。
早速、モノレール浜松町駅で購入し各駅停車に乗車、乗り放題なので最初に降りた駅は昭和島です。

 

ホームに降りると反対方向に、ピカチュウがいました。ポケモンモノレールです。1編成運転と云う事で、1時間に2回程度の割合で見られ、これを目当てに遊びに来るお子チャマも沢山いるそうです。駅前は売店、コンビニなど一切なく殺風景な場所で、目の前には森ケ崎水再生センターの工事中の塀があり、その間を抜けて通りに出ます。通りを右手に進むと京和橋が有りますので渡って京浜島に入ります。因みに、此処の水再生センターの規模は国内最大との事。

 

 

湾岸道路に沿って真直ぐ京浜島の岸壁まで行けば、そこが空撮スポットです。右横に緑道公園が島に沿って造られていましたので、其方で行きます。10分程歩くと、運河を隔ててB滑走路が見えてきました。

 

島の突端では既にスタンバっている人が5名程、自分も邪魔にならないポジを探す。此処からは、望遠でないと撮れないので、コンデジに無理やり付けた望遠で撮影を開始したが、本日晴天なれど風強しの状態であり中々フレーム内に収まってくれない。おまけにMFでピント合わせ、悪戦苦闘だ、風がさらに強くなってきた。何とかブログに貼れそうな絵も撮れたので、この場を撤収。次は羽田旅客ターミナルへ移動します。

 

 

昭和島駅へ戻るには島の真ん中を一直線が近道だ。こう云う時に役立つのがナビだ。写真は、ATLASのHANDY GPS MAP で、現在地は勿論の事、目的地も地図、住所、電話番号(個人はペケ)から簡単に登録出来る(ナビガイドは直線表示)。ので、駅に迷う事無く最短で到着、終点の空港第2ビルへ向かう事とする。

 

空港第2ビル駅に着いた。第2旅客ターミナルビル内は観光客や帰省客でごった返している、おまけに広すぎてエレベータの場所が判らん(当におのぼりさん状態)。探すより聞いた方が早くねえ~。丁度フロアガイドのお姉さんがいたので教えて貰い、5F展望デッキへ上がれました。

 

展望デッキのフェンスには、既に多くの人がへばり付いている状態だが、隙間を探してスタンバイOK。此処は、ボーディングブリッジに横付けされた機体が眼下に見える絶好のポジションです。フェンスも目が大きく、皆レンズを網に潜らせて撮影中です。望遠を使えば、飛行機のパーツも綺麗に撮れます。

 

 

駐機誘導もゆっくりと動いてくれるので、望遠でも楽々と撮れて満足。

 

此処からは、テイクオフから上昇の絵です。

 

 

 

第2旅客ターミナルは、これ位にして第1旅客ターミナルの展望デッキへも行って見たいと思うので、モノレールで1駅戻ります。此方の展望デッキは狭いうえ、手前の柵からフェンスまで間が開いている為、撮り難い場所です。特に離着陸の撮影は不向きで撮影している人も少なく、人気がありません。
取り敢えず、駐機の飛行機を撮ります。

 

 

<<<おまけ>>>
先ほどのガイドの中に浜松町に有る国際貿易センタービルの40F展望台料金が、通常\620が1dayパス提示で何と\100との事。帰る途中でもあり、徹底的にパスを利用してやろうと思い、寄ってみました。
展望台の正式名はシーサイドトップと云うそうです。国際貿易センタービルは1970年竣工し日本一の高層ビルとなったが、翌年に竣工した京王プラザホテルに抜かれている。まあ~後出しジャンケンが勝つようなもので、現在では73番目の高さだと。ところで、高層ビルの寿命ってどの位なのかな?正確には判らないけれど50~80年とか云われていますよね、このビルも残り数年で定年になるのかな。
因みに、No1はミッドタウン(248m)、以下都庁第一本庁舎、NTTドコモビル、サンシャイン60、六本木ヒルズの順です。シーサイドトップからの絵を紹介して、今回のブログはおしまい。

