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ぶらっと遡上探索

河川沿いの散策、橋と付近の名所を写真で紹介します。偶にSpotで色々と...

Spot-90 横浜関内『横浜三塔物語』

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次回アップ予定:Spot-91 稲城市『MECHANICALCITY INAGI』 (2020/01/01)

前回、関内地区に在る歴史的建造物を紹介しましたが、横浜港を代表とする三つの塔を有する建物を巡る、「横浜三塔物語」について紹介します。日本大通り駅の改札を出ると、地下1Fのコンコースに陶板レリーフが3面並んでいます。2004年(H16)に完成した、柳原良平氏による■「横浜港今昔」です。
■左面「船三代と横浜港」:手前に開港の為、ペルリ提督が乗ってきた黒船の「サスケハナ」、中に明治時代に太平洋を航路としていた客船「春洋丸」、奥に2008年に引退した客船「クィーンエリザベス2」が描かれています。
■中面「横浜三塔」:昔から外国船の乗組員達にも親しまれていた、港のシンボルとなる三つの塔の建物。左から、神奈川県庁(K:キング)、横浜開港記念会館(J:ジャック)、横浜税関(Q:クィーン)です。
■右面「大さん橋からのみなとみらい地区」:横浜港に造られた大さん橋に停泊しているクルーズ客船「飛鳥」、大さん橋から眺望出来る赤煉瓦倉庫や新都心「みなとみらい地区」が描かれています。


では、地下1Fから3番出口で地上に出ます。先ずは左手前方に在る、神奈川県庁本庁舎から寄ります。関東大震災で焼失した旧県庁舎の再建で、塔屋は「キングの塔」として親しまれており、横浜税関本関庁舎(クイーンの塔)、横浜市開港記念会館(ジャックの塔)と共に「横浜三塔K・Q・J」の一つに数えられています。此のような愛称で呼ばれるようになったのかと云うと、外国から来た船員が夫々トランプになぞらえて付けたようです。
県庁本庁舎の正面玄関から通りを挟んだ位置から、本庁舎の左手にJの塔、右手にQの塔が同時に見える横浜三塔viewpoint-Plate が在ります(木々が落葉した冬季限定)。残念ながら、現在は神奈川県庁分庁舎工事の為に一時撤去されています。




県庁本庁舎は屋上が常時一般公開されていますので、上がって見ます。EVで6Fに上がると、踊り場から屋上に出られます、手前にはKの塔への階段が在りますが立ち入り禁止ですね。屋上からは赤レンガ倉庫や大さん橋などが望め、片隅に建物の軒先などに装飾として使用されていたライト様式(幾何学的な装飾模様)のテラコッタ(土製の焼き物)が展示されています。


屋上からは横浜三塔も見えますよ。キング:神奈川県庁本庁舎(高さ約49m)、クイーン:横浜税関本関庁舎(高さ約51m)、ジャック:横浜市開港記念会館(高さ約36m)。


次に県庁本庁舎西側に在る、ジャックの塔の愛称で呼ばれている横浜市開港記念会館へ行きます。横浜開港50周年を記念し、市民の寄付金によって建てられました。




横浜市開港記念会館からみなと大通りを海側に150m進むと、横浜税関本関庁舎です。関東大震災で庁舎が倒壊焼失し、帝都復興事業として完成しました。本関庁舎は緑青色のドームがシンボルで、クイーンの塔として親しまれています。


横浜税関から海側に高架橋が見えます、橋梁銘板には第1山下架道橋、第2山下高架橋(竣工:S38)と表記されています。1986年(S61)に廃止された山下臨港線の跡で、2002年に山下臨港線プロムナードと云う、遊歩道として一般に開放されています。プロムナードの下、象の鼻パークからも横浜三塔が一望出来ます。後で紹介する、viewpoint-赤レンガ倉庫の延長線上でした。


次に象の鼻防波堤へ行きます。1859年(安政6)イギリス波止場と税関波止場の2本の突堤が、幕府により建設されて横浜港が開港されました。1867年(慶応3)税関波止場が弓なりに湾曲した形に築造され、其の形状から象の鼻と呼ばれるようになっています。象の鼻防波堤の先端付近にも、横浜三塔viewpointが新しく設置されています。但し、Jの塔は横浜税関分庁舎に隠れて、時計塔の頭だけチョロット見える状態です。大さん橋へ続く桟橋脇には、大型クルーザー(Rosa alba)や警戒船、水先案内船などが係留されています。




