ぶらっと遡上探索

河川沿いの散策、橋と付近の名所を写真で紹介します。偶にSpotで色々と...

Spot-29 『晩秋の新宿御苑』


This best shot


次回アップ予定:Scene-230 鶴見川『臨港鶴見川橋、潮見橋、潮鶴橋、芦穂橋』(12/17 12:00)

各地の紅葉スポットはそろそろシーズンオフになってきましたが、都内の紅葉は今がピークです。そこで近場の新宿御苑に行き、紅葉狩りと桜狩り?をしてきましたのでSpotで紹介します。自宅から小田急線経由で新宿駅まで約30分、新宿南口から600m程の距離です。途中に電電稲荷神社が在ったので序に寄ります。創建は不詳、源義家が奥州征伐の途中雷雨に遭い、小祠前で休んでいると白狐が現れ、義家の前で三回頭を下げると、雷雨がたちまち止んだ事から、雷電神社と呼ばれるようになったと伝えられています。1928年(S3)に花園神社に合祀された事で、宗教法人としては消滅していますが、花園神社の末社として鳥居と拝殿が残されています




雷電稲荷神社から東に300m進むと新宿御苑の新宿門です。休園日:月曜日、入園料:200円。チケットはQRコードが印刷されていて、ゲートの読み取り部にかざして入ります。此処でも隣国人が沢山来ていて、彼方此方でピンポ~ン、入り方が判らなくても強行突破です(ヤレヤレ)。


今日は12/9日(wed)、風も無く気温は16℃で今年最後の小春日和、平日なのに結構な人で賑わっていますね。新宿門から時計廻りで散策開始、彼方此方に赤や黄色に彩られた紅葉がお出迎えです。木陰のモミジは寒暖差が少ないので未だ黄色ですね。御苑内は約58haの広さで樹木の数は1万本を超え、モミジは840本、桜は約1300本在り、春には花見の名所にもなります。モミジの下で写生している人も何人か居ますが、通路の奴はチョット邪魔だな(笑)。




新宿御苑は、新宿区と渋谷区に跨る環境省所管の庭園です。元々は江戸時代に信濃高遠藩内藤家の下屋敷が在った敷地で、1879年(M12)に皇室の御料地、農園の新宿植物御苑として開設されたのが始まりで、1906年(M39)新宿御苑に名称変更、1949年(S24)国民公園となり一般開放されています。花壇には季節の花も咲いています。房咲き水仙、日本水仙の基本種で日本水仙の場合、副花冠は黄色ですが、此奴は白色です。枝垂れモミジも綺麗ですね。




御苑内には秋に咲く桜が4種類程在ります。先ずは、子福桜。コヒガンザクラとシナノミザクラとの交雑種と云われ、春と秋から冬にかけて、年に2回咲きます。少し離れた先に十月桜、エドヒガンの系列でコヒガンの雑種と云われ、此方も年に2回咲きます。ピークは過ぎた感じですね。




十月桜の北側にヒマラヤ桜が満開です。文字通りヒマラヤが起源と考えられていて冬季に咲き、日本の桜のルーツと云われています。此処の桜は品川区立戸越公園に咲くヒマラヤ桜の種子より栽培されたそうです。苑内中央付近に咲いているのがフユザクラです。ヤマザクラとマメザクラの交雑種で、春と秋の年2回花を咲かせます。




苑内の北東位置に在る硝子張の建物が1958年(S33)に完成した大温室で、熱帯の植物を中心に約2700種が栽培されています。入口にテカテカのプラスチックの様な葉っぱ、アンスリウムですね。中に入るとモャ~と生暖かい空気、温度は左程高くは無いけど湿度が凄いね、天井から結露がポタポタと落ちて来ます。レンズも直ぐに曇ってしまいます。ナガバビカクシダの絵も此の有様で温泉に入った状態です(笑)。■ナガバビカクシダ(長葉麋角羊歯)の和名は二つに分かれた葉が麋角(オオシカの角)に似ている事からの命名です。レンズを拭いてパンフレットでパタパタと室温に馴染ませてから撮影続行です。入口脇に洋らん展のランが並んでいます、名前の表示が無いけど適当にパチリパチリ、綺麗ですね。




熱帯植物で初めて見る花ばかり、■ウナズキヒメフヨウ(頷き姫芙蓉)、芙蓉の名前が付いているのでアオイ科の花です。■オオベニゴウカン(大紅合歓)ブラシの木の花に似ていますね、此方は丸型です。■クマツヅラ科のベニゲンペイカズラ(紅源平葛)、源平カズラの仲間です。熱帯池沼の水生植物も在ります。薄紫のスイレン、清楚な姿が良いね。




熱帯植物は葉っぱの模様が面白いのが沢山在るね、ミドリガメの様な■ピレア・ムーンバレー、葉に縮緬状の皺模様、イラクサ科です。■マッソニアーナ、シュウカイドウ科で中国名では「十字秋海棠」と呼ばれているそうです。芸術的だね。■ヒメオニソテツ(姫鬼蘇鉄)。2階へも展示順路が続いています。■ロードデンドロン・ヤスミニフロルム、長い名前だね、ツヅジ科、シャクナゲの仲間です。シュレッダー屑の様なのは■ウスネオイデス、エアプランツの種類です。大温室は珍しい植物が一杯で飽きないね、暇潰しに最高です。




