ぶらっと遡上探索

河川沿いの散策、橋と付近の名所を写真で紹介します。偶にSpotで色々と...

Spot-21 八王子 『高尾山』


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次回アップ予定:
Scene-147 浅川右岸 『中央本線梁橋、水管橋、浅川橋、八高線梁橋、NTT専用橋、大和田橋』(12/19 12:00)
浅川の終盤近くになると南4km程に高尾山が在るのですが、冬季に入る今の内に登って来ました。なので、今回は高尾山の様子をSpotで紹介します。高尾山は東京都八王子市にある標高599mの山で、多くの観光客や登山者が訪れます。因みに年間の登山者数は約260万人を超えて世界一です。自宅からも近いので8:00頃に自宅最寄り駅から京王線分倍河原駅経由で高尾山口駅まで45分、9時前に到着。平日なのに駅前は登山する学生で一杯でした。駅前の細道を右手方向に200m程進むと、高尾山別院不動院が在ります。高尾山薬王院の別院で、現在の建物は1988年(S63)に再建されたものです。不動院の先70mに高尾登山鉄道の清滝駅が見えます。山頂へのルートは、稲荷山コース(3.1km)、6号路(3.3km)、1号路(3.8km)、1号路とケーブルカー、エコーリフトとの併用などのコースが有り、体力に応じて選択可能です。3kmも山道を歩けないので、1号路の途中の高尾山駅までケーブルカーで行きます。片道:480円、15分間隔運行で乗車時間:6分で到着。




高尾山駅前から山頂まで1号路を約2km上がって行きます。高いだけあって道端のモミジも色良く紅葉しています。200m程進むと、蛸杉と呼ばれる不思議な形をした樹齢450年を越える杉が在ります。昔、参道を新しく拡張する際に邪魔になるので切り倒そうとしたら、一夜の内に後ろに退いたと云う伝説が残っています。以前は触る事が出来、テカテカでしたが現在は柵で保護されています。更に100m進むと、薬王院の浄心門が建ち此処からが薬王院境内となります。右側に4号路、門の先左側が3号路に分岐しており、左には修験道の祖と云われる役行者(えんのぎょうじゃ)が祀られている神変堂が在ります。




150m程進むと男坂(108段の階段)と、緩やかな上り坂の女坂に分かれますが、何方も250m程で権現茶屋の前で合流します。合流点の後ろ側に仏舎利塔へ続く坂道が在ります。正式名は高尾山有喜苑仏舎利宝塔で、お釈迦さまの真身骨がタイ国王より分贈されたものです。仏舎利宝塔付近の紅葉が綺麗ですよ。




参道は立派な杉並木が在り、1966年(S41)の台風26号でかなりの被害を受けましたが、最大で幹周り5.6m、高さ47mの巨木が残っています。


暫く進むと薬王院の四天王門が右手に見えます。三間一尺の八脚門、重層入母屋造り、桜門形式で、屋根は瓦棒型銅板葺という木造総檜造りです。境内を道成に進むと右手に朱塗りの仁王門が在ります。門を潜ると正面が薬王院の本堂です。薬王院の正式名称は高尾山薬王院有喜寺、744年(天平16)に聖武天皇の勅令により東国鎮守の祈願寺として、高僧行基が薬師如来を刻み安置したのが開基とされており、永和年間に京都醍醐寺の俊源大徳が飯綱大権現を祀り、修験道場として以来、時の武将達の帰依、保護を受け寺は栄えました。




本堂の右手に並ぶのが左端から、弘法大師を祀る大師堂、歓喜天が祀られた聖天堂、愛染堂、鐘楼堂です。


本堂脇から上に登ると本社の飯縄権現堂が在り、左脇には飯縄大権現の随身として高尾山を守る天狗を祀る天狗社、福徳稲荷社が在ります。飯縄権現堂脇の1号路の石段を上がって行くと、奥の院不動堂が在り、本尊の不動明王、行基菩薩・俊源が祀られています。隣に在るのは浅間社で本尊は浅間大菩薩です。