象の鼻防波堤から北東方向に延びている桟橋が横浜大さん橋です。1894年(M27)に前身の鉄桟橋が完成しましたが、関東大震災で大桟橋は崩壊しています。其の後、2002年(H14)に現在の大さん橋が完成しています。構造的には桟橋ではなく岸壁である為、平仮名混じりの「大さん橋」が正式な表記になっています。途中、右手に見える台形の建物は旧横浜港大さん橋国際客船ターミナルで、現在は大さん橋ふ頭ビルとして、クルーズ船、屋形船の発着桟橋として利用されています。係留されていた船は、横浜クルーズ船のロイヤルウイングです。


外国航路のクルーズ客船に乗下船する際は、出入国ロビーで通関や出入国手続きや手荷物検査を行ないます。今度、利用します(嘘ですヨ、笑)。屋上の床は、ブラジル産木材イペを使用したウッドデッキ仕上げと天然芝で構成しており、景色を楽しみながら24h利用出来ます。桜木町駅方向を望むと、赤レンガ倉庫とランドマークタワー(296.3m)が見え、左手に見える2番目に高いビルは、来年竣工予定の「ザ・タワー横浜北仲」:地上58階、地下1階、高さ約200m、総戸数1179戸の超高層マンションです。販売価格は4500万円~8億円ですが全戸完売しています。


大さん橋のくじらの背中突端から60m程背骨沿いに戻ると、横浜三塔viewpointが在ります。他のviewpointに比べて高い位置に在るので、三塔が一番良く見えますよ。


大さん橋から650m戻り、プロムナード下を400m進むと山下臨港線跡が残る新港橋梁(市認定歴史的建造物)です。此処から赤レンガ倉庫と並行するように右折して250m、護岸角手前8m程に横浜三塔viewpointの赤レンガ倉庫が在ります。此処からも良く見えますね。




>>>後書き<<<
横浜三塔を同時に一望出来る場所が3ケ所在り、三塔viewpointのプレートやペイントが施されていますが、象の鼻防波堤にも新設されていたので、4ケ所ですね。此の横浜三塔を一望出来るviewpointを1日で廻ると願いが叶うのが「横浜三塔物語」、ロマンチックな話ですね。自分も廻ったので、年末ジャンボ宝籤で10億円が当選するみたいです。買わないと権利が無くなるで、最低3枚は買っておくかな(笑)。


次回もSpot記事です。地元で見掛けたカラーマンホールからの、Mission Impossibleな探索です。

今年も残り僅かですね、拙いブログですが毎回のご訪問に、暖かなコメント拍手を頂き感謝しております。2020年も平穏無事に、時が流れますように。では、良いお年を...

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  1. 2019/12/30(月) 12:00:00|
  2. 横浜桜木町・関内

Spot-89 横浜関内『関内の歴史的建造物』

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次回アップ予定:Spot-90 横浜関内『横浜三塔物語』 (2019/12/30 12:00)

次弾の遡上河川は以前にハゼ釣りに行った大岡川ですが、近くの横浜関内地区には歴史的な建物が沢山在ります。と云う事で、大岡川を遡上する前に、関内地区で見られる歴史的な建造物をSpotで紹介します。
JR南武線で武蔵小杉駅乗り換え、東急東横線・みなとみらい線の日本大通り駅で下車します。




先ずは、日本大通り駅3番出口から中華街方向へ200m、左手にイオニア式の柱が目立つ建物が見えます。■旧露亜銀行横浜支店(横浜市指定文化財)です。関東大震災や横浜大空襲からも耐え抜いた、横浜で唯一現存する外国資本の銀行建築の遺構で、ドイツ領事館、法務省入国管理事務所、警友病院別館などを経て、現在は現結婚式場La Banque du LoA(ラ・バンク・ド・ロア)になっています。

 名 称:ラ・バンク・ド・ロア
      旧露亜銀行横浜支店
 構 造:RC造3階
 竣 工:1921年(T10)
 設計者:バーナード・マイケル・ワード(英)
 所 在:横浜市中区山下町280番



