ぶらっと遡上探索

河川沿いの散策、橋と付近の名所を写真で紹介します。偶にSpotで色々と...

Scene-81 隅田川最終回 『新田橋、新神谷橋、新岩淵水門管理橋』


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【次回アップ予定 2月18日:隅田川の纏め、2月20日:荒川編スタート】
今回は隅田川の豊島橋から遡上して、新豊橋、新田橋、新神谷橋、新岩淵水門管理橋までの紹介で、隅田川遡上編の最終回になります。今回は左岸側を紹介する順番ですが、隣を流れる荒川との中洲的な場所で見処が少ないので右岸側と併せて紹介します。豊島橋上流左岸はスーパー堤防が在るだけで何も無いので、前回紹介の新豊橋まで1200mをスルーします。新豊橋上流左岸遊歩道もスーパー堤防ですが上流の新田橋手前付近から高さ3m程のカミソリ堤防になっているので、右岸側を廻ります。
 

 

新豊橋を渡り200m進み、新豊橋南の交差点信号を右折200m先に紀州神社が在ります。紀州神社は、元亨年中(1321-24)、紀州熊野の鈴木重尚が王子村に勧請しました。天正年中(1573-92)小名宮ノ前に遷座、更に小名馬場に遷座した後、現在地に遷座しています。祭神:五十猛命、大屋津姫命、柧津姫命、所在:北区豊島7-15-5。拝殿前の鳥居は1972年(S47)奉納の明神鳥居、入口参道の鳥居は1977年(S52)奉納の神明鳥居です。
 

 

 

隅田川方向に200m程戻ります。都住宅供給公社豊島町団地の一角に、およそ1700年前の古墳時代に隅田川沿いに残した遺跡の豊島馬場(ばんば)遺跡が在ります。
 

団地の先に真言宗豊山派寺院の清光寺が在ります。清光寺は豊島清光が開基となり創建された寺院で、鎌倉期は大きな寺院でしたが、太田道灌との戦いに敗れた豊島泰経と共に衰退してしまい、戦国時代末期の豊島明重によって再興したと云われています。本尊:不動明王像、所在:北区豊島7-31-7。
 

清光寺の裏側50m先に『#38新田橋』が架かっています。右岸の北区豊島と左岸の足立区新田とを結び、一般道が通ります。橋の名前は左岸地区からの命名ですね。
 

 

新田橋が架かる場所は、野新田(やしんでん)の渡しとか、馬場の渡しと云われていた渡船場が在った場所でする。初代の架橋は1939年(S14)に木造下路ハウトラス橋で、老朽化により現在の橋に架け替えられています。A字型をした橋脚は木橋時代の橋脚を模したものだそうです。橋の錆びが目立ちますよ!早く補修(ペイント)した方が良いかも。
 

 

 



名称:新田橋
構造種別:5径間連続鋼鈑桁
河口からの距離:21.1km
橋の長さ:114m
有効幅員:9m
竣工:1961年(S36)





新田橋の上流700mの位置に架かるのが『#39新神谷橋』です。右岸の北区神谷と左岸の足立区新田とを結び、都道318号環状七号線(環七通り)が通ります。昔は宮堀の渡しが在った場所で、現在は埋め立てられて無くなった神谷堀が近くに在り、其処に架けられていた神谷橋に因んでの命名です。
 

 

 



名称:新神谷橋
構造種別:カンチレバープレートガーダー
河口からの距離:21.8km
橋の長さ:153.1m
有効幅員:20m
竣工:1965年(S40)





神谷橋上流の左岸側のカミソリ堤防沿いに600m程進みます。右手に見えて来たのが、新田稲荷神社です。1697年(元禄10)の創建と云われています。祭神:倉稲魂命、所在:新田稲荷神社。入口の鳥居は1802年(享和2)奉納の明神鳥居です。
 

 

神谷橋に戻り、逆側の右岸沿いに国道122号線北本通りを遡上です。600m程進むと高く聳える煙突が見えます、1998年(平成10)に完成した全連続燃焼式火格子焼却炉を持つ北清掃工場です。北区内で収集された可燃ゴミの他、近隣区の可燃ゴミも焼却処理し、体積を約20分の1に減らします。所在:北区志茂1-2-36。隅田川沿いに神谷ポンプ所が在り、対岸から水門が見えます。所在:北区神谷3-10。
 