 

 

 



後書き。
FC2ブログで使用するアルバム管理が良く判っていませんでした。ブログ単位にアルバムを作っていましたが、Max10個という事で、前回のブログからアルバム登録を止めました。気に入った写真がありましたら、その都度クリックして下さい。次回は、羽田付近の神社を紹介します。

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  1. 2013/01/05(土) 01:46:19|
  2. 多摩川

Scene-2 多摩川左岸『マイナス0.4km標識』


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前回の右岸0kmに引き続き、今回は左岸の0km標識を紹介します。ん、タイトルのマイナスてっ何かって!最後まで読めば判ります、よ。
左岸へ行く前に右岸0km付近の見所紹介をします、予告の浮島町公園(川崎区市民健康の森)です。
大師橋の右岸口まで戻りましたが、目的地までは距離にして6km程です。首都高神奈川6号川崎線の下を真っすぐ歩けば良いのですが、時間短縮(本当は足が辛くなってきた)の為、臨港バス(\200)で行く事にしました。
産業道路との交差点近くにバス停(江川1丁目)がありダイヤを確認すると20分間隔。バスは待つ事無くすぐに来ました、ラッキー。7分で到着、はや~。浮島町公園は芝生、花壇、森林など自然環境一杯で散策するには良い場所ですが、今回は別の目的で来ました。所在:川崎区浮島町12-1

 

公園に入ると碇のオブジェ、良く見ると地面にローマ数字があり日時計でした。奥の小高い場所に小型の風力発電タワーが3基並んでおり既に、釣り人1名と飛行機の着陸を撮影している人が4名程いました。此処は、飛行機の撮影スポットとしても有名な場所です。そうです、此処に来た目的の一つです。対岸の羽田空港が間近に見え、管制塔や駐機エリア、A滑走路使用時の離着陸アプローチラインと略平行に位置しています。

 

 

この日は、34Lへの進入が多く見られました。風向きが逆であれば16Rへの進入に成り、離陸の迫力ある絵が撮れたのに残念、更にこの日は曇天であり、安いカメラでは色彩が落ちます。取り敢えず、着陸進入の飛行機を載せます。

 

 


【雑学コーナー】
飛行機の進入が34Lとか16R云々と書きましたが、判らないですよね。説明します。滑走路は直線で造られ、その方向は時計廻り角度(360度を1/10で割った数値)を2桁(10度は01)の方向で表現します。北向きが36、反対の南向きが18。西は27、東09です。滑走路が2本平行にある場合は、左(L)、右(R)を2桁の方向に付け加えます。従って、34Lとは340度方向(略北方向)で左側の滑走路の事で、羽田空港で云うとA滑走路が(34L/16R)、C滑走路が(16L/34R)になります。因みにB滑走路(04/22)とD滑走路(05/23)は横風の場合に使用されます。下の地図をクリックして、航空写真で見て下さい、滑走路手前に34Lと表記されていますよね。



本編を続けます。撮影スポットから右手方向は24時間無料の海釣り公園になっており、カレイ・シロギス・ハゼ・アナゴ・スズキなどの五目釣りで人気らしいが、この日は風が強いのか人影が疎らな状態でした。落ちた時の救助用の浮輪、ロープも準備されています。右手には、へんてこりんな建物が見えます。後で調べたら多摩川トンネルの換気塔と浮島換気口でした。

 

 

では、対岸の0km標識を探索したいと思います。大師橋へは臨港バスで戻りますが、公園出口の交差点を渡って左前方に浮島バスターミナルがあったので、此方から乗ります。撮影で時間を潰している内に、足の疲れは回復だ。