通りを130m戻って、大さん橋交差点を右折80mで左手に教会が見えます。■横浜海岸教会(市認定歴史的建造物、かながわの建築物100選)です。1875年(M8)に教会堂が建設されて、横浜海岸教会と改称されましたが関東大震災で倒壊しており、現在の教会堂は再建になります。

 名 称:横浜海岸教会
 構 造:RC造3階
 竣 工:1933年(S8)
 設計者:雪野元吉
 所 在:横浜市中区日本大通8




横浜海岸教会の北側に■横浜開港資料館(市指定有形文化財、かながわの建築物100選)の東門が見えます。1972年(S47)まで英国領事館として利用されていた建物で、横浜の歴史に関する資料を収集し、閲覧・展示・出版などを行なっています。東門の傍に旧居留地90番地の大砲が在ります。11ポンド・カノン砲で、オランダ東印度会社のエンクハイゼン商館所属船の備砲です。使わなくなった大砲を錨に作り変え、売買する予定が、関東大震災で地中に埋まっていたものと推察されています。





 名 称:横浜開港資料館
      旧横浜英国総領事館
 構 造:RC造3階・地下1階
 竣 工:1931年(S6)
 設計者:イギリス工務省
 所 在:横浜市中区日本大通3



横浜開港資料館の新館側対面に横浜貿易会館が在ります。横浜貿易協会の事務所として建設されたビルです。1階に北欧料理が食べられるレストラン「スカンディヤ」が在り、店の入口にはデンマークの象徴である人魚姫が座っていますよ。

 名 称:横浜貿易協会ビル
 構 造:SRC造3階
 竣 工:1929年(S4)
 設計者:大倉土木(大成建設)
 所 在:横浜市中区海岸通1-1




横浜開港資料館の西側に■神奈川県庁本庁舎(かながわの建築物100選)が見えます。建物内の一部と屋上が公開されており、平日のみ見学可能です。玄関ホールの左手に置かれている像は非核兵器県宣言記念碑です。正面階段脇の陶製装飾灯、階段の手摺りなどに極楽浄土に咲く幻の花と云われている、宝相華(ほうそうげ)の装飾が見られますよ、屋上からの眺めは勿体ぶっての次回です(笑)。





 名 称:神奈川県庁本庁舎
 構 造:SRC造5階・地下1階・塔屋4階
 竣 工:1928年(S3)
 設計者:小尾嘉郎
 所 在:横浜市中区日本大通1




県庁本庁舎の南交差点の対角に在るのが■横浜情報文化センター(市認定歴史的建造物)です。関東大震災の被害を受けた市内商工業界の復興事業として建築されました。現在は、旧館部分と新たに造られた12階建ての新館部分とで構成され、日本新聞博物館と放送ライブラリーを中心に情報関連産業オフィス、会議室、店舗などから成る複合施設になっています。中庭に、昔のガス管や下水管などが展示されています。





 名 称:横浜情報文化センター
      旧横浜商工奨励館
 構 造:RC造4階・地下1階
 竣 工:1929年(S4)
 設計者:横浜市建築課
 所 在:横浜市中区日本大通11



横浜情報文化センターの南隣に■KN日本大通ビル(かながわの建築物100選)が在ります。モダニズム時代の総決算と云える建物で、日本で最初の全鉄筋コンクリートで造られ、関東大震災で横浜の建物群が壊滅的な打撃を受けた時でも当ビルは倒壊を免れ、地震に対する有効性を印象付けた建築物です。現在は、ケン・コーポレーションの賃貸オフィスになっています。

 名 称:KN日本大通ビル
      旧三井物産横浜支店
 構 造:RC造4階・地下1階
 竣 工:1911年(M44)
 設計者:遠藤於莵
 所 在:横浜市中区日本大通14



KN日本大通ビルの正面右手に■横浜地方・簡易裁判所(市認定歴史的建造物)が見えます。県庁のデザインを参考にしたとされ、現在の建物は、2001年に新築されましたが景観に配慮し、周囲に旧建物の外観を復元した造りになっています。

 名 称:横浜地方・簡易裁判所
      旧横浜地方裁判所
 構 造:RC造4階
 竣 工:1929年(S4)
 設計者:大蔵省営繕管財局
 所 在:横浜市中区日本大通9