隅田川沿いの路地を、更に北へ600m程進むと真言宗智山派寺院の西蓮(さいれん)寺が在ります。約700年前、弘安年間(1278~88年)に淳慶阿闍梨が開基とされる古刹です。山号:帰命山、院号:阿弥陀院、本尊:木造阿弥陀如来坐像(北区指定有形文化財)、所在:北区志茂4-30-4。
 

 

隅田川沿いに戻り100m程の場所に志茂の熊野神社が在ります。創建は不詳ですが、別当院である先程の西蓮寺の梵鐘に「正和壬子年八月先師淳慶阿闍利従紀州奉勧請熊野三社権現為当郷鎮守」と彫られており、1312年(正和1)に西蓮寺住職淳慶阿闍梨が紀州熊野三社権現を勧請して志茂地区の鎮守としたと記されています。祭神:伊邪那岐命、伊邪那美命、事解之男命、所在:北区志茂4-19-1。末社:阿夫利神社、浅間神社、速玉神社、水神社、飛鳥神社、梛野原稲荷神社。入口の鳥居は1804年(享和4)建立の明神鳥居です。拝殿前に獅子山型の狛犬が在りますが、拡大に耐えられない幼稚な出来映えなので引きの絵でご覧下さい。
 

 

 

此の辺りから隅田川と平行する新河岸川と合流しています。200m程進み、新河岸川に架かる新志茂橋を渡り隅田川最終地点の新岩淵水門橋へ向かいます。新志茂橋の袂には荒川知水資料館と云う、荒川流域の人との情報交流、また北区に於ける河川公園管理の拠点として1998年(H10)に開館されています。休館日:月曜日、入館料:無料、所在:北区志茂5-41-1。
 

 

下流方向に200m程進むと、隅田川の始点となる『#40新岩淵水門管理橋』に到着、お疲れ様でした。新岩淵水門は其の色から通称「青水門」と呼ばれています。1974年(S49)に着工して1982年(S57)に完成し、200年に1度の大洪水にも耐えられるRC造りで、ゲート1枚当たり214Tonで1500Tonの水圧に耐えます。平常時は水門を開けて荒川上流の水を隅田川に流し、荒川が増水した時には水門を閉じて遮断されます。
 

 

 



名称:新岩淵水門管理橋
構造種別:3径間鈑桁
河口からの距離:23.5km
橋の長さ:約60m(歩測)
有効幅員:約5m(歩測)
ゲート幅:10m(3門)
竣工:1982年(S57)




>>>後書き<<<
隅田川遡上編はScene-64~81(計18話)で完結です。隅田川は河口から25km程(実動距離は右岸、左岸、周辺探索などで約100km)なので完走まで約3箇月と早かったけど、変化に富んだ様々な橋梁が見られて楽しかったです。唯、残念なのはカミソリ堤防に邪魔されて十分に川と親しめなかった事かな?今後の河川整備に期待しましょう。ところでソチ五輪日本勢の獲得メダル、昨日までで3個は寂しいね。残りの期待出来る種目のフィギュアスケートで2個追加かな?技術は勿論、運も必要だから難しいよね!
次回は隅田川の橋梁の纒をアップし、ぶらっと遡上編の第3弾は隅田川の隣を流れる『荒川』に決定!荒川は、多摩川138kmに比べ、埼玉県秩父市まで173kmもの長さなので、1年で終わるかな?長期的な遡上になりそうです。日帰り工程で何処まで遡上ピッチが上がるか判りませんが頑張りますので、乞うご期待の程願います。

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  1. 2014/02/15(土) 02:07:49|
  2. 隅田川