残り600m程で山頂、1号路の登山路は舗装されていて、山頂まで楽に登れます。道端には野菊の種類のシラヤマギクが沢山咲いています。山頂に近付くに連れて色々な木々の紅葉が深まって来るのが判ります。漸く、山頂に到着、たかが600m程の山ですが、普段山歩きしていないのでキッツ~です。御褒美は山頂の紅葉で一番綺麗ですね、此処に来る時に電車からは富士山がハッキリと見えていたのに、山頂からは静岡方面の天候が崩れたみたいで御目に描かれませんでした(残念)。冬場の時季ならば、高い確率で大室山の右後ろに姿を見せます。紅葉の木陰に移動、駅前で買った弁当を食べながら暫し休憩してから下山です。






帰りは途中に吊り橋が在る4号路で下山します。下りだから楽だと思ったら、階段の段差が高くて着地の時に膝に来て、登りよりキツイね。道が平らになったと思ったら木の根っ子で、凸凹。山道の片側は柵が無い崖なので油断するとコケて滑落するので注意ですよ。




1km程下って吊り橋が見えました。1969年(S44)に竣工の「みやま橋」で全長36m、幅は1.5m程です。橋の下は木々で遮られていて高さが掴めませんが、下から30mの高さとの事です。


400m程で往路の1号路に合流、帰りはエコーリフトで帰るかな。高尾山駅から200m程離れている山上駅へ向かいます。エコーリフトも片道480円、待ち時間がゼロなので天候が良い時はケーブルカーよりは便利ですね。所用時間12分で山麓駅に到着、京王線で帰宅です。山麓駅付近の紅葉も綺麗でしたよ。






>>>後書き<<<
次回は通常Sceneに戻り、浅川右岸の滝合橋から遡上して、中央本線浅川梁橋、浅川水管橋、新浅川橋、八高線梁橋、NTT専用橋、大和田橋までの紹介です。

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  1. 2014/12/15(月) 12:00:00|
  2. 奥多摩

Spot-8 奥多摩 『川乗谷の紅葉と滝々』


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『ぶらっと遡上探索』多摩川編の最終取材が10月中旬だったので紅葉シーズン前に終わってしまい、奥多摩の紅葉がご覧戴けませんでしたね。なので現在、紅葉がピークな奥多摩の景色をお届けします。唯、紅葉だけだと面白くないので、奥多摩川乗谷(かわのりだに)に点在する滝巡りも一緒にどうぞ。
本日(11/19)のスタート地点はJR奥多摩駅、何度も訪れた駅で懐かしいね。日原鍾乳洞行きバスの始発8:10分に合わせて、8:01分に到着です。駅前に止まっているバスは平日なのに既に満員!同世代の引退組と元山ガールだね。約15分(¥250)で日原街道の川乗橋バス停に着きましたが、約半分の人が一緒に降ります。殆どが川乗山(標高1363m)へ登山する人で、手軽に登れる山なので初心者に人気らしいです。バス停横が川乗山登山口のゲートで左脇から入ります。目の前を流れる日原川の紅葉、良い感じで色付いていますね。
 

 

奥多摩の天気は晴れ時々曇り、気温6℃~12℃の予報なので、少し寒いけど歩くには丁度良い温度です。先ずはルート確認、此処から川乗谷に沿う林道と登山道で百尋(ひゃくひろ)ノ滝まで約5km、現在の標高418mから870m位まで、途中に在る7箇所程の滝を観ながら遡上します。現在8:40分、通常90分の徒歩コースです。林道は緩い登りだけど整備されていて歩き易く、眼下には川乗谷の豊富な水流も見え足取りは軽いね。
 

 

林道の杉並木の切れ間からは、奥多摩の素晴らしい紅葉が望めるし、川乗谷には大きな落石で堰止められた小滝が数え切れない程在り、早く歩いて行くのが勿体無いね。
 

 

又々、小滝です!此処までは手撮りなのでスローシャッターだと若干のブレが見られるけど、上流には未だ沢山の滝が在り、其方では三脚とNDフィルタを使って本格的に撮影しますので、期待して下さい。撮影しながらなので、後続の登山者にドンドン追い抜かれ最後尾になりました。まぁ~目的が違うから、気にならないけどね。林道にはガレキがゴロゴロ転がっていて、デカイ岩が道路脇の側壁を破壊した跡も在り、横の崖を見上げると落石予備軍が睨んでいます、桑原桑原。
 