横浜地裁の裏手、県庁前交差点の角に建つのが■横浜市開港記念会館(重要文化財、かながわの建築物100選)です。関東大震災で全焼、1927年(S2)に初期の建築を復元した状態で再建されています。2階までの見学が出来ます。休館日:第4月曜日、年末年始。木製階段のミシミシ音、懐かしいです。ステンドグラスは必見ですよ。





 名 称:横浜市開港記念会館
      旧開港記念横浜会館
 構 造:煉瓦造2階地下1階
 竣 工:1917年(T6)
 設計者:福田重義、山田七五郎
 所 在:横浜市中区本町1-6



横浜市開港記念会館からみなと大通りを北へ160m、■横浜税関本関(市認定歴史的建造物、かながわの建築物100選)です。22代税関長であった金子隆三氏の「日本の表玄関たる国際港横浜の税関の庁舎とするなら、高くすべき」との意見により、高さ51mで完成、当時は横浜で最も高い建物でした。



 名 称:横浜税関本関
 構 造:SRC造5階
 竣 工:1934年(S9)
 設計者:大蔵省営繕管財局
 所 在:横浜市中区海岸通1-1




税関から県庁前交差点に戻り右折、本町通りを110m程進むと■三井住友銀行横浜支店が見えます。側面に2本、正面に廻ると4本のイオニア式の柱が特徴です。現在でも銀行店舗として使用されています。

 名 称:三井住友銀行横浜支店
      旧三井銀行横浜支店
 構 造:SRC造2階
 竣 工:1931年(S6)
 設計者:トロウブリッジ&リビングストン建築事務所
 所 在:横浜市中区本町2-20



三井住友銀行前の本町通りを2ブロック北西方向に210m進むと、右手に■横浜銀行協会が在ります。幾何学をモチーフにしたデザインが特徴のアール・デコ様式ですね、ポーチは1本の支柱で水平庇を支えています。建物の創建は1894年(M27)で、2代目は遠藤於兎氏が設計したが、関東大震災で被害を受け、現在の建物は4代目になります。

 名 称:横浜銀行協会
      旧横浜銀行集会所
 構 造:SRC造3階
 竣 工:1936年(S11)
 設計者:大熊喜邦、林豪蔵
 所 在:横浜市中区本町3-28



横浜銀行協会前の交差点対角位置に■旧三菱銀行横浜支店(市認定歴史的建造物)が在ります。イオニア式の柱が特徴的な戦前の銀行建築でしたが、高層マンションへの建て替え工事が行なわれた際に、低層部の外壁3面に銀行時代の外観意匠が復元されています。

 名 称:旧三菱銀行横浜支店
      旧第百銀行横浜支店
 構 造:SRC造2階
 竣 工:1934年(S9)
 設計者:矢部又吉
 所 在:横浜市中区本町4-41



横浜銀行協会側に戻り、北方向に140m進むと■日本郵船歴史博物館(かながわの建築物100選)です。正面に16本のコリント式の列柱が並ぶ建物で、2003年に1階オフィススペースを改装した「日本郵船歴史博物館」として開館しています。



 名 称:日本郵船歴史博物館
 構 造:SRC造3階
 竣 工:1936年(S11)
 設計者:和田順顕建築事務所
 所 在:横浜市中区海岸通3-9




本町通りに戻り、110m進むと左手角に■東京藝術大学大学院(市認定歴史的建造物)が見えます。安田銀行横浜支店として建てられ、財閥解体により安田銀行から富士銀行に行名が変更されました。日本建築学会から富士銀行に対する建物の保存要望により、2002年(H14)に横浜市が建物を取得、2005年(H17)から東京藝術大学大学院映像研究科馬車道校舎として利用されています。

 名 称:東京藝術大学大学院
      旧安田銀行横浜支店
 構 造:SRC造2階
 竣 工:1929年(S4)
 設計者:安田銀行営繕課
 所 在:横浜市中区本町4-44



東京藝術大学大学院前の本町4丁目交差点対角方向に見える赤レンガ壁面の建物が■横浜第二合同庁舎です。1896年(M29)に生糸の品質向上を目的として生糸検査所が発足されました。関東大震災で被害を受けたが、現在地に再建、其の後1995年(H7)に高層棟の建設を含む大改築が行なわれた際に、旧生糸検査所の外観を復元しています。玄関上部には菊紋と桑の葉をあしらった蚕蛾の紋章が見えますよ。