Scene-80 隅田川右岸 『新豊橋』


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【次回アップ予定:2月15日】
今回は隅田川右岸の小台橋から遡上して、新豊橋(しんとよはし)までの紹介です。小台橋の上流右岸堤防脇にあらかわ遊園の観覧車が見えます。あらかわ遊園は1922年(T11)に広岡勘兵衛が船方の煉瓦工場を廃して開園した遊園地で、王子電気軌道㈱に経営が移ったが、第二次大戦の影響で荒廃地となり都に転売。其の後、荒川区が1950年(S25)に低年齢層を対象とした「区立あらかわ遊園」として開園しています。園内の観覧車は1954年(S29)に設置された遊園のシンボルで、円環の直径は26m、高さ32m。入園料\200(乗り物券は別売)、所在:荒川区西尾久6-35-11。
あらかわ遊園の出入口付近に都電6000形が静態保存されています。1947年(S22)に登場した車両で、6年間に290両が製造され、前照灯が1ヶ所である事から「一球さん」と呼ばれて親しまれていましたが、2000年(H12)に京福電気鉄道で衝突事故が発生、ブレーキ系統の故障によるものでした。6000形もブレーキ系統が1系統である事から改修する必要が出たが財政難の為、予算が立たず2001年(H13)に廃車になっています。暫く荒川車庫で保存されていましたが、費用が掛かる事から譲渡先を公募し、最終的に此処のあらかわ遊園が選ばれています。
 

 

あらかわ遊園の隣に船方神社が在ります。船方神社は、725年(神亀2)に創建したと伝えられる船方村の鎮守で、1871年(M4)に船方神社に改称されています。祭神:日本武尊、大国主命、少名彦命、猿田彦命、所在:北区堀船4-13-28。
 

 

更に、隣に在るのが真言宗豊山派寺院の延命寺です。延命寺は、応永年間(1394~1428年)の頃、小橋(現在の西尾久6丁目)に開基され、1678年(延宝6)に先程の船方神社の別当になっています。山号:舩方山、院号:地蔵院、所在:北区堀船4-10-12。
 

延命寺の裏側が隅田川なので、橋が見えるか確認しに行くと例のカミソリ堤防、一脚を使用して適当にバシャッバシャッしておきます。(前回Scene-79で使用)
 
延命寺前の路地を西に600m程進むと、白山神社です。創建は不詳、近在神社の伝承と同じく源義家の奥州征伐時に創建したと云われ、当地の鎮守社でした。祭神:伊邪奈美命、所在:北区堀船3-11-3。入口の鳥居は1887年(M20)奉納の明神鳥居、狛犬は1929年(S4)の奉納です。
 

 

隣に在るのが真言宗豊山派寺院の福性(ふくしょう)寺です。福性寺は江戸時代前期1625年(寛永2)の創建で、開基は篤信法師との記録が残っています。山号:白王山、本尊:大日如来像、所在:北区堀船3-10-16。
 

福性寺から隅田川沿いの路地を400m程進み、前回紹介の首都高中央環状線高架下を潜り、石神井川に架かる豊石橋を渡ります。石神井川の浅瀬にヒドリガモが、顔を羽の中に突っ込んでお休み中でした。バシャッバシャッ撮っていると、お目覚め。お早う、日本語が通じないのか?シカトされました。Bye now!
 

其の儘進むと100m程で真言宗豊山派寺院の西福寺です。西福寺は、豊島清光の娘(足立姫)が亡くなった事を悲しみ、行基菩薩に依頼して制作した六阿弥陀佛(江戸六阿弥陀)の一つを本尊として創建したと云われています。山号:三縁山 、院号:無量壽院、所在:北区豊島2-14-1。四天王門の天井には最近のタッチによる天女の画が描かれています。
 

 

四天王門の入口左右に金剛像の阿形と吽形、裏側には風神と雷神像が護衛しています。
 

 

正面の最深部に本堂が在り、横に阿弥陀如来露座大仏像が祀られています。
 

隅田川沿いに戻り、カミソリ堤防脇を800m程進むと前回紹介の豊島橋です。其の儘左に大きくカーブする川沿いに約1000m進むと、本日最終地点の『#37新豊橋』に到着です。
 

新豊橋は隅田川右岸の北区豊島と左岸の足立区新田を結ぶ橋で、一般道が通ります。橋の名前は両岸の地名、新田、豊島からの合作ですね。
 

桁橋をアーチで補剛する構造で橋の形を洗練させた新たな橋梁形式が考え出され、2007年(H19)年度土木学会田中賞(作品部門)受賞、同じく2007年度グッドデザイン賞「建築・環境デザイン部門」受賞、土木学会デザイン賞2009最優秀賞受賞などの数多くの賞を得ています。成程、アーチ部が鋭い曲線でスッキリとしているね。
 

 

 



名称:新豊橋
構造種別:鋼アーチ補剛単純箱桁
河口からの距離:20.6km
橋の長さ:105m
有効幅員:12.8m
竣工:2007年(H19)