大温室の近くに大木戸休息所が在り、此処でサンドイッチを買って、玉藻池の淵でお昼休憩です。風も無く、湖面に写る景色も良いね。モミジの写り込みはカルガモが波紋を立てて邪魔してくれていますね。餌を貰えると思って近付いて来るけど、撮影の邪魔をしたのでヤラナイよ(笑)。




東端に在るのがフランス式庭園で、軸線(ビスタ)を設定して左右対称の造りにしています。直線的に並んだプラタナス、壮観ですね。中央にバラ花壇が位置していますが、バラは時季が過ぎていたので咲いていたのは、黄色のフリージアがポツポツです。此処までで約1/3、広くて周り切れませんね。苑内には「下の池」から「上の池」まで横断的に配置されていて、池の周囲にも紅葉した木々が在るので飽きません。池の西方向に見えるビルはNTTドコモの代々木ビル(240m)です。




松も変わった種類が在ります。■ダイオウショウ(大王松)、北アメリカの東南部が原産地で最大40mの大きさになるとか、葉も長いね。■タギョウショウ(多行松)はアカマツの園芸品種で、幹は根元付近から分かれて箒状に立っていますが、剪定で造られた姿では無く、此れが自然の形だそうです。桜も紅葉、枝垂れ桜も在るので春に又、来よう。




最後に「上の池」端に建つ旧御涼亭(台湾閣)を紹介して終わります。旧御涼亭は昭和天皇が皇太子時代の御成婚記念として、1927年(S27)に台湾在住邦人有志が造営、献上された台湾で用いられたビンナン建築様式で、東京都の選定歴史的建造物に指定されています。台湾で見た建物と同じ軒の反りが特徴ですね、こういう建物、欧米人が好きそうで沢山来ているけど、此処に在る事をどうやって知るのかな?バルコニーの手摺り部分も独特の反り返りで良いね。玄関の丸窓には、於物魚躍(あゝ満ちて魚躍れり)と彫られ、天子を賛美する言葉だそうです。中からの景色は最高ですね。








最後までご覧頂きありがとうございました。新宿御苑、近くて良い場所で飽きないね。春に又、来ようっと。
次回は通常Sceneに戻って、鶴見線鶴見川橋梁から遡上して、臨港鶴見川橋、潮見橋、潮鶴橋、芦穂橋までの紹介です。

コメントがありましたら、[拍手]ボタンから送って下さい(非公開扱いです)。拍手だけでも結構です、開いたウィンドウは閉じて下さい。

テーマ:風景写真 - ジャンル:写真

  1. 2015/12/13(日) 12:00:00|
  2. 新宿御苑

最新記事

カテゴリ

多摩川 (62)
多摩川に架かる橋--095 (1)
隅田川 (18)
隅田川に架かる橋--040 (1)
荒川 (59)
荒川に架かる橋----116 (1)
浅川 (14)
浅川に架かる橋----057 (1)
南浅川 (7)
南浅川に架かる橋--036 (1)
江戸川 (21)
江戸川に架かる橋--041 (1)
神田川 (18)
神田川に架かる橋--153 (1)
秋川 (15)
秋川に架かる橋----067 (1)
北秋川 (5)
北秋川に架かる橋--020 (1)
鶴見川 (21)
鶴見川に架かる橋--123 (1)
恩田川 (7)
恩田川に架かる橋--048 (1)
野川 (15)
野川に架かる橋----107 (1)
日本橋川 (5)
日本橋川に架かる橋031 (1)
相模川 (35)
相模川に架かる橋--159 (1)
玉川上水 (18)
玉川上水に架かる橋150 (1)
石神井川 (20)
石神井川に架かる橋179 (1)
入間川 (3)
台湾-台北 (1)
ベトナム-ハノイ (2)
札幌雪まつり (2)
小樽 (1)
加茂水族館 (1)
弥彦温泉 (1)
寶川温泉 (1)
那須塩原温泉 (1)
日光 (2)
袋田の滝 (1)
秩父 (5)
奥多摩 (2)
鎌倉 (1)
やまなみ五湖 (1)
忍野八海 (1)
横須賀港 (1)
三浦海岸 (1)
真鶴 (2)
伊東城ケ崎海岸 (1)
河津町 (1)
京都・奈良 (3)
大阪-関空と四天王寺 (1)
新宿御苑 (1)
三鷹国立天文台 (1)
神代植物公園 (2)
府中郷土の森博物館 (2)
昭和記念公園 (1)
横田基地日米友好祭 (2)
厚木基地日米親善春まつり (1)
川崎市立日本民家園 (1)
その他 (8)
川越 (0)

月別アーカイブ

カレンダー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

天気予報

東京の天気予報

東京の天気予報
-天気- -FC2-

検索フォーム

QRコード

QR

FC2カウンター

ご訪問 ありがとうございます。   リンクフリーです。