 名 称:横浜第二合同庁舎
      旧生糸検査所
 構 造:RC造4階・地下1階
 竣 工:1926年(T15)
 設計者:遠藤於莵
 所 在:横浜市中区北仲通5-57



本町4丁目交差点に戻り本町通りを100m進むと、ギリシャ神殿風の建物が見えます、■YCCヨコハマ創造都市センター(市認定歴史的建造物)です。建物の先端にトスカナ式の列柱を並べた半円形のバルコニーを持ち、第一銀行横浜支店として建てられました。元々は本町4丁目交差点角地に在りましたが、みなとみらい21線の工事で現在地まで曳家され、1995年(H7)ヨコハマ創造都市センターとして改修されました。現在は、2003年(H15)にオフィス高層棟を増設してクリエイティブ活動の拠点になっています。

 名 称:YCCヨコハマ創造都市センター
     旧第一銀行横浜支店
 構 造:RC造3階
 竣 工:1929年(S4)
 設計者:西村好時
 所 在:横浜市中区本町6-50-1



再び本町4丁目交差点に戻り、今度は南方向へ馬車道を70m進むと、右手に神奈川県立歴史博物館(かながわの建築物100選)が在ります。コリント式の重厚な石造彫刻の柱頭飾りを持ち、正面の巨大ドームが特徴で、横浜正金銀行本店本館として建てられ、横浜正金銀行を引き継いだ東京銀行が横浜支店として使用していました。1964年(S39)に神奈川県が建物を買い取り、増築・改修工事を行ない、関東大震災で焼失したドーム屋根の復元を行ない、1967年(S42)神奈川県立博物館として開館しています。ドームは「エースのドーム」という愛称が付けられています。



 名 称:神奈川県立歴史博物館
      旧横浜正金銀行本店本館
 構 造:補強煉瓦石・石造3階地下1階
 竣 工:1904年(M37)
 設計者:妻木頼黄
 所 在:横浜市中区南仲通5-60



神奈川県立歴史博物館の南隣に在るのが、■損保ジャパン日本興亜馬車道ビル(横浜市認定歴史的建造物)です。川崎銀行横浜支店として建てられ、1989年(S64)に、ファサード保存として建物の一部を残す形で改築されています。新築ビルに古いビルの外壁を貼り付ける方式は「かさぶた建築」と云われているそうです。

 名 称:損保ジャパン日本興亜馬車道ビル
      旧川崎銀行横浜支店
 構 造:RC造3階地下1階
 竣 工:1922年(T11)
 設計者:矢部又吉
 所 在:横浜市中区弁天通5-70



日本興亜馬車道ビルから南西300m程に在る■横浜指路協会(横浜市認定歴史的建造物)に行きます。
日本基督教団の教会で、1874年(M7)ジェームス・カーティス・ヘボンにより、ヘンリー・ルーミスを初代牧師として関内居留地に設立されました。「指路」は、旧約聖書にある地名・人名のシロ(Shiloh)で、ヘボンの出身教会名です。其の後現在地に移りましたが、関東大震災で倒壊。現在の教会堂が再建されました。

 名 称:横浜指路協会
 構 造:RC造3階
 竣 工:1926年(T15)
 設計者:竹中工務店
 所 在:横浜市中区尾上町6-85




>>>後書き<<<
歴史的な建物の多くが、財閥・銀行の建物でしたね、華麗なる一族は金持ってますからね(笑)。次回もSpot探索です。今回の歴史的建造物の中で、横浜港を代表とする三つの塔を有する建物を巡る、「横浜三塔物語」について紹介します。

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  1. 2019/12/26(木) 12:00:00|
  2. 横浜桜木町・関内

Spot-59 横浜桜木町『汽車道と新港埠頭』

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先月、先輩のOさんに誘われてハゼ釣りに行きましたが、先週、又 行って来ました(笑)。昼の待ち合わせでしたが、午前中から晴天だったので早めに行って、汽車道から新港埠頭をぐるりと廻り、絵に成るショットも沢山撮れましたのでSpotで紹介します。南武線川崎駅で京浜東北線に乗換えて桜木町駅下車、自宅から50分です。


駅前から北300m程に日本丸メモリアルパークが在り、1898年(M31)に竣工した旧横浜船渠㈱の第一号船渠(ドック)に帆船日本丸が係留されています。何れも国の重要文化財に指定されています。