>>>後書き<<<
ソチ冬季五輪、開幕。開会式で五輪マークが四輪マークに、プーチンが怒っていましたね。序盤の日本勢の成績は予想通りで、メダルは此れから、此れから。
土曜日のドカ雪、久しぶりに地元でも25cmは積もりました。お蔭で東京競馬は順延、遡上探索も河川敷の雪が消えるまで暫く自宅待機です。次回は隅田川の豊島橋から遡上したストック分で、新豊橋、新田橋、新神谷橋、新岩淵水門管理橋までの紹介で、隅田川遡上編の最終回です。

テーマ:風景写真 - ジャンル:写真

  1. 2014/02/10(月) 02:06:16|
  2. 隅田川

Scene-79 隅田川左岸 『首都高中央環状線橋梁、豊島橋』


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【次回アップ予定:2月10日】
今回は隅田川左岸の尾久橋から遡上して、首都高中央環状線隅田川橋梁、豊島橋までの紹介です。尾久橋上流から小台橋手前の一部区間のみスーパー堤防で、その他はカミソリ堤防!ウンザリです。隅田川下流部で見掛けた海掃船が此処でも水面清掃をしていました、行動範囲が広いんだね。
 

小台橋から川沿いに200m程進み、荒川商業高校の角を右折すると小台公園が左手に在り、公園の園名柱に蛙のオブジェが乗っています。色、形がリアルな造りで良く出来ているね。異人館の銘が入っているだけで詳細不明です。
 

小台公園の前に在るのが小台地区の天祖神社です。小台天祖神社は、小台の鎮守として1939年(S14)の創建で、1955年(S30)に江北氷川神社より分祀したと云われています。祭神:天照大御神、所在:足立区小台2-9-1。参道正面の神明鳥居は明治百年記念の奉納なので1968年(S43)、南参道の鳥居は紀元二千六百年記念と記されているので1940年(S15)の奉納です。
 

 

 

左岸沿いに進んで行くと巨大な障害物となる、みやぎ水再生センターが在ります。北区の大部分と板橋・豊島・足立区の一部を対象とした下水、汚泥処理施設で、此処の水再生センターに取り込まれる下水は水質指標であるBOD(生物化学的酸素消費量:Biochemical oxygen demand)値160を、2の値に浄化してから隅田川に放水されています。みやぎ水再生センターの空からの絵はGoogleから拝借しました。
 

此の先に首都高中央環状線橋梁が在るのですが、水再生センターが邪魔で橋の絵が撮れません。どういう事、醬油う事。なので、対岸と上流側から撮る事にします。水再生センターを迂回して北上し、次の目的地の珠明院に寄ります。曹洞宗の珠明院は、然室存廓が開山となり創建したと云われています。山号:金龍山、本尊:正観音如来像、所在:足立区小台2-42-16。
 

更に北へ300mの処に足立区宮城の氷川神社が在ります。宮城氷川神社は豊島重信の子、重中が南北朝時代に足立郡宮城の地を開発、守護神として武蔵国一宮氷川神社の分霊を勧請して創建した神社です。祭神:素盞嗚尊、所在:足立区宮城1-38。
 

 

西へ隅田川沿いに戻ります。川沿いには首都高中央環状線の高架が走り、近くに城北小野田レミコン(生コン:Ready Mixed Concrete)が在ります。スーパー堤防の土手にコンクリート石杭が埋まっています。上に東京都のマークと矢印、側面に「河」の表示、なんですか此れ?見なかった事にしても良いけど、杭だけに悔いが残るので、検索だ。河川境界標識で、堤防と道路との境界を示す杭でした。
 

直ぐ上流に架かるのが豊島橋なのですが、其の前に『#35首都高中央環状線隅田川橋梁』を撮影しながら紹介します。隅田川右岸の北区堀船と左岸の足立区宮城との間に架かり、首都高中央環状線の中央環状王子線(板橋JCT~江北JCT区間)が通ります。2010年(H22)に大橋JCT~西新宿JCTが開通しており、此の時期に隅田川橋梁も架橋されています。
 

 

 



名称:首都高中央環状線隅田川橋梁
構造種別:連続トラス
河口からの距離:18.7km
橋の長さ:約160m
有効幅員:約9m
竣工:2010年(H22)推定






首都高中央環状線橋梁の上流800m程の位置に架かるのが『#36豊島橋』です。右岸の北区豊島と左岸の足立区宮城を結び、都道307号王子金町江戸川線が通ります。橋の名前は北区の地名からの命名です。
 