 

奥多摩の山々は植林された杉が多く、紅葉になる木々は一部ですが、杉の緑の中に浮かび上がる紅葉も綺麗ですね。距離的には1/3程度歩き、此の付近に聖滝が在るのですが崖下で其の姿は見られません。手前200mに水利への道が在り、沢沿いに降りて進めば行けるのですが、川の中を進む箇所が在るとの事なのでパス。夏場だったら行っても良いけど、今の時期はゴメンナサイです。代わりに近くの小滝をパチ~リ。
 

 

林道沿いには山草も在る筈なのですが薄暗くて判りません。目に付くのは赤が鮮やかなマムシグサの実(日光霧降で見たのと同じ)で、彼方此方に咲いています。間もなく竜王橋を通過、此処の紅葉も綺麗です。
 

 

竜王橋の上流に小滝が見えます、落差5m程の中位の名も無い滝です。橋の先から緩い上り坂で落ち葉が沢山在り、踏み締めながら歩くとクッション代わりで足裏が楽ちんです。林道の左下に沢の流れが近く見え、此の辺りから三脚とND16、それとリモートレリーズの登場です。TVを1sec設定で、取り敢えずパチ~リ。お~良い仕上がりだね、P-ModeだとNDを付けていても適正露出に調整してくれるので楽だし、50倍ズーム付きでPowerShotは使い易くて良いですよ。
 

 

 

NDで遊んでばかりいると時間がどんどん過ぎて行くので、NDを外して遡上、遡上。銀杏、もみじの紅葉も撮らなくちゃバシャッ、バシャッ。暫く進むと落差9m程の大きい滝が在ります。多聞、『魚止の滝』だと思います、何せ案内看板が無いもので良く判らんのじゃ。滝は上からの絵しか撮れませんでした。本当は、誰かが残した滝下へ降りる縄梯子が林道脇にぶら下がっていたのですが、ロープが古そうだし崖下の構造も判らず単独だと不安(SoftBankのガラ携は圏外でした)なので、縄梯子は見なかった事にしました。
 

 

 

400m程進むと略中間点の細倉橋に到着です。橋の袂に上流からの落差17mの沢水を利用した水力発電小屋が建ち、隣に在るバイオマストイレの動力を賄っています。此処から先は、トイレは無いので此処で減量して序に一服休憩です。此処まで約1時間半、撮影しながらなので良いペース配分だし、今日は次の予定も無く日光の滝巡りの時と比べたら楽勝です。さて、最終目的地の百尋ノ滝まで残り1.9kmだ、ボチボチと行きますか。
 

 

登山道沿いに川乗谷の紅葉を見ながら、杉で覆われた右岸沿いの登山道を進みます、杉は細い木でも太い木と変わらずに真っ直ぐに伸び、良く倒れないものだと感心します。川乗谷のもみじ、鮮やかですね。
 

 

登山道から200m程で下百尋の滝が見えて来ます、此の先、次から次へと滝が登場しますよ。滝下へは降りられないので上からの撮影だけど、小枝が視界を遮り撮りにくいね。正面へ移動すると、今度は導水管が滝の前に写り込みます。こんな時は編集ソフト『Adobe PhotoShop』の出番です、導水管をゴミ消しツールで処理すれば、こんな感じに修正出来ますよ。
 

 

滑り止めが付いた木橋を渡り、左岸の沢沿いに進みます。又、此処でNDを使ってお遊びです。緑に苔生した岩に降り積もった落ち葉と川の流れのコントラストが良いですね。登山道はガレキの道や濡れ落葉の道と変わるので、崖下へ滑落しないように注意して歩く必要が在ります。2番目に登場する木橋は 谷側に傾いていて、木の上は滑るので山の法面側を歩きます。先客が滑って横木を壊した跡も見えます、危ないね~。
 

 

 

階段状の木橋を上がると最も狭い山道が在ります。右下はかなり深い崖なので、此処は集中して慎重に歩きます。写真撮っている場合じゃ無いですよ!此処を過ぎると左下に『長滝』が見えます。横縞の入った黒い岩盤の上を滑るように落差約15mを流れ落ちる滝です。手前の木が邪魔なので、又、消して見ます(ハハハ)。
 