日本丸は1930年(S5)に進水した航海練習帆船で、1984年(S59)に退役した後、翌年から此処に浮体展示されています。此のドック出入り口に扉船を沈めてドック内の海水をポンプ排出すると、水圧差で扉船がドック出入り口に密着して塞がれ、全て排水するとドライドックになります。船を出す時は扉船を沈める際に補給した海水を排出すると、扉船が浮上して隙間から海水がドックに入り込み、水圧差が無くなると扉船が外せます。
ドックサイズ:長さ約204m、幅約34m、深さ約11m。





メモリアルパークには船に関するオブジェも幾つか置かれています。怒りの、もとい 錨のオブジェ、此れは姉妹港提携10周年を記念してドイツのハンブルグ港から寄贈されたもので、100年前に実際に使用されていたそうです。付近に置かれたドック用排水ポンプカバー、旧横浜船渠㈱創業期の1899年(M32)に英国から輸入し、約85年間ドックの排水作業を担ってきたものです。岸辺に在るスクリューパイルは、大桟橋を支えてきた物で、大桟橋の整備工事中である1994年(H6)に海中から掘り出されたもので、1899年(M32)から始まった第二期築港工事で使用されていた螺旋杭(長さ20m、直径17cm)です。


ドック脇に建つ、とんがり屋根で、6Fで繋がっている建物は無料展望棟です。対岸に見える同じ様な建物(画は無し)は、テナントが入っている一般の建物だそうです。黒い鉄の塊は、エアーコンプレッサーで造船所内の動力となる圧縮空気をつくる機械です。半円形の建物は横浜グランドインターコンチネンタルホテル、隣に見えるのはコスモクロック21、全高112.5m、定員480名の世界最大の時計機能付き大観覧車です。赤い水陸両用バス、旧中川で見たSKY Duckと同じ奴ですね。此の周辺を50分観光して¥3500です。


横浜みなとみらい21の目玉と云ったら、横浜ランドマークタワーですよね。1993年(H5)7月の開業で、高さ296.33mの70階建て、国内では、あべのハルカスに次ぐ高さの超高層ビルです。所在:横浜市西区みなとみらい2-2-1。




展望フロア「スカイガーデン」が69階(高さ273m)に在ります、20年程前に1回行った事がありますが、久々に上がりますか。入場料金:大人(18~64歳)1000円、65歳以上:800円。2階ロビーから日本最高速のエレベータに乗り約40秒(最高分速750m)で到着です。平日なのでフロアは閑散としています、休日と夜景時間帯は混むそうです。此の後に渡る汽車道に架かる港一号橋梁や、新港埠頭などが良く判ります。南西方向山裾に富士山が見えるんですが、雲が邪魔してますね。




ランドマークタワーは三菱重工業横浜造船所のドック跡地に建設されており、脚元には民間が築造した石造ドックでは最古となる、旧横浜船渠2号ドック(1897年(M30)竣工、長さ106m)が保存されています。此のドックは1973年(S48)に閉鎖されてから、スポーツ、音楽などのイベント広場として活用されています。扉船はドック側の半面だけ復元されています。


2号ドックから南へ300m程戻り、汽車道を通って新港埠頭方向へ行きます。汽車道は新港埠頭の造成に伴い、1920年(T9)に旧東横浜駅(現桜木町駅)から横浜港駅まで延伸された横浜臨港線の跡地を遊歩道に転用したものです。途中にトラスが3橋梁架かっていますね、一番手前が港一号橋梁で1907年(M40)にAmerican Bridge companyで製作され、1909年(M42)に鉄道院により架橋された100ft長さのプラットトラスです。軌道幅は複線ですね。150m先に同仕様の港二号橋梁が架かっており、線路も片側が残されていますよ。




170m先に港三号橋梁が架かっていると思いきや、橋台のみが残り上にPC桁が乗っています。なんで三号橋梁だけ廃棄しちゃったんだろうね。代わりとして左脇にポニーワーレントラスが並んでおり、なんちゃって港三号橋梁の名称が付いています(笑)。此のトラスは1907年(M40)に製造された北海道炭鉱鉄道夕張川橋梁の一部で、1928年(S3)に旧生糸検査所(現在の横浜第二合同庁舎)への引込線用の大岡橋梁に転用されたものです。其の後大岡橋梁が撤去され、夕張川橋梁の一部が此処に再々移設されました。


