ぶらっと遡上探索

河川沿いの散策、橋と付近の名所を写真で紹介します。偶にSpotで色々と...

Spot-28 茨城『袋田の滝』


This best shot


次回アップ予定:Scene-225 北秋川『神大橋、新お初橋、小沢橋、夏地橋』(11/23 12:00)

秋も終盤に入り、各地で紅葉シーズン真っ盛りになっていますね。昨年は京都観光を兼ねて紅葉を堪能しましたが、今年は関東の紅葉ベスト5から探して、華厳滝、那智滝と共に日本三名瀑の一つに数えられる袋田(ふくろだ)の滝へ紅葉狩りを兼ねて、遊んで来ましたので、Spot-28として紹介します。
11/12日(Thu)、東京駅経由常磐線でJR水戸駅まで特急ひたち7号で行き、JR水郡線(11:15発)に乗換えます。其の前に駅弁でも買うかな、「此の印籠弁当が目に入らぬか!~」名物駅弁として人気を集めた印籠弁当が、水戸駅に復活したので購入(笑)。水郡線に乗るとアレレ、満員で座れません、しょうがないネ暫しお預け状態、マテ!です。上菅谷駅で半分下車、着席して早速弁当タイム、水戸御老公の印籠を重箱にアレンジした入れ物で、オカズは卵焼き、豚肉、ガンモに椎茸などを煮た奴、御飯は醤油ベースで海老にハマグリとうるち米の炊き込み、もち米が旨いね。お腹が膨れて眠くなったので終点の常陸大子(ひたちだいご)駅まで転寝です。今回のメイン「袋田の滝」は一つ手前の袋田駅で下車しますが、何故、常陸大子駅まで来たかって?此の時期、もみじ寺として有名な曹洞宗寺院の永源寺が在るからですよ。常陸大子駅に12:34分着、自宅から約4時間、遠いね。空は曇天、午後から晴れる予報です。駅前に汽車ポッポが展示保存されていました、C12型蒸気機関車でC12187号は1938年(S13)名古屋生まれの九州育ち、1967年(S42)に水戸機関区に移転し1970年(S45)に引退しています。重さ:39Ton、長さ:11.35m、幅:2.95m、高さ:3.9m、動輪直径:1.4m。






常陸大子駅前から線路沿い北に300m、水郡線の長岡街道踏切を渡ると、久慈川支流の押川に架かる長岡橋(1985年(S60)竣工、2径間鈑桁)が架かっています。何時もの癖で橋を見ると斜めから、橋から下流と上流をバシャッ(笑)。橋の上から、様々に色付いた紅葉に囲まれた永源寺が見え、急に足取りが軽くなり、橋を渡って西400m程に在る永源寺に到着です。




永源寺は、別名もみじ寺と呼ばれていますが、住職が2代に亘って山の杉を伐採し、モミジを植え続けてきたもので、其の数の多さと種類に圧倒されます。平日なのに見物人が多く、地元では紅葉スポットとして有名です。晴天だったら最高でしたが、曇り空でも十分に堪能出来ますね。




永源寺は1446年(文安3)の創建ですが、1864年(元治1)には水戸藩内外の尊皇攘夷派(天狗党)によって起こされた一連の争乱で寺の大半を焼失。現在の本堂は1953年(S28)に再建されています。山号:臥雲山、本尊:釈迦如来像、所在:茨城県久慈郡大子町大子1571。常陸(水戸)三十三観音霊場第25番札所です。被写体の前に入れ替わりで人が写り込み、撮り難いね。イラッと来るけど我慢、そうスマイルだね。




モミジは数多く在るので、人の頭が入らない奴を選んでバシャッバシャッ。本当はもっと腰を落ち着かせて、芸術的にジックリと撮りたかったのですが、次の予定もあるので乱写です(笑)。一箇所、4色が組み合わさったモミジが良い具合に撮れました此れは良いね!




袋田駅行きの電車が出るまで残り40分、次の神社へ急ぎます。長岡橋まで戻り、東400m程に在るのが十二所神社です。727年(神亀4)に当地方の開発守護神として祀られたとされ、1917年(T6)に愛宕神社を合祀しています。参道入口の石段は通称「百段階段」と呼ばれ、雛祭り時期には約1000体の雛人形が飾られるそうです。祭神:天神七代と地神五代の十二柱神、所在:茨城県久慈郡大子町大子426-1。二之鳥居は1953年(S28)、マイ誕生年と同じ奉納、狛犬は首が90度捻じれています、拝殿前の狛犬も関東とは違う造りですね。






十二所神社の左手に末社の蒟蒻神社が在ります。現在の蒟蒻業界の始祖となった中島藤右衛門翁を祀っています。蒟蒻玉は寒さに弱く冬季保存が出来ず、又、傷み易いので流通が困難でしたが、薄切りにして乾燥、此れを石臼で荒粉にして、水に戻して蒟蒻にする加工方法を開発したのが中島藤右衛門です。所在:茨城県久慈郡大子町大字大子426。