飛行機の撮影だけで来るなら此方のバス停の方が便利ですよ。







大師橋の取り付け階段を降りると目の前にライトブルーの水門があります。羽田第2水門です。第2水門って云う事は第1水門もあるのかって? はい、あります。此の先700m位下流に見えますよ。水門は、排水や舟の通行用に地域の水面と多摩川を結ぶもので、第2水門内には屋形舟の係留、小型船舶講習・試験場がありました。勿論、多摩川の洪水や高潮の時には此の水門は閉められ機能を発揮します。

 

先に進むと、羽田の渡しの碑がありました。説明プレートには由来などが刻まれていますが、説明文が長いので要約すると、「小島六左衛門組が営んでいたので、六左衛門の渡しとも呼ばれていた。穴守稲荷や川崎大師への参拝、買い物客で賑わっていたが、S14年に大師橋開通に伴い廃止された」との表記。高速大師橋を潜って行くと羽田第1水門があります。

 

第2水門後ろから、この付近までに昔の堤防だった赤レンガ堤が残されています。
関東大震災時に此の地区の建物が崩壊したのを機に工場が相次いで建てられ、鉄骨造りの荷揚げ場が造られましたが、此の施設の足場を築く為に、赤レンガによって護岸を固めたものが「レンガ堤」であると云われています。又、何らかの理由により堤防が連続して築けない隙間が何箇所かあり、その箇所にはスライド式か、上からの差し込み式か不明であるが、隙間を埋める遮蔽板が有った事が想像出来ます。専門用語では陸閘(りっこう)と呼ばれ、写真はその名残です。

 

堤防沿いに400m程進むと赤い鳥居があります。海老取川に架かる弁天橋を渡って近くまで寄ると、神社も祠も無く、鳥居のみ。記念碑が有ったので、読んでみると、空港内にあった穴守稲荷神社の大鳥居であり、終戦後に米軍により空港が管理され、神社と鳥居は破壊されたが大鳥居だけは残された。その後、日本に返還されたがS59年に東京国際空港沖合展開事業により滑走路と旅客ターミナルは沖合に移転され、B滑走路の障害になる為、現在の場所に移転されたものであった。穴守稲荷は逆方向になるので、溯上ルートの回に紹介する事にします。左側に環状8号線が通っているので、空港下を潜りそのまま直進です。

 

1km程進むと、道は大きく右カーブし左に国際線の駐車場ビルが見えます。途中右手に羽田沖空撮撮影や遊覧クルーズが利用出来る、羽田空港船着場の入口があります。地図で確認すると、あと500m進んだ付近に目的の左岸0k標識が有る筈です、あと少しだ頑張れ。左には、モノレールが見える、帰りはあれで帰ろう。
目前には、D滑走路が見える。歩道の柵は此処で途切れ、堤防上を注意深く見ながら前進するのみ。

 

 

見っけ!!堤防の上にポツンと銀色に輝くプレート(輝いて無いって)、いいえ苦労して探した物は、皆輝いて見えるんですよ。後から、同じ目的で来る人の為の目標物は、横を走るモノレールの支柱番号(P97)の横です。

 

対岸を見ると、前回紹介した右岸0k標識があった水位観測小屋が見えました。写真で説明すると、此方の標識の垂線上にある左側クレーンの根元になります。

 

右岸では運河で行き止まりでしたが、此方側は空港敷地手前フェンスまで歩けるので、そのまま堤防沿いに歩き帰りのモノレール新整備場駅方向に行く事にしました。
ん~、堤防の上に何やら膨らんだ突起が遠目に見えた!え~先程のが0k標識だとすると何なの~。
急いで近づくと其れは、そうですタイトルになっている-0.4kの標識でした、感動はチョッピリ。序にこれもバシャ、柱番号はP117です。さっきの柱から20本目で400mと云う事は、モノレール柱のスパンは20mか。
えっ、どうでもいいって。自分もそう思います。
と云う事で、国際線ターミナル駅よりも近い、新整備駅へ向かって帰ります。左手には羽田空港トンネル(例の天板落下と同じ構造)があったが天板撤去も終わっているので安心して通行(今回、右側の歩道を歩きましたが、トンネル出口から左側にでる横断歩道が無く、陸橋を大廻りしてしまった。左側の歩道を歩いて下さい)。トンネルを出てしばらく進み左方向に向かうと、目の前に黒い機体(スターフライヤー)が駐機中。此処からも撮影出来るのかと思ったら、フェンスが二重で近付いての撮影は網が邪魔であり、遠くからバシャッ。後ろに見える塔は新旧の管制塔です。フェンスの左側が新整備駅です。