 

『長滝』の先に『三筋滝』が見えます。落差は3m程の小さい滝ですが、横に幅広く三つの滝が連なる事からの名前です。滝の真上に架かる木橋を渡り対岸へ移ります、其の前に橋の上から撮影。ダメだ、手撮りだとブレる!三脚を取り出し、前後に人影が無い事を確認して狭い橋の上に素早く設置、撮影完了です。
 

 

 

5本目の木橋を渡ると山道は沢沿い近くを通り、対岸にチョロ滝が見えます。山道は再び上りに入り、ガレキの道、上からの蔓にも注意です。幅員の狭い箇所が此処にも在りますが、落ちても下の木に引っ掛かるので大丈夫、じゃないか。連続する木橋、何本目かな?全て撮っていれば6本、7本目ですね。
 

 

 

眼下には沢の流れが見え、小滝も沢山在ります。三筋滝から100m程で『ウスバの細滝』手前の木橋に着き、木橋の右側に滝が見えます。滝の下で先客が撮影中なので、フレームから捌けるまで暫く待機休憩です。此方に気が付き挨拶、ビューポイントを譲ってくれました。『ウスバの細滝』は落差7m程で、川乗谷の支流から流れ込む滝です。水量は少なく、其の状態から付いた名前なのかな?判りません。
 

 

 

『ウスバの細滝』から400m程で登山道の左側に三つの小滝が繋がっているのが見えます。一番上が『釜滝』、下の二つが『二段滝』と呼ばれていて落差は何れも3m程です。木橋を渡り先に進みます。
 

 

10本目の木橋を渡ると沢沿いから山道へと上り始め、木道の階段で上に上へと登ります。登山道に架かる木橋を渡った辺りから下りに入り、右側に見える沢下まで降ります。
 

 

沢の下まで降りて来ると新しく出来た木橋が在ります。付近に大鋸屑も落ちていて、現地調達、現地組立で造られている模様です。重機も入れない場所で、良くこんな太い丸木を組むね、感心と感謝です。最終目的地の『百尋ノ滝』まで、残り一山を登れば着きますが本日最大の傾斜で足元もガレキで不安定なので、撮影は中断してカメラと三脚をデイバッグに入れて登山に専念します。
 

 

急な登山道を7分程で登ると、『百尋ノ滝』と『川乗山』への分岐標識に出ます。最後の木橋を渡り、木製の階段を2つ降りると滝下に出られます。階段は急勾配だけど、脇に備え付けられた玉結びのナイロンロープを使えば安全ですよ。
 

 

『百尋ノ滝』に到着、時間は11:20分。90分コースを例の如く撮影しながらのゆっくりペースで160分掛け、撮影カット数は340枚でした。『百尋ノ滝』は落差約40m、川乗谷上流部に在る奥多摩山域で有名な滝の一つです。滝の左側には断崖絶壁が連なり雄大な景観です。滝下では滝壺への落水が舞い上がり、寒い位の風を受けますが心地良い気分です。帰りのバス停時刻は13:46分、下山は撮影無しで普通に歩くので90分として、此処で50分程時間に余裕が有るので、昼食休憩を30分取ってから下山する事にします。
 

 

 

川乗橋バス停に予定通りの90分で下山完了、20分程バスが来るまでベンチで休憩です。略定刻にバスが到着、奥多摩駅の売店で定番のワサビ漬けを買って帰宅、ワサビ漬けを刺身で包んで食べると美味ですよ。本日の徒歩数18420でした。
 

>>>後書き<<<
川乗谷に点在する多くの滝を撮影しながらの山登り、紅葉も綺麗で楽しめました。なんたって、時間に余裕がある行動は、のんびり出来て良いですね。此れで温泉が有れば最高なんだけれど、あれれ!奥多摩駅から徒歩10分で『もえぎの湯』が在ったじゃないの、うっかり八兵衛でした。Spot-8は此れで終わります。
来週からは多摩川遡上編に続き、隅田川遡上編の連載が始まりますので、引き続き閲覧の程、宜しく願います。

テーマ:風景写真 - ジャンル:写真

  1. 2013/11/21(木) 02:45:52|
  2. 奥多摩

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