港三号橋梁先、左手の建物は1999年(H11)にオープンしたショッピングモールの横浜ワールドポーターズです。汽車道はナビオス横浜(宿泊施設)の吹き抜けを潜った先で、軌道と共に消滅していますが、軌道は此の先の赤レンガ倉庫の手前を左に曲がった横浜港駅や埠頭端、真っ直ぐ新港橋梁を渡って山下埠頭などへと伸びていました。


万国橋交差点を左折すると円形配置の陸橋、新港サークルウォークが在ります。何じゃこりゃ、陸橋なんて階段で繋がっているだけで良いのに、ムダな造りですね(笑)。


此の先、埠頭四号岸壁の上屋に、かつての横浜港駅プラットフォーム跡が残っているそうなので、見に行きます。新港埠頭は1914年(T3)の完成で、大岡川の河口沖合に2つの細長い人工島を造成し、先程の港一号から三号橋梁を架けて埠頭へ乗り入れる東海道本線貨物支線の横浜臨港線が、初代横浜駅から横浜港駅へと続いていました。横浜港駅は1982年(S57)に廃止され、赤レンガパークに旅客プラットフォームが復元・保存されています。


埠頭バース内は立入禁止なので、赤レンガパーク廻りの埠頭を廻ります。埠頭東端に大型巡視船「PLH32-あきつしま」が停泊しています、かっこいいネ!。正面に横浜ベイブリッジ(斜張橋:860m)が見えます。巡視船「PL31-いず、PL13-もとぶ」は、近付けない場所に停泊していたので、ランドマークタワーからの画です。


南へ100m進むと赤レンガ倉庫が見えます。明治末期から大正初期に国の模範倉庫として建てられたレンガ造りの横浜税関の管理倉庫で、赤レンガ2号倉庫は1911年(M45)の竣工、1号倉庫は1913年(T2)の竣工です。1号倉庫は2号倉庫に比べて半分程の長さですが、元は同じサイズで震災により崩れた部分を短縮した為です。貨物の海上コンテナ化などで取扱量が減り、1989年(H1)に倉庫としての用途が廃止され、現在は商業・文化施設としてオープンしています。


赤レンガ倉庫の南側に新港橋が架かり、脇に側道橋に転用された廃線跡の新港橋梁が在ります。此の先の山下埠頭へと続く、山下臨港線でした。新港橋梁は1912年(T1)に浦賀船渠で造られた、単線ポニーワーレントラスです。時間になりましたので、運河上流に架かる万国橋を渡り、ハゼ釣り場へ急ぎます。


辨天橋近くでOさんと合流。橋下のウッドデッキ桟橋で仕掛けを作り投入、前回よりもアタリが無く中々釣れませんね。5時間も居座ったのに二人で25匹の釣果で、小料理屋へは持って行けませんね(笑)。なので、自宅へ持ち帰る事にします。


序に夜景を撮ってから帰宅しますね。


さてと、帰宅してからハゼの下処理をします。頭を落として内臓を外し背開きにして背骨の両脇を切り、背骨を浮かしながら削ぎ落します。小さい奴は面倒くさいね、鱗をしごいてから塩を塗してモミ洗い、真水で3回程濯いでクッキングシートに並べて水切りして、取り敢えず冷蔵庫へいれて本日終了。1時間程掛かり、疲れました(笑)。
翌日、スズキの2ランク下サイズのセイゴは塩焼き、小さいけど美味でした。ハゼは全部天婦羅にしました。サクサクで旨いね、余りはハゼ天とじ丼、そしてハゼ天いくらパスタで始末完了、御馳走様でした。




>>>後書き<<<
長文に成ってしまいましたね。以上で桜木町の汽車道から新港埠頭付近の紹介と、ハゼ釣り始末でした。もう寒くなって来たので釣りは終わりですかね、又、来年に行きましょう(笑)。
次回もSpotです、神代植物公園の年間パスポートを購入しましたので、ちょくちょく此処のSpot紹介をしますよ(笑)。11月の季節の花はダリアです、なので Spot-60 調布『神代植物公園-ダリアとバラ』(11/21 12:00) になります。

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  1. 2018/11/17(土) 12:00:00|
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