 

現在の橋の上流300m程の隅田川が蛇行する「天狗の鼻」と呼ばれる場所に、鎌倉時代から続くとされる「六阿弥陀の渡し」が在り、初代の橋は1925年(T14)に木橋が架けられました。老朽化によって1960年(S35)に下流の現在位置にゲルバー式鋼製桁橋として架けられた後、1995年(H7)に地盤沈下と老朽化によって7年の歳月を経て再架橋されています。
 

 

 



名称:豊島橋
構造種別:鋼ローゼ桁
河口からの距離:19.5km
橋の長さ:106.7m
有効幅員:15m
竣工:2001年(H13)





>>>後書き<<<
最近の天候、特に気温の寒暖差が激しくて体調が狂いそうですね。インフルエンザも流行りだしているようなので、遡上探索で電車移動する時はマスク着用で注意しなくちゃ!今週からソチ冬季オリンピックが始まりますね、過去最高の金メダル獲得予想も出ているけど、どうなるやら?頑張れ!NIPPON!!
次回は隅田川右岸の小台橋から遡上して、新豊橋(しんとよはし)までの紹介で、隅田川遡上編のラス前になります。

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  1. 2014/02/05(水) 02:07:41|
  2. 隅田川

Scene-78 隅田川右岸 『小台橋』


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【次回アップ予定:2月5日】
今回は隅田川右岸の尾竹橋から遡上して、小台橋までの紹介です。尾竹橋の下では釣りに興じている人が居ますが、中々当たりがありません。傍でヒドリガモが、おこぼれ頂戴待ち状態で「おっちゃん、餌ついてんのか?」と心配しています。右岸上流はカミソリ堤防ですが、味気ない景観を少しでも良くする目的で、蔓性観葉植物のマツコデラックス、もとい!(もとい!は軍隊用語だそうで、元へ戻るの意味です。小学生の頃、軍隊あがりの先生が頻繁に使っていてクラスで流行った記憶が有ります)。もとい!ヘデラ・ヘリックスで壁面緑化されています。ヘデラ・ヘリックス(西洋木蔦)はウコギ科ヘデラ属の蔓性観葉植物で、イングリッシュ・アイビーとも呼ばれており、原産はヨーロッパ、北アフリカ。日本には明治の終りに入っています。壁に訳の判らないヘンテコなイラストを描かれるよりは、良いかも!
 

 

前回紹介の尾久橋まで1600mを護岸沿いにテクテクと進みます。前回紹介の舎人ライナー橋梁手前で遊歩道は途切れ、立入出来ないカミソリ堤防に戻ってしまいます。
 

尾久橋の先隅田川沿いの路地を200m程進むと真言宗豊山派の華蔵院が在ります。華蔵院の創建年代は不詳ですが、室町時代末期から江戸時代初期に掛けての創建と推定されています。山号:大悲山、寺号:観音寺、本尊:正観音像、所在:荒川区東尾久8-46-2。
 

南方向へ200mの処に尾久八幡神社が在ります。八幡信仰のもと尾久の総鎮守として栄えてきた神社で、創建は定かではありませんが、社に伝えられている最古の棟札には1385年(至徳2)と記されており、勧請されたのは南北朝以前である事が知られています。江戸時代には当地周辺(旧上尾久村、旧下尾久村、旧船方村)の鎮守、明治期には村社に列格していました。境内社:厳島神社、稲荷神社、祭神:応神天皇、所在:荒川区西尾久3-7-3。入口鳥居は1937年(S12)奉納の明神鳥居です。
 

 

八幡神社の前が都電の停留場になっていて都電が停まっています。懐かしいね。帰りは此奴で帰るとするか。
 

隣に曹洞宗寺院の大林院が在ります。1643年(寛永20)に三田の功雲寺内に開創された駒込大林寺末です。明治時代に廃寺となった此の場所の願勝寺跡に移転し、現在に至っています。山号:霊明山、所在:荒川区西尾久3-9-5。本堂の入口階段に猫ちゃんが日向ぼっこで気持ち良さそうに熟睡しています。起こさないように望遠でパチリ。
 

 