 

 



後書き。
今回は長文のブログになり、最後までご覧戴き、ありがとうございます。次回は、羽田空港内部を紹介します。

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  1. 2013/01/04(金) 00:12:07|
  2. 多摩川

Scene-1 多摩川右岸 『0k標識、高速大師橋、大師橋』


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あけましておめでとうございます。
愈々、本題の遡上探索に突入です。内容はブログタイトルに有るように、ぶらっと(気が向いた時の不定期)溯上探索であり、単純に川を下流から上流へ登っていく溯上や、日本列島を川に見立てて南端から北端への移動、鉄道の始発駅から終着駅までの移動など色々ありますが、スケール、手間、暇、予算…を考慮した結果、冒頭の川をターゲットに下流から上流へ遡り、橋や橋梁などの河川施設、周辺の名所等を紹介したいと思います。

まず、一口に川と云っても、一級、二級、準用、普通河川など様々であり範囲が広すぎるので、対象を絞る事にしました。一級河川、調べてみると約14000河川もあった。もっと絞ると水系のレベルになり、上位の一級水系は全国で109水系、自分が住む関東地方整備局管轄では、久慈川、那珂川、利根川、荒川、多摩川、鶴見川、相模川、富士川の8水系です。
と、云う事で、最初の素材は一番近くを流れている多摩川に決定!
多摩川は、幼少期に魚を釣りに行ったり、泳ぎに出掛けた記憶が有る。その後S40年頃からS50年後半までは汚れが目立つ状態になってしまったが、現在では鮎が生息可能な程に綺麗になっています。因みに、水質指標の一つにBOD(生物化学的酸素消費量:Biochemical oxygen demand)があり、多摩川の平均BODは1.2ppm(1.2mg/l)です。
前書きは、これ位にして本題へ行きましょう。

多摩川の沿線には河口から**kmと云う距離標識が立っていますので、スタートは勿論0km標識ですね。事前調査で大体の場所は判っているので、其処を目指して出発です。
最寄り駅である、京浜急行大師線の終点駅、小島新田駅で降ります。駅前左手方向、産業道路高架を潜り多摩川にぶち当るまで直進すると、堤防上に出る階段が見えます。

 

手前右に公園があり、綺麗なトイレもありますので、必要な人は此処で処理を。この先の河口付近にはトイレは無かったので、この先は自然と仲良くするしか有りませんよ。川沿いの遊歩道は良く整備されていて、ジョギングやサイクリングしている人とよくすれ違う。河口へは大きく右にカーブ、そのまま直進あるのみ。

 

直ぐに、海から1kの標識が目に入る。後ろを振り返ると高速大師橋と大師橋が見える、この後で寄る第1号の橋だ。そのまま河口方面に進むと、川岸は葦の密生地や浅瀬が目立ち、浅瀬には人が暮らしている形跡があり、住人と同居のノラ猫が寒そうに日向ぼっこしていた。風邪引くなよ!
途中の浅瀬には、高い放射能検出うんぬんのプレートが掲示されている個所が所々にあり、遠巻きにスルー。

 