十二所神社から常陸大子駅まで400m、残り10分で何とか間に合いそうです。13:51発に乗り4分で袋田駅に到着、14:30発のバスに乗る予定でしたが、改札を出ると前便の13:55発が丁度発車。走りながら手を挙げて止めて、乗り込みます(ラッキー、袋田駅の写真は帰りに撮りました)。10分程揺られて滝本バス停に到着、青空も見えて来ました(Wラッキー)。山も良い感じに紅葉していて気分も向陽だね(さぶ~)。茨城県道324号袋田停車場四度ノ滝線沿いの袋田滝から流れる滝川に架かる滝見橋で対岸に渡り、バス停から500m程の宿泊先、悠久の宿「滝美館」にチェックインです。所在:茨城県久慈郡大子町袋田21-2。






部屋に不要な物を置き身軽にして、早速「袋田の滝」へ行きます。此の滝は茨城県久慈郡大子町袋田、久慈川支流の滝川上流に在る滝で、高さ120m、幅73mの大きさを誇り、大岩壁を四段に流れる事から、別名「四度の滝」とも呼ばれています。宿から300mで観瀑施設管理事務所(滝の入口)、近くて便利だね、此処でトンネル(長さ276m)とエレベーターの利用料金(300円)を払います。途中にトンネル完成の翌年、1980年(S50)に開眼された胎内観音が祀られています。入口から200mに第1観瀑台が在り、滝の3段目の真正面で近過ぎて全体がフレームに入らないけど迫力ある姿が耳からも入って来ます。トンネルの突き当りに四度瀧不動尊の拝殿が在ります。本堂は明日、寄る予定です。






トンネル突き当りを左に曲がると2008年(H20)にオープンした第2観瀑台へ行くエレベーターが2基在り、約50m上がるとデッキが3段階在ります。第1デッキからは滝の1段目と2段目が見え、第2、3デッキからは滝の3段目までが見えます。4m程の高さによって見える景観が違います、お勧めは第2デッキの左手から。赤いモミジがフレームインして定番の撮影ポイントです。今年の紅葉は早かったらしく、何時もの時季ならば真っ赤に色付くモミジが見られるのですが、少し色褪せていますね。




トンネルの戻り道途中に吊り橋への出入口が在り、此処から見える滝は3段目と4段目の斜めからで、此れまた趣のある景観ですよ。滝の左手に聳える屏風岩も良く見えます。現在15:50分、日没まで1時間少しあるので、袋田の滝上流約200mに在る生瀬滝へ行きます。






吊り橋を渡った先に生瀬滝へ続く急な階段が見えます、約500段20分程で着くと聞いているので登ります。階段からは山の紅葉に屏風岩なども見晴らせて快調に登っていましたが、中間程で足が重くなってきて休憩です。下山して来た昔のお嬢さんから、「残り半分ですヨ、頑張って下さい。」と声を掛けられ、気分的に元気回復、リスタートです(笑)。暫く登ると石段に変わり、袋田滝の上に出ました。上から眺める滝も良いね。残り少しで、勾配が急になり脇に鎖も張られています。此の絵が無いよね!鎖を頼りに登っていて、撮影する余裕が無かったからです(キツ~)。




漸く、生瀬滝の標識が見え、左側の道を20m程進むと行き止まりで、ベンチが在る展望台らしき場所に25分で到着。前方に落差約15mの生瀬滝が見えます。こぢんまりとした滝ですが、周りの紅葉の中に浮かぶ姿が良いですね。景色と展望台下に咲くムラサキシキブ(紫式部)などを撮りながら10分程休憩してから降ります。吊り橋前に16:47分着、周りは薄暗くなっていますね、階段は476段でした。




17:00に滝美館に帰還、いや~疲れたね!早速、お風呂お風呂。誰も入っていないので、取り敢えず浴槽の説明と風呂場をパチリしてから、浸かります。浴槽は樹齢1000年以上の古代檜を使用した造り、お湯は温泉では無いけど、浴槽に敷き詰められた温泉母石からイオン(ラジウム泉、ラドン泉)が出て、秋田の玉川温泉と同じ効果が有るとの事です。温度は適温、お湯はサラサラで体の芯から温まりますね。因みに、ナンチャッテ温泉の素、温泉母石は30cm角サイズ20万円で売っています。


19:00から部屋で夕食、飲むには適量な肴で、軍鶏、味が濃くて旨いね。鮎の塩焼きもお酒に合うね、お酒は純米吟醸の旭桜「醸」、袋田滝源流の生瀬の清流で仕込んだ地酒でスッキリとして美味しかったです。食後はTVを観ながら転寝、酔いが醒めてから、寝る前にもう一回お風呂に入り11:00就寝です。