更に隣に真言宗霊雲寺派の地蔵寺が在ります。地蔵寺は1751年(宝暦1)に分了智範和尚が地蔵堂として創建したのが始まりで、1759年(宝暦9)武蔵国久良郡金沢領寺之前村に所在していた無住の地蔵寺の寺名を譲り受け、現寺号となっています。山号:金光山、院号:宝珠院、本尊:地蔵立像、所在:荒川区西尾久3-10-6。
 

 

100m程隅田川沿いに進むと、本日最終地点の『#34小台橋』です。右岸の荒川区西尾久と左岸の足立区小台とを結び、都道458号白山小台線(小台通り)が通る橋です。橋の名前は左岸の地名に因んで付けられています。
 

架橋前は、小台の渡し又は尾久の渡しが在った場所で、小台橋が最初に架橋されたのは1933年(S8)で、関東大震災後の都市復興事業により架蹴られた橋です。其の後老朽化により現在の橋に架け替えられています。
 

 

 



名称:小台橋
構造種別:鋼ニールセンローゼ桁
河口からの距離:17.3km
橋の長さ:122m
有効幅員:15m
竣工:1992年(H4)





>>>後書き<<<
尾久八幡神社を紹介した時に見た都電で、JR大塚駅経由にて帰宅しましたので、序に都電の紹介です。中学生時代には黄色に塗られた都電で新宿や渋谷に遊びに行った記憶が有ります。かつて東京都23区内を中心に多路線を展開していた都電路線は殆ど廃止され、1972年以降唯一現存する路線が荒川線で、荒川区南千住の三ノ輪橋停留場から新宿区西早稲田の早稲田停留場まで12.2kmを結ぶ、東京都交通局を事業主体とする軌道路線です。7000形は1954年(S29)に登場した路面電車、9000形は2007年(H19)に登場の車両で、レトロ車両(モチーフは明治から昭和初期の東京市電の車両)の装飾が施されています。
 

次回は隅田川左岸の尾久橋から遡上して、首都高中央環状線隅田川橋梁、豊島橋までの紹介です。

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  1. 2014/01/30(木) 02:12:22|
  2. 隅田川

Scene-77 隅田川左岸 『舎人ライナー橋梁、尾久橋』


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【次回アップ予定:1月30日】
今回は隅田川左岸の千住水管橋から遡上して、舎人(とねり)ライナー橋梁、尾久橋までの紹介です。千住水管橋の上流側、川沿いの路地100m先に橋戸稲荷神社が在るので寄ります。橋戸稲荷神社は、926年(延長4)の創建とも、1490年(延徳2)の創建とも伝えられています。祭神:倉稲魂命、所在:足立区千住橋戸町25-1。拝殿前の神狐は1906年(M39)の奉納で、左側の狐様は鼻もげらで可哀そう状態です。
 

 

隅田川沿いの一般道を500m程進むと、地図に櫻神社と記載されていますが、場所は2010年(H22)に㈱ニッピ本社ビルが建設されている場所で本社構内です。此の場所の櫻神社を検索してもヒット無しなので、ニッピの沿革を検索。日本皮革㈱として1907年(M40)に大倉組皮革製造所、桜組、東京製皮、今宮製革所が合併して設立された会社との事です。推定すると、其の中の桜組に関係する神社と云う事なのですかね?良く判りません。なので、創建も祭神も不明、所在:足立区千住緑町1-1-1。明神鳥居は1993年(H5)の建立。
 

 

千住水管橋先はカミソリ堤防が続いて見処も無いので、日光街道沿いに在る神社に寄りながら進みます。600m程進むと道路脇に八幡神社(白旗八幡宮)が在ります。1908年(M41)に現在地に白旗八幡宮の社殿を建て、仲町氷川神社の境外摂社として信仰されたのが始まり。勧請の時期は不明ですが、足立区の各地に残る源頼義、義家の奥州討伐の伝説のひとつがこの八幡で、源義家が隅田川の渡裸川の渡し場を渡る際に、両岸に白旗を立て目印にした事に因んでいると云われ、此の時の白旗が納められているとの事です。祭神:誉田別命、所在:足立区千住宮元町3-8。入口の神明鳥居は1908年(M41)奉納。
 

 