目の前に、先ほどの1k標識とは違うコンクリ製の標識、近づくと0.4kの表示あり。葦の茂みには、餌を探しているカモが沢山泳いでいた。市街地にいるカモは人慣れしておりパン屑を投げると寄ってくるが、こいつらは警戒心が強いのか?昼飯用に買ってあったパンをプレゼントしたのに逃げやがって、可愛くないな。仕方ないので、望遠でカモを撮影しようとしたが動き回る為、フレームの中で止まってくれず難しい。下の写真は、何とか撮れた写真の中のBest-2(カルガモ&オナガカモ)です。

 

 

その先には、目的地である河口水位観測所の小屋が見えてきた、あと少しだ。左手には黒塗りの多摩川河口の杭も立っているぞ。

 

多摩川遡上探索のスタート地点になる0km標識がある河口水位観測所小屋に到着です。標識は、観測所小屋の左手前に見えるコンクリ柱じゃなくて、その後ろの草むらの中に埋め込まれている丸形のプレートです。少し近接で撮影、さらにドアップでバシャッ。
因みに、観測所小屋の後ろ側は多摩運河になり行き止まりになっています。その先は埋め立て地ですが港湾局管轄であり、国土交通省河川局が管轄する多摩川の0kmは此処になります。

 

 

対岸には羽田の国際線旅客ターミナルビルが見えます。左岸の0km標識もあの辺りに有る筈ですので、早速行って見たいと思います。と云いたい処ですが、此の近所の見所紹介が済んでないので、チョットお預けです。

右岸上流方向に戻る途中で遊歩道脇にコンクリート製の物体が鎮座しています。地図で確認すると、その場所には多摩川を横断する形で点線マークが描かれており、JR貨物鉄道の地下トンネルが走っている場所でした。

 

近くに水神社があるので寄りたいと思います。水神社の御祭神は美都波能女命(みずはのめのかみ)で、水の神/井戸の神/灌漑用水の神であり、此処、多摩川の水難守護の村社として建てられたもの。所在;川崎区殿町2-1-20。

 

入口に石製の鳥居が見えました。形式はお馴染みの明神鳥居です。左には蛇口使用の手水舎。本堂の左右には狛犬が、こんにちワンです。

 

 


直ぐ隣には、法榮寺があった。正式名称は青龍山稲光院法榮寺で、天台宗で水神社の別当。本尊は薬師如来坐像である。(別当とは神仏習合が許されていた江戸時代以前に、神社を管理する為におかれた寺の事)





■多摩川に戻り10分程度歩くと、記念すべき初回に紹介する橋となる、自動車専用の『#01高速大師橋』(正式名:高速横浜羽田空港線橋梁)が目の前に現れます。隣の大師橋の上をクロスするように斜めに架けられています。


名称:高速横浜羽田空港線橋梁
構造種別:鈑桁橋
河口からの距離:2.5km
橋の長さ:526m
竣工:1968年(S43)





 

上流側に架けられている橋は『#02大師橋』です。以前の橋はゲルバー式トラス橋でしたが老朽化が進んだため、1991年から架けかえ工事が始まり、現在の大師橋は1997年に竣工(橋の中間部に大師橋の履歴板あり)。橋の中間に立つ塔から左右に7本のワイヤーで橋桁を吊る斜張橋です。見た眼に美しい橋で、好きな橋のひとつです。


名称:大師橋
構造種別:斜張橋
河口からの距離:2.6km
橋の長さ:555m
竣工:1997年(H9)





 

多摩川に架かる橋や橋梁の数は小河内ダムまでの間に85箇所もあるので、今回は2箇所に留め次回以降に繋ぎたいと思います。


【雑学コーナー】
今回のブログで、やれ右岸だの、左岸だの表記が目立つと思いますが、河のどちら側が右岸か判りますか?
川上に背中を向けて立った時の、右手側が右岸、逆が左岸になります。世界共通の取り決め事です。

<<<後書き>>>
次は、今回の右岸0km標識先の浮島埋め立て地にある、浮島町公園に寄ってから左岸0km標識を紹介する予定です。

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  1. 2013/01/01(火) 00:10:47|
  2. 多摩川

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