前夜は疲れから爆睡、5:00にお目覚め、24時間入れるので朝風呂も行こうっと。8:00に朝食です。普段、ごはん1善しか食べないのに、オカズが沢山在り、2善も食べてお腹が苦しいよ。秋刀魚、焼き過ぎで旨脂が落ちているぞ、Scene-222で紹介した味醂塗し焼きを知らねえな!(笑)。


宿を9:00にチェックアウト、滝入口手前に在る四度瀧不動尊に寄ります。創建は不詳、本尊:不動明王像、所在:茨城県久慈郡大子町袋田8付近。


もう一度、袋田の滝を見てから帰路につきます。今日、11月13日は茨城県民の日で、元日と此の日の観瀑は無料開放されていました。生憎と午前中は、袋田の滝は逆光になるので絵を撮るなら午後ですね。袋田のお土産として、赤飯乃餅と田舎生そばを購入、弟家に持って行きました。




袋田駅発の帰路電車は11:28なので滝本発11:00のバスでも間に合いますが、県道324号を歩いても40分程で着くので、ブラブラと散策しながら帰ります。バス停から300m、滝川に架かる1970年(S45)竣工の見返橋を渡ります。袋田滝に感動した余韻を振り返る橋ですね。上流側でダイサギが舞っています、此処のサギは待伏せでなく面白い魚の捕り方をします。3m位先から魚を見つけると、ジャンプして着水と同時に嘴で捕獲します、効率良いね。見返り橋を渡ると左手に藁地蔵、「草履は体が健康で足腰等が丈夫になりお足(お金)が入り幸福に暮らせます」と書いてあります。へぇ~そうなんだ、買おうかな(笑)。久慈郡は、そばや林檎が有名で、山の緩傾斜を利用したリンゴ畑が沢山在り、民家の庭にもリンゴが成っています。蕎麦屋も沢山在り食べたいけど、朝飯を食べ過ぎたので食べたイメージで通過です。




200m程進み1971年(S46)竣工の四度の橋を渡ります、相変わらず滝川の水は超透明で綺麗、周りの紅葉も良いね。通り掛かりのオバチャンが「鮭の遡上はもう見ましたか!」てっ、久慈川河口から約60kmの此処まで遡上するんだ!凄いね。橋の右手に八雲神社参道入り口の標識が目に入ったので序に寄ります。1819年(文政2)に袋田村の庄屋櫻岡源次衛門が京都八坂神社の御神符を受けて帰り、屋敷神として祀ったものです。祭神:素戔嗚尊、所在:茨城県久慈郡大子町袋田978付近。




最後に西800m程に在る曹洞宗寺院の龍泰院に寄ります。1533年(天文2)の創建、一説には1498年(明応7)の創立とも云われています。山号:熊野山、本尊:釈迦牟尼如来座像、所在:茨城県久慈郡大子町袋田1500。お寺の守護獣、狛犬は1988年(S63)の建立です。




予定通りにJR袋田駅に着き、11:28発水郡線で水戸駅まで揺られて特急に乗換え。序に水戸駅で水戸経木納豆をお土産に買い、東京駅14:13分着。中央線経由で帰宅、秋の紅葉と滝、そしてナンチャッテ温泉、楽しかったですよ。


疲れて夕飯を作るのが面倒なので、出来合いのイナダ刺身と広島菜の鯖太巻きを買って済ませました。あっそうだ、ブログ用に永源寺の斜面で拾ったモミジをオサレに飾って、自宅でも紅葉鑑賞です(笑)。お土産の経木納豆に出し方の説明書が添えられていました。口を開いて逆さまにシャカシャカ振ると、中の袋が反転して袋の外側に納豆が付いて来るので、箸で扱いて出します。ん~、良く考えているね!翌日に御飯のお供や、卵焼きに入れて食べました。納豆の匂いが少なくて料理に入れても邪魔にならないね。ならば、納豆をチジミにしました。エノキと納豆、人参、ニラを千切りにして小麦粉と片栗粉少量で溶き、胡麻油でカリッと焼きます。タレは、ポン酢、胡麻油、大蒜チューブに白胡麻。焼酎に合いますよ。




茨城県は都道府県魅力度ランキングが2年連続の最下位ですが、PR不足なだけで今回、行った場所は魅力度が高くお勧めですよ!永源寺の紅葉も京都の東福寺に負けず劣らずで、拝観料が無い点で勝っていますね(笑)。袋田の滝も冬季の氷瀑を見に、また行きたいネ。2日分、彼方此方と探索しましたので長文に成りましたが、最後までご覧頂きありがとうございました。次回は通常Sceneに戻って、北秋川の大沢橋から遡上して、神大橋、新お初橋、小沢橋、夏地橋までの紹介です。

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テーマ:風景写真 - ジャンル:写真

  1. 2015/11/19(木) 12:00:00|
  2. 袋田の滝

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