更に50m先の千住警察署入口信号を左折して100m程進むと千住神社です。926年(延長4)に地区の鎮護と五穀豊穣を祈って伏見稲荷より御分霊を勧請し、稲荷神社を創立したのが始まりで、1279年(弘安2)には一の宮氷川神社の御分霊を勧請し、氷川神社が近くに創立されています。1872年(M5)両社は、村社と定められ翌年に稲荷神社を氷川神社に合祀して西森神社と名を改め、其の後、郷社と定められ、1915年(T4)以来、千住神社と改称されています。祭神:須佐之男命、宇迦之御魂命、所在:足立区千住宮元町24-1。入口の鳥居は1866年(慶応2)奉納の古い明神鳥居です。
 

 

狛犬は1830年(文政13)の建立で芸術的な造りで、いいね~。左手に神楽殿が在ります、古い造りですが戦災で焼失し、境内の建物は全て1958年(S33)以降に再建されたものです。(@_@)え~、桜だ!枝は小ぶりだけど境内に早くも桜が咲いていました、寒桜と書いてあります。一番早く咲く桜で、寒緋桜と山桜の雑種と推定されているらしいです。近くに富士塚も在ります。富士塚は、戦国時代から江戸時代初期、開祖・角行により始まった富士山登山信仰・富士講に基づき、富士山に模して造営された人工の山や塚です。
 

 

 

300m程西に移動して隅田川に戻ります、此の辺りは東京電力の千住火力発電所(1963年(S38)に稼働停止)の跡地であり、都市再開発と同時にスーパー堤防が構築されています。当時、千住火力発電所には巨大な4本の煙突が立っていて、見る角度で重なって3本、又は2本に見える為、付近住民からは「お化け煙突」の名で呼ばれていました。少し進むと帝京科学大学千住キャンパスが在り、先程のお化け煙突の一部を利用したモニュメントが校舎脇に飾られています。正面から見ると昔のお化け煙突の様子が判ります。
 

 

帝京科学大学千住キャンパスの直ぐ上流が前回紹介の尾竹橋です。橋の上流には短い遊歩道があり、又々カミソリ堤防に戻ってしまいます。堤防を離れても北200mで荒川、此処は中洲みたいな場所で見処が無いので、ひたすら堤防の脇を1600m進み、『#32舎人ライナー橋梁』を目指します。(あ~退屈だ!此の堤防何とかせい、足立区長)
 

 

漸く、東京都交通局日暮里・舎人ライナー橋梁に到着です。舎人ライナーは荒川区の日暮里駅と足立区の見沼代親水公園駅を結ぶ、2008年(H20)に完成した、東京都交通局が運営する案内軌条式鉄道?何のこっちゃ。運転手がいない、コンピュタ制御による自動運転の新交通システム路線です、成程。
 

 

 



名称:東京都交通局日暮里・舎人ライナー橋梁
構造種別:上路鋼3径間連続鋼箱桁
河口からの距離:16.6km
橋の長さ:238m
竣工:2006年(H18)






上流側に接するように架けられている橋が本日終着点の『#33尾久橋』で、右岸の荒川区東尾久と左岸の足立区小台を結び、都市計画道路放射11号尾久橋通り(都道58号台東川口線)が通る橋です。此の場所は熊野の渡しが在った場所で、尾竹橋、小台橋の架橋により廃止されています。
 

 

 



名称:尾久橋
構造種別:3径間連続鋼床鈑箱桁
河口からの距離:16.6km
橋の長さ:431m
有効幅員:24m
竣工:1968年(S43)





>>>後書き<<<
メタボ予備軍の健康指導で歩く事、野菜を多く摂るように言われています。野菜は煮ると食べやすいので、手間だけどカップ麺を止めて、袋ラーメンに野菜を極力入れる様にしています。最近作ったラーメンの内容は、ミックス野菜+ソーセージ+卵、もやし+ベーコン+卵、小松菜+生卵、生卵の時はスープを少な目で絡めて食します。マイブームはコショウをバサバサ、バサバサと此れでもかと云う位、ぶっ掛けて食べるのが刺激的で美味ですよ。
 

 

 

隅田川遡上も残り4Sceneで完結!次の遡上河川候補を選択中です、多分「荒川」かな?次回は隅田川右岸の尾竹橋から遡上して、小台橋までを紹介します。

テーマ:風景写真 - ジャンル:写真

  1. 2014/01/25(土) 02:16